エアゲージの数値がまちまちだが

3つのエアゲージ

今日は1日雨は午後まで、強い雨が降り続きました。地面が濡れていることもあって、またライドをサボる理由ができました。

そんな中、夕方に届いたもの。

TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2です。

今秋のゲレンデDHでタイヤの空気圧の重要性がハッキリしたこともあって、タイヤ用のエアゲージを新調してみました。

一番最初に使っていた一番右側のパナレーサーのアナログゲージは単位がkgf/cm2もしくはkPaなんですよね。私は最近海外動画を空気圧を参考にしていたからpsiを使うことが多くなっていたんですけど、アナログゲージでは換算が面倒くさいので何年か前に中古自転車ショップでまん中のパナレーサーのデジタルゲージを買い増しました。ただ、私が持っている旧式のこのデジタルゲージでは、空気を抜きながらのリアルタイムエア圧を図る方法が分からず(ロックされちゃう)、抜いた後何度か計り直すとかをしなければいけなくて面倒くさく感じました。これ、なんか方法があるんですかね? (※1)

先日、トレイルライドでFさんがお持ちだった、新型のパナレーサーのデジタルゲージは少し使いやすくなっていて、アナログのように減圧値がリアルタイムに計測できた記憶があり、当初はこの新型にグレードアップしようかと考えていました。

ただ、パナレーサーのアナログゲージを買った頃は私はフロアポンプもパナレーサーでした。しかし、それが壊れてからは2台続けてTOPEAKを使っています。TOPEAKのフロアポンプメーターはPanaracerのそれに比べると低めにエア圧が計測されることが分かっており、これではPanaracerの基準までエアを入れると以前よりタイヤが硬くなってしまいます。そんなこともあって、TOPEAKに換えてからは以前より低いエア圧を基準にするようにしました。

これはエアゲージについても同じ事が言えるようでした。過去に、Trail-Sさんがお使いのエアゲージがTOPEAK製だったので、パナレーサーのものと比べたことがあるんですが、同じ空気圧なのに私のは柔らかく、Trail-Sさんのタイヤはガチガチに硬い、ということがあったので。

いったんこの違いを考慮した上で、フロアポンプのメーカーに合わせて今回、TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2を買うことにしてみたわけです。

この紹介動画が分かりやすかったのでご紹介しておきます。やはり、パナレーサーに比べてTOPEAKは低めに計測されていました。ただ、その理由はゲージにバルブを填めるときにエア漏れ」が起こるのが原因だろう、との結論でした。

私もYETI SB5cのフロントタイヤで試してみましたが、この動画で説明されているように、確かにTOPEAK(トピーク) SmartGauge D2はバルブを挿す瞬間に「プシュッ」とエアが抜けてしまいます(※2)。この時点でもうかなりの幻滅でした。で、計測された値は1.1bar。その後、パナソニックのデジタルゲージでは1.22bar。TOPEAKで先に計測してこの結果なので、両メーカーが計測する空気圧の違いがエア漏れだけでは説明できないことを示しています。その後アナログゲージの計測ではbar換算で1.47bar。アナログゲージはちょっと外れすぎているような気がしますが…。

TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2は、動画で説明されているように少し空気を多めに入れてエアゲージで調整、というような使い方しか出来ないような気がします。むむ。やっぱり2000円以上安いパナレーサーにすべきだったかな…。

Amazonのレビューを見ると、このエア漏れについて誰も触れてなかったんですよね。先にこのYouTube動画を見ておけばよかった。ただ、バルブコアの開放を最小限にした上で使えば、エア漏れも最小限にできるように感じたので、これで我慢するか…。「簡単」という意味ではTOPEAKのほうが深く挿さなくていいとか、優しい面もあるので。

あと、TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2bar表示が小数点1位までしか表示できないんですね。旧式のパナレーサーのゲージは小数点第2位までです。なので、一通り全部測り終えた後、エアを足さずに再測定するとパナレーサーデジタルゲージは1.20barに減ってましたが、TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2は変わらず1.1barでした。タイヤだと小数点1位まで測定できれば十分なのか…。なんかとても残念な気がしてきた。

またコレクションになってしまいそうですけど、パナレーサーのデジタルゲージを買い増すかもしれません…。何やってんだろう。

ちなみにTOPEAK JowBlow Boosterフロアポンプでは旧式パナレーサーデジタルゲージと同等の数値が出ました。記憶ではパナレーサーのフロアポンプとアナログゲージがほぼ同値だったと記憶しています。

まあ、タイヤの空気圧については自分の中で適正値を持っておくしかなさそうですね。

※1 旧式のパナレーサーのデジタルゲージ、調整モードというのがありました。マジかよ…。これでよかったじゃん。

  • https://panaracer.co.jp/products/pdf/manual_cycle_01.pdf

※2 TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2の「プシュッ」でどの程度エアが漏れるのか、0.01bar単位で測定できるパナレーサーデジタルゲージで計測してみました。

すると Pana1.28bar → TOPEAK1.1bar(1プシュッ) → Pana1.29bar(増えた?) → TOPEAK1.1bar(2プシュッ) → Pana1.28bar…と0.01bar単位では有意な差が出ませんでした。MTBのエアボリュームが多い低圧環境では1プシュッ、2プシュッくらいでは大きな誤差にはならなさそうでした。ならばまあ、TOPEAK(トピーク) SmartGauge D2を頑張って使いましょうかね。今までF1.2bar、R1.3bar位だったのを、F1.1bar、R1.2barくらいに設定すればいいのかな。

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