やっぱり重いですねぇ

木もれ日の中のJudge号

木もれ日の中のJudge号。サドルを高くしてます。

私が所有する4台のバイクのうち、Prophet号とRize号は稼働率が高いのですが、下り用に特化されているため用途が限られているCannondale Judge号はたまに常設ダウンヒルコースに行くときに駆り出されるくらいで、それ以外は放置状態となっています。

先日sadaさんがKLEIN号を駆っておられたので、私も思い立ってJudge号の動作確認も兼ねて引っ張り出されていました。

木もれ日で色が飛んでいますが(なんかうまく撮影できないですね)、6月の富士見以来放置していたためにチェーンに錆が見られます。Prophet号は洗車後注油したのに、Judge号はどうも忘れていたのでしょうかね…。完全なるミスです。

出かける前にチェーンクリーナーで洗浄したのですが、それくらいでは頑固な錆は落ちません。まあ、機能的には問題ないのでこのままにしておいて、次回以降常設コースに駆り出すような場合にはチェーンを交換しましょう。

Judgeはそんなにコギは重くありませんが、Prophet号やRize号と同等のスピードで走ろうとするとそれは大変なことだと思います。ただ走り始めは、前後ともサスペンションストロークが長いのでふわふわしていて、快適ではあるな、と思っていました。

ただ、走行中にペダルの回転を止めてしまうと、ラチェットの音が極端にうるさいので、周囲に人がいるときには下り坂でもなるべくペダルを漕ぐように努めます。

往路の途中に長目の下り坂から左に曲がるところがあるのですが、Prophet号やRize号と同じ感覚で曲がってしまったら、かなりのアンダーステア。曲がりきれないところでした。まあダウンヒルバイクですし、ステムは短くヘッドは寝ていて、ハンドリングはまったりしてますよね。ホイールベースも長いし。

いくつかの公園を越えて周回ができる公園に入り、普段はProphet号やRize号で走るそのコースをそのままJudge号で走ります。途中の小高い丘を上るときは、Prophet号やRize号では主にフロント側で変速しますが、Judge号にはフロントがありません。思わず左のシフティングを空振りしたあと、赤面しながら右のシフティングで上ります。2メートル程度の段差だと思うのでなんとかなりますけど、のぼり返しとかではなくいきなりの上りとなるのでJudge号の場合はかなり強くペダリングする必要がありますね。

Judge号でも3周目くらいまでは快適でしたが、4周目くらいになるとももの裏側がきつくなってきます。軽く感じられていたペダリングも重くなってくる。車重は20kg程度もあるし、タイヤは2.5inchもあるし、サスペンションはフロント200mm、リア220mmもあります。なんかフローティングブレーキとか余計なものを外して、2010 GIANT GLORY 1の16.3kgに近づけたいところです。

今日はそれほど距離は走っていないはずなのに(20km程度かな)、ちょっと疲れが残っていますね。D系のバイクで1000m級の林道を「登って」しまう赤が好きさんとかは半端じゃない体力の持ち主であることがわかりますね。

一番斜度の強いところ

一番斜度の強いところ

ちょっと疲れたので、戻って神社の裏の急斜面を駆け下りることにでもしましょうか…。Judge号は下るためのバイクですからね。

現在この場所にアクセスための橋が工事で遮断されているので、別の橋から迂回しましたが、あまりにも長すぎる…。学校とそのグラウンドの周りを1周しなければいけません。

で、写真のポイントに到着しました。この写真はカメラについているセンサを使ってカメラを水平にして撮影していますが、先ほど分度器を当ててみたら、バイクの傾きは最大で50度を越えると予想されます。最大斜度は78度ほどありますが、バイクはその部分は飛び越えてしまうのであまり関係ないでしょう。

周回と移動のためにXC並に上げていたサドルを普通のポジションに直し、前後ストロークに余裕があるはずのJudge号で下ります。しかし…。なんかうまくバランスがとれないですね。もしビンディングペダルを使っていたら、昨日のPrphet号で走ったときのように転けたかもしれません。

いったんここを抜けて、反対側の公園に戻って水分補給をしたあと戻ってきました(このバイクは当たり前ですが、ボトルケージが付きませんので)。ただ、さっきの迂回路はいくら何でもですので、バイクを持ち上げて階段を上りました。でも、このバイクは重いだけでなく担ぐようには出来ていないので、こういう使い方はきついです。

サドルを下げた本来の姿のJudge号

サドルを下げた本来の姿のJudge号。給水ポイントで。

2回目は思ったラインを走れず、上の写真に写っている木の方向に吸い込まれそうになりましたが、かろうじて脱出しながら抜けました。この木の幹にハンドルなんかがぶつかっていたら目も当てられなかっただろうな…。やっぱりうまく行かない。

3回目もヘンにバイクが動揺して足からペダルが外れ、片足で着地という感じでしたね。なんで?

よく考えてみると、この奥のほうはJudgeでおりたこともあったけど、ここは初めてでした。奥の方とかは多数の根っこが斜めに走っていますが、高速で抜けきることができるので、やはり私が持っているバイクの中ではJudge号の性能が顕著に表れます。

それに対して、昨日、今日走ったこの写真の場所は、バイクの速度を相当落とさないと最後のところで木をなぎ倒し、特殊な目的で作られたと思われる「小屋」に突っ込みかねません。

ダウンヒルバイクのJudgeは高速で下りを抜けるのは得意なのかもしれませんが、バイクの速度をギリギリまで落としてゆっくり進入するような場所は苦手なのかな…。ま、私にスキルがもう少しあれば問題ないのでしょうが、あまりにうまく下りられないので凹みました。昨日はゲストに「あんな場所ですごい安定してますね!」なんてほめられて上機嫌だったのですが。

帰ってきて、放置のために汚れていた部分を金鳥サッサで掃除しました。最後の富士見が悪天候だったため、かなりの土汚れが残っていましたね。上の2枚の写真と比べると、だいぶきれいになりましたよ。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • おはようございます。おぉっと,今度はJudge号出動でしたか。
    (何だか“日替わり定食”みたぃですね…笑)

    思っていたより重いんですね・・・20kgともなると,ママチャリ+子供1人かな・・?
    いつも感心するんですが,この重さで日々走る母親は凄い! と・・。
    (母は強し! ですよね)

    …はさておき,Judge号もカッコ良いですよ。上写真のクロカン風は(?_?) なんですけど(笑
    本来の姿だとキマっています。こうやって拝見すると,やはりProphetの流れを汲んでいるな・・と思いますね。
    神社の裏のDHコース? ,けっこう凄い斜度ですけど・・ここ,下るんですか? (◎-◎;)

    ずいぶん昔にKLEIN号で土手を下ったら,前転してエラい目に遭った身としては・・・
    たぶん,無視しちゃう角度ですね…(爆。

    ※そうそう,シルバーのフレームは写真を撮りにくいですね。
    どうしても光が反射するので,下写真のように木陰で撮られるのがベストだと思います。
    特にストロボは御法度ですので,撮れる場所も限られてしまいますが…。

  • こんにちは。久々にJudge号を引っ張り出しました。
    確かに、ママチャリ号 + 子供1人って、考えてみるとすごいですよね。私も何度かはやってみたことがあるのですが、あまりに不安定で何度も転けそうになり、怖かった記憶があります。妻は体重20kgを越えた次男をいまだに乗せることがありますから、すごいなあと感じる次第ですね。
    私はSCOTT RANSOMを持っていた昨年まではトップチューブに次男坊を座らせて走ったことはありましたが…。

    > 本来の姿だとキマっています。こうやって拝見すると,やはりProphetの流れを汲んでいるな・・と思いますね。

    Judgeは発表当初はCraciaという名前でしたね。ProphetもJudgeもセドリック・グラシア選手が設計に協力していたと思います。基本的な外形はProphetとJudgeはそっくりですね。

    > ずいぶん昔にKLEIN号で土手を下ったら,前転してエラい目に遭った身としては・・・

    やんちゃですねぇ。この写真の奥の土手は斜度はもう少し緩いのですが、友人のひとりがJudge号で挑み、前転して顔面から着地してしまったことがあります…。長男も前転こそしなかったものの一番下まで来てバイクから吹っ飛ばされていました。
    私はKLEIN号では下ろうと思わないかも(爆。ストロークの長いフルサスのProphet号でもサドルをギリギリまで上げたXCポジションのまま下ったら非常に危なかったので、本当にXCバイクだと前転しちゃうかもしれないです…。

    > ※そうそう,シルバーのフレームは写真を撮りにくいですね。

    なるほど。やはり日が当たる場所ではきついのですね。家に帰ってMacで見てから「えっ。こんなになってたの」って気づきました。ストロボたいたらすごいことになりそうです。

  • サイズと色と価格に折り合いがつかず、ボトルケージの
    装着に悩みながら・・仕方なしに駆けていただけです(笑

    ヂャッジ号も Prophet号も、KVや DVを思いださせてくれる
    遠目に見ても、一目で cannondaleだと判るステキなフレーム
    ワークだと思います、最近のは FOESか INTENSEかサンタか
    シルエットだけでは判んないフレームになりつつありますね
    (それでも欲しいくらい現行機種は魅力的ですがw)

    >バイクの速度を相当落とさないと〜
    “バイクの速度を相当落とさない”・・ままで、その速度と
    リスクを楽しめるのが “ソレ” 系の MTBだと思いますよー(笑

    まぁヂャッジやセッション、デモや DHS-MONOとか M6などは
    積極的にコースに持ち込んで楽しむ専用機材になっちゃうですね

  • 赤が好きさん。こんばんは。

    FOES号での林道ライドは、写真を拝見するたびに感心していましたよ。cannondaleだとJudgeとかPerpで登っていくようなものだと思いますからね。今回Judge号で普通の公園を駆けてみたわけですが、それが長く延々と続く上りだったら、と思うとぞっとします。1000m級、1500m級とかいったら、軽量のProphet号でもかなりの苦行になると思います。

    > 一目で cannondaleだと判るステキなフレームワーク

    本当にそうですねー。できれば踏襲してほしかったです。ですが、現行機種は画期的なものが多くて、それはそれで魅力的ですよね。昨年のSCOTTのHTバイクの軽さや価格にもびっくりしましたが、今年のFlashはそれ以上のインパクトですからね。遥かに軽いのに安いのですから。

    > “バイクの速度を相当落とさない”・・ままで、その速度と
    > リスクを楽しめるのが “ソレ” 系の MTBだと思いますよー(笑

    おっしゃる通りJudge号は「専用機材」です。もちろん本来の使い方を理解した上で今回は近所ライドに出してみたわけですが、この場所ではやはり速度をぎりぎりまで制限しないと「自然破壊」と「器物損壊」間違いなしです。バイクが壊れたり自分が怪我したりするのは自己リスクだからいいんでしょうけど、着地点で木をなぎ倒したり、その少し先のカラス小屋を破壊してしまうわけにはいかず(笑。
    DHコースで走ると、それはもう私の拙いスキルでもものすごい性能を発揮しますよ。

    この急斜面ではやっぱり、Chaseが一番楽しめましたね。

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