Rebirth

フロントだけ2012年モデルのサスペンションを入れたことで、少々アンバランスな感じのCannondale Prophet号。

こうなることは想定して事前に入手しておいたのが、2012 Rockshox Monarch Plus。

Rock Shox Rear Shocks Monarch Plus RC3 High Volume Rear Shock 2011 200x51mm Str. Tune-Mid Reb/Hi Comp

Rock Shox Rear Shocks Monarch Plus RC3 High Volume Rear Shock 2011 200x51mm Str. Tune-Mid Reb/Hi Comp

Rock Shox Monarch Plusでは、コンプレッションダンパーの強さ別に3つのチューニングが選べます。Prophetのホイールトラベルは140mm。Monarch Plusのストロークは51mmなので、推奨ダンパーチューニングはMid 〜 High。今回はHighのチューニングを選択しています。

Plusだと、今までのManitou Swinger 3-Way Air 2008より100g程度重くなるのですが、フロントも極端に軽くなったし、機能重視でリザーバータンク付きを選択。

また、今回はハイボリュームになるということでそのへんがどのように感じられるか楽しみなところではあります。

付属のポンプ使いやすく、計測されるエア圧も市販のものと同じ値を示します。コンパクトだし、今後Prophet号ではこのポンプを使おうかと思いますが、同じサスペンションメーカーのFOXポンプだけ、同じ圧を目指すと極端に高圧になります。なので、Spicy号とJudge号はFOXポンプ。共通に使えれば一番いいのですけどね。

さて、入手したのはいいのですが、これまで使っていたManitou用のマウントハードウエアは径が違っていて使えません。そこで、Rock Shox用のマウントハードウエアで、Prophetのサイズに最も近いものを注文。それが届くのをずっと待っていて、ようやく装着。

ついに換装

ついに換装

Rock Shoxはサグの計測がしやすいのがいいですね。エアの設定は前後とも120psi。覚えやすい設定です。この設定で、コンプレッションダンパーをMaxに設定したときが25%(Prophetの推奨サグ)、Minに設定すると約30%になります。

Cannondale Prophet 2005 + Lefty Max 2012 + Rock Shox Monarch Plus 2011

Cannondale Prophet 2005 + Lefty Max 2012 + Rock Shox Monarch Plus 2011

ううむ。見た目は格好良くなった気がしますよ。リザーバータンクの出っ張りで、前三角の隙間が埋められた感じがしますが、もともと前三角に肩を入れて担ぐような使い方もしていないし、よしとしましょう。

今日はあまり時間がなかったのですが、この仕様でいつもの練習場所に出かけることにしました。舗装路ではコンプレッションをMAXに設定します。すると、リアがガチッと固まりますね。両脚で圧をかけてもあまり沈みません。でも、不思議とコツコツ感はなく、意外にスムースな感触です。

少し斜度の強い舗装の登り坂は、リアの作動感はほとんどなく、フロントもロックアウトするととてもバランスよく登っていく感じです。

2010年初にProphet号で吹っ飛んだ段差

2010年初にProphet号で吹っ飛んだ段差

最初に通過したのがこの階段セクション。↑は2010年に吹っ飛んだときの写真です。ここはどのバイクで下りても「ガガガッ」と来ますが、Leftyを2012に変えてからそれがより顕著になっていました。

ここに入る手前にコンプレッションをMinにして進入してみました。このサスペンションはMinでもコンプレッションは効いた感じがしますが、Spicyに付属してきたフロントフォークのRock Shox Domainとよく似た感じの収縮感で、私個人はスパッと沈むより好きな感触です。

このパートでは多少リアタイヤに引っかかり感はあるものの、安定はしていた感じがします。もう少し使い込んだらあたりが出てくるのかもしれませんね。

神社の裏に行ってみると、結構地面が濡れています。ここのところ雨でしたからね。

大きな段差が続く通路で

大きな段差が続く通路で

ここを下りた感触は…。素晴らしかったですね。キャンバーになっているところは下りて押しても前輪が滑るようなコンディションだったのに、妙に接地感があってコントロールしやすいな、と感じました。本当はこの下の斜度が強いところも行きたかったのですが、進入したところでどうしても滑ってバランスを崩すので、途中で止めました。また骨折したらシャレにならないですから。

今日は一帯が全体的に滑りやすかったですね

今日は一帯が全体的に滑りやすかったですね

今日はライド早々に大きめの落とし物を踏んでProphet号に異臭が発生していました。なぜか、冬場は落とし物ヒット率が高いのです。フレームについたソレを水で流した後は軽いポタリングに切り替え。

ポタリングの途中にスタンディングをいろいろな地形で練習しましたが、Prophetは他のバイクよりバランスが取りやすい気がします。

このバイクはもともと、Manitou SPV+の技術を前提にしたもので、今思えばかなりバランスが取れていたと思います。今回は前後をRock Shox技術を採用したサスペンションで揃えたこと、ホイールも2010年モデルであることで、バイクそのものがとても「進化」した印象を受けました。もちろん、バランスも取れています。何度か書いていますが、願わくば、フロント側のコンプレッション調整をもう少しできればと。多分現在のLefty Maxは低速側のコンプレッション制御の代わりにロックアウトを提供しているのだと思います。それでも低速で走るテクニカルセクションなどではSPV+のような低速側コンプレッション調整ができると、バイクを制御しやすくなる感じがします。

走りの軽さとか、地面から伝わる感触は2009年Rize号を少し思い出しました。Prophet号はCannondaleの初期のオールマウンテンカテゴリのバイクで、フレームの設計は古いかもしれませんけど、前後サスペンションが新しくなるだけでも変わるものだなと実感しています。

ここまで来ると、ドライブトレイン系も変えたくなりますね。それで、XTR 980系を調べてみたら、結構高い。10速化すると、フロントメカもリアメカも、すべて換えなければいけませんので…。ちょっとドライブトレイン系の調子は良くないんですけど、しばらくは9速のままバランスを取ろうかと思います。

Cannondale Prophet号

Cannondale Prophet号

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (4件)

  • あらら・・・またパワーアップしてる! (あ,おはようございます)。
    これでほぼ完璧! な仕上がりではないでしょうか。カッコ良いですねぇ。
    しかし,ここまでシャブリ尽くされた(感のある)バイクも珍しいのでは・・。

    現状ではRize 5のリアはFOX製ですが,(↑)Rock Shox製も入るのかなぁ・・?
    まぁリザーバーが邪魔なので,500mlのペットボトルが入らないですね,はぃ。
    さっきまで朝ポタやってましたが,流石に寒くなってきました(沈。
    それでも近所の公園は早朝散歩+ジョガーで一杯です。昼前だと,どうなりますやら・・。

    あとは2×10速化ですか・・・それでコンプリートって事ですね(ちと期待)。
    無駄に使わないフロントのインナーより,そっちの方が良いかもしれないですね。
    来期のお楽しみ って事で,ひとつ・・・o(^-^)o ワクワク。

  • sadaさん。こんにちは。
    とりあえずこれで、Prophet号のリニュアルが落ち着きました。でも、一つ手を入れると止まらなくなってしまうもので、ドライブトレイン系も、と思ってしまいます。
    10速化しようと思うと全部取り替えなければなりません。現在のドライブトレインがXTRなので、できればXTRで置き換えたいのですが、10速コンポーネントはまだ高額ですので、手が出ません。SRAMも高いんですよね。
    XTとXTRはミックスできるのかな? ちょっと検討してみたいとは思っていますが…。

    Rize5のFOX Float Rは動きが良かったですねよ。Rizeを売るとき、リアサスだけProphetと交換しようかと思ったくらいです。でも、マウントハードウエアの径が合わず、諦めたのでした。FOXのRP23か、Plusでない(リザーバーのない)Monarchはいいかもしれませんね。
    SpicyのFOX DHX 5.0 Airはシャキシャキ動作しますが、ProphetのMonarch Plusは少しヌルヌルというか、やはりメーカーによって味付けは異なりますね。Leftyに関しては、Manitou SPV+を搭載した2005-2007のLefty Maxのほうが高速走行には強い気がしますね。
    まだ、ブログでは紹介していないのですが、坂からバームのように使える斜面があって、そこで試したときなど、115psiの2012 Lefty Maxではグリッとつぶれてヒヤッとするような瞬間が何回かあって、120psiに上げてあります。2005もSPV+を弱く設定しすぎるとそんなことがありましたが、通常は富士見のAとか走っても心配するようなことはありませんでした(ジャンプ系の使い方では本国でトラブルがあったような話は聞いたことがありますが)。
    コイルとエアの差かもしれませんが、調整幅の差の差もあるように思います。

  • カッコよすぎる~
    未だにデフォルトのマニトウ使ってますが、未だにそれで満足しています(笑)
    とはいえ、羨ましい限りです。

  • まいるさん。こんばんは。
    私も6年半の間、ずっとマニトウを使ってきました。2005から2008に変更したことはありましたが、両者とも乗車感覚はまったくと言っていいほど同じです。
    Jekyllではそんなことはなかったのですが、2005, 2009ともにProphetは乗車中に「ぐりっ、ぐりっ」という独特な感覚がありました。出だしが渋くて途中の区域で突然動くからだと思いますが、まあ、そんなものなんだろうと思っていました(苦笑。
    リンク式のRansomやSpicy、Rizeではそんなことはないので、直押しのせいかなとも。
    また、Prophetはフレームサイズによってスイングアームとリアサスの角度が微妙に異なる感じですので、Mサイズとかだと感覚が違うのかもしれませんね。
    でも、Monarch Plusで明らかにそれがなくなりました! 収縮が一定という感じであの独特の感触がありません。まだ新しいからかもしれませんが。
    FRポジションでのProphetの平地での走りが極端に良くなった気がします!

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