さらば… Cannondale Prohet 2000

いつかはそんな日が来ることは覚悟していましたが、まさかこんなに早まるとは…。

全ては、以前Prophetにシングルクラウンフォークを組み込んだときに使ったヘッドセットが見つかったことによります。

このデカすぎるヘッドセットがちょっとアンバランスな感じがして、換えてしまおうという気になったのです。

この状態でフォークを入れようかと思ったとき、よからぬ思いつきをしてしまいました。これが良くなかった。

前回失敗したこれを入れようと思ったのです。今回のセットだと、Lefty専用のシールを間に挟めるから大丈夫だろうと。

Prophetはメインバイクにはせず、たまに乗るバイクになるはずなので、多少の不調には目をつぶって、Lefty Max 140 Carbon RLCを入れてみることにしました。

このとき、ワンポイントファイブ用のベアリングではなく、HeadShock用のベアリングを使ってしまったのが今回の事態を引き起こす原因となりました。このステアリングチューブの一番下の外径は40mmですが、これはHeadShock用ベアリングの内径より若干大きめで、通常のワンポイントファイブ用ベアリングの内径に合ったものだったのです。

はめるときにものすごくきつくてその時点で気付けば良かったものを無理矢理たたき込んでしまって、ホッとしたのもつかの間、上のベアリングやスペーサーが外れてしまっていることに気付き、一度これを抜かなければならなくなってしまったのでした。今度は上から抜こうとするのですが、キツくてなかなか抜けません。小一時間頑張りましたが無理。

この疲れた状態で作業を続けたのがいけなかった

私がたたき込んだプラハンの位置がずれてProphetのフレームを直撃してしまったのです。

それほど強く当たった感じはしなかったのに…。

フレームは大きく凹み、左右の部分にそれぞれ複数のクラックが入りました…。

頭が真っ白になりましたが…。そのうち、「Leftyだけでも救ってやろう」と思いながら気を付けて叩き続け、ようやく外すことができました。何百回叩いたことでしょうかね。全身が疲労しています。

たった一発のミスで、自転車はおシャカになってしまうんだな…ということを改めて認識しました。自分のバカさ加減に泣けてきます。

2013年に入手し、10年所有していたCannondale Prophet 2000のフレームもついに終焉を迎えました。それも私のこの手で導いてしまった。入手したとき2万円台半ばだったので経済的なダメージはそう大きくはないものの、お気に入りの一台でしたから。

このProphet 2000はもともと訳ありのフレームだったし、もしかしたらお互いにこうなることを望んでいたのかもしれない、と思う気持ちもどこかにあります。それで今回は私の気持ちに折り合いを付けることにしました。

ここ1ヶ月くらいで急激に進めたCannondale Prophet再生計画はこれにて終了です。また、私とProphetの付き合いにもこのフレームの破損をもって幕を下ろすことになりそうです。

Kさん、Cherokeeさん。いろいろとご協力いただいたのに、こういう結果になってしまい申し訳ないです。

本当に残念ですが、Prophet 2000のこの前三角は廃棄となります。本当にごめん…。この10年、本当にありがとうございました…。

それにしても、ドロッパーシートポストや新ブレーキの調子は今までに無く良くて、本当にもったいないことをしたなあ…と思ってしまう。昨日の仕様のまま放置しておけば、今も普通に乗れていたはずのProphet。

傷心状態でないと言えば嘘になりますが、意外に落ち込んではいません。というのも、過去のバイクであるProphetに意識を割かれることが今後ないためです。要するに「断捨離」と同じ結果になったのでしょう。

夕食を取った後は、YouTubeのKnockoutチャンネルで、ぱんちゃん璃奈選手復帰のエキシビジョンマッチを拝見しました。彼女が昨年末に逮捕されたことは多くの方が報道でご存じのことと思いますが、現在も捜査は継続中ということながら、すでに大きな社会的制裁を受けていますし、そんな中でもまた格闘技がしたいと戻ってこられました。このことについては、ファンとして素直に応援したいと思っています。

初めてのボクシングルール、2分2Rマッチ、8オンスグローブのエキシビジョンということ、さらには事件の後の復帰と言うことで彼女もかなり硬かったし、力は出し切れていない感じはあったと思います。ただ、彼女はキックボクシングルールではパンチが顔面に集中してしまいがちでほとんどボディを打てていなかったのですが、今日のルールでは1ラウンドの最後から2ラウンドまではボディを打ち分けられるようになっていたことに気付きました。相当練習したのだと思います。ボディ打ちはまだフォームが固まっていない感じはあったものの、エキシビジョンとはいえ、試合の中で多数出せたのは大きな成長だったと思いました。

しかし、この試合を通してより感心することになったのは、ぱんちゃん璃奈選手の相手を務めた土木ネキこと、坂本瑠華選手の根性です。

経験の浅い坂本選手が、無敗の元チャンピオン相手に4分間、非常に多くのパンチを被弾しながらも最後まで立っていました。もちろん、ただ立っているだけではなく彼女の持てる力で全力で反撃していたのです。

試合自体もそうですが、その後のマイクパフォーマンスにも感心。元々彼女はぱんちゃん選手に憧れていて、その願いが叶ったことにすごく感謝していることと、自分が強くなった後にまた、無敗のチャンピオンとして復活したぱんちゃん選手とまた戦いたいと発言していたのです。

一発でファンになりました。坂本瑠華選手。これからも頑張って、是非チャンピオンになってください!

夜ライドはYETI SB5cにて。昨日、一昨日に乗ったProphetと比べると、乗り慣れているためかよりスムースに走れます。

26インチのProphetのほうが扱いやすいセクションは確かにありますけど、YETIに乗るとやっぱり安心する…。

以前はよく使っていたヒコーキ広場近くの自動販売機。最近、好みの飲み物がない。

同じく、武蔵野園さん前の自動販売機にも飲みたいものがなくなってきた。それで最近は競技場の近くの自動販売機やSB運動場の自動販売機を使っています。

自宅近くまで戻る頃には雨も落ち着いてきていました。武蔵野園さん前の草地も少し濡れているようですが、グチャグチャになるほどではありませんでした。

いろいろあった1日でしたが、今日一番の出来事は次男の国試受験があったこと。Prophetの傷心が小さく済んだのも、もしかしたらこっちの心配のほうが大きかったからかもしれません。東京マラソンとも重なった国試でしたが、交通機関のトラブルもなく試験会場まで行けたようでした。東京会場では数千人が受験する年一の資格。24日の合格発表まで、気の抜けない日々が続きそうです。とりあえず、3年間の勉強、お疲れさまでした!

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