やっぱりLeftyのほうがいいよね

Cannondale Prophet

今日は散髪の日。近日次男の卒業式があるので、それまでに身なりを整えようと思って。担当の美容師さんが産休、育休に入られるので、これが最後のつもりだしたが、4月一杯はおられるとのことだったので4月中にも予約を入れておきました。

美容室に行くのにCannondale Trail SL4 29erを使ったんですが、平地を走ることに限定すればやはりこいつが最強のような気がします。とにかく走る。

さて。今日はいよいよ、Cannondale Prophetの2023年春バージョンを完成させます。

まずはヘッドパーツにいろいろなものを組み合わせて作っていた関係でしっかり嵌まっていなかったので、これを変更します。

上ワンを外すのは久々だったので苦労するかと思いましたが、意外にあっさり抜けました。

シールが硬化して少し傷んでしまいましたが、CANE CREEK DOBLE Xに換えました。以前持っていたCannondale Chaseに付属していたヘッドセットです。この他に新品のヘッドセットも持っていたはずなんですが、どこにあるのか良く分からず。

これならばピッタリきれいに決まります。高さが出るので、ハンドル位置は低く出来なくなりますが。いつもなら圧入工具を使うところ、今日はプラハンでたたき込む作業で対応しました。場合によってはこの方が楽ですね。

昨日作業したときに使った工具を取りだしたら、Leftyのエアバルブから噴き出したヘドロのようなオイルがベッタリ。工具をキチンと清掃できていなかったみたいです。こんな状態でもLeftyはオーバーホールにより性能を元に戻すことは出来るんだろうか…。

分かりにくいですが、こちらは、新品のLefty Max 140 XLR Carbonから噴き出したオイル。まん中の葉っぱについた緑色の液体がそうです。今回のPBRのような、ヘドロになる前はこんなにきれいな液体だったのではないかと思われます。

ちなみに、エアを抜いて伸縮させるとダンパー内をオイルがぐじゅぐじゅ動く音はしてますね。ロックアウトを解除するとこの音がしなくなる…。

ワイヤーをノグチのカラーインナーワイヤーに換えます。チェーンの長さは、ちょうどいい長さだったのでそのまま使うことにしました。

一通り変速系を確認して、問題無さそうでした。ワイヤーの戻りの抵抗はまだ多少ありそうで、シフトアップは少しもたつき感は残っていますが、Cannondale Prophetの2023年春バージョン、これにて完成とします。

今回の改修で、Cannondale Prophetは普通に走れるバイクとして復活しました。

段差を飛び降りた後のストローク確認。FOX 32 FLOATだと90mm程度しかストロークしません。同じサグ20%でも、DVO Beryl D2とは全然反応が違います。リアはほぼフルストロークしてますね。

走っていてもすごくコツコツくるので、この久し振りな乗り味に違和感あり。Prophetのリアは昔から作動感が希薄だな、という印象で、このManitou Swinger 3Way Airは尚更その感じがありますね。

この階段も安定して下りられる感じはしました。

工事が終わったばかりのエリア。新しいものが設置されてまだそんなに時間が経っていないはずのベンチが2つ、なくなってましたね。工事が終わって間もないためか、まだ土が軟らかかったり荒れたりしているこの場所では、若干ハンドリングが不安定な感じもあったかな。

この場所だけでなく全体的にバイクを倒したりするときに、ちょっとハンドリングに危うさを感じることがありました。ハンドルが自然に切れ込むときに感じる不安です。KさんのLeftyだと全くそんなことはないので、やはりこのバイクは基本的にLeftyを前提に設計されたバイクなのかもしれません。夏のボーナスが出たら、Lefty Max 140 PBRと、Lefty Max 140 RLC Carbonをまとめてオーバーホールに出したい…。

このバイク、間違いなくトレイルを快適に走る能力はあると思います。が、平地ではちょっともっさり感が強くLeftyを使っていたときのような軽快感はない感じ。

初期の組み立て時より若干サドルを下げ気味に設定してあります。ストロークが110mmしかないため、一番下に下ろしたときに実用的に腰を落とせる位置を考えたらこうなりました。ただ、トレイルへの自走を考えれば、やはりあと1cm程度上げた位置に戻したい気がする。

かなりいい状態に仕上がっているとは思うけど、これだとYETI SB5cに近すぎる感じがする。乗り比べたときに差が小さい。

最後に武蔵野園さん前で休憩。リアサスのリバウンドの設定を推奨値にしているんですけど、効きすぎる感じがするので、一度全開してみることに。その状態でストロークさせたら…。

リバウンドノブからダンパーオイルと思われるものが噴き出しました。白濁はしているものの、昨日Leftyから吹き出たダンパーオイルに比べれば透明できれい…。とか言っている場合じゃないか。

なんかこのあと自宅まで走るのに、ビシッと効いてたSPVがあまり効かなくなったような気が…。リアサスの動きをあまり感じさせないはずのProphetがYETI SB5c、もしくはRizeのような感じに。下りとかだとこれで良さそうだけど…。このリアサスも使い続けるのであればオーバーホール必須ですね。

家へ帰って久々に、Cannondale Lefty Max 140 RLC Carbonを開梱してみた。

以前にいしさんから譲っていただいたCannondale Lefty 140 RLC Carbon 2010。外観的には今回入手したPBRなんかよりずっときれいなんですよね。

140mmタイプはPBR/XLRとは違って2010年の1年しか作られなかったものなので、結構希少価値はあるかもしれません。一定以上にストロークさせたときに発生する異音、ベアリング周りにグリスを塗り込んだら解消されないかな…?でもそれ、前にも試したことがあるような気がするな。

コイルタイプって、ダンパー部分とスプリングの部分が完全に分離されるからかなり細かい設定が可能になるんですよね。前に持っていたSPV+シリーズもそうでしたけど、リバウンドだけでなく、LSCも適切に設定できました。こちらはエア圧ではなく、ダイヤルでコントロール出来る分、便利です。

ただ、Leftyで頻繁に発生するベアリングのマイグレーションを解決したい場合は、トップキャップを開けた上でストロークさせる必要がありますが、RLCは見ての通りキャップを外すのが大変で、面倒くさいのが難点です。以前に海外から輸入したリバウンドの壊れたRLCを分解したことがあり、この時はめ直すのがさらに大変でした。同じように戻したつもりだったのに、今度はロックアウトとコンプレッションダンパーが全く調整できなくなったりして。

でも、このロックアウトはレバーをグルグル回す必要がありましたから、普通の操作でもあまり便利ではなく、RLCのうちLは要らないんじゃないかとすら思いましたよ。

オーバーホールに出すとしたらこっちが先かなあ…。久々にこれ、使ってみたくなってきた。でも、使ってベアリングが壊れたら…と思うと怖くて。

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