落ち着く

昨日の回復走の最後に変更したサドルの設定がよかったのか?

昨日サドル位置を調整
昨日サドル位置を調整

このあと、自宅に戻って、サドルの先端をもう少しだけ下げています。

そして今日は、夕方以降の天候を心配しつつ、雨合羽を持ってZephyr号で通勤です。すると、意外なことに、なんか快適だし、よく踏める感じがします。移動先に到着するまで、大きな振動や突き上げを感じることもありませんでした。

たぶん、ポジションによるものです
たぶんポジションによるものです

多摩湖で感じた激しい振動や突き上げはおそらく、ポジションによるものだったのではないかと思います。

最初にZephyrに乗ったとき、やたら後ろ乗りな印象を受けて嫌だったので、ADDICTに近づける方向、つまりペダリングの膝の位置をスタンダードな位置に設定するポジション(水平にしたペダルの前側に載せた膝蓋骨の裏が母指球の真上に来る)を試みていました。2004年のBianchi ML3以来、ほぼずっとそのポジションを取ってきましたから、慣れているフォームがいいと思ったのです。

このフォームでZephyrに乗ると、あのADDICTでの走行記録更新も何カ所かで更新しているので、確かに「速い」。でも、ADDICT以上に振動が発生して疲れる気がして仕方がありませんでした。

今回、サドルをSLR KIT CARBONIOに戻したことで、若干後ろ側にマウントする形になりました。ANTARESより設定範囲が狭いため、あまり前に出せないのです。さらに前より先端が下がっておらず、水平に近い設定になっています。その結果、最初の後ろ乗りのような姿勢に近くなりました。

実はこれが、Zephyrにとっての素直な設定だったのかもしれません。若干後ろ乗りをすることによって、ハンドルへの上半身の加重が明らかに抜けました。その結果、前輪からの「ガイーン」が全くなくなったのです。また、この姿勢だと、サドルよりもペダルに重力がかかるような感じになって、よく踏めるのです。結果、お尻も痛くならないし、後輪の突き上げも感じにくくなる。

Zephyrの設計思想からして、素直にエンデュランスポジション的に設定するのが正解で、私のほうがそれに慣れる、というのが実は一番の解決策だったのではないでしょうか? 細いシートステーの湾曲、トップチューブやチェーンステーの潰し加工はあくまで、それを補助するくらいのもの、なのかも。

いずれにしても、手とお尻にかかっていた荷重がずいぶん小さくなり、踏めるようにはなりました。

「素直にエンデュランスポジションに従え!」

というのが、今回の私の結論でした。とはいいつつ、ミリ単位で設定を変えて、現在の私の最適解を見つけて行きたいと思います。

今回ようやく落ち着いたのはロードバイクだけではありません。

YETI SB66C
YETI SB66C

みなさん、薄々感じていたかもしれませんが、昨日Tさんに、非常に安価に譲っていただいたのです。この前提があったので、あのProphet 275も手放す決心もできたわけです。もともとついていたDT SWISSホイールからXTホイールに変えるのに、下手打ってパンクさせてしまったので、チューブレス化しています。フロントは3.0にするか迷いましたが、DT SWISSでどうしてもセンターが出せなかったので、一緒にいただいた新品の2.8を装着しています。

リアは空気が微妙に抜けているような気がするので、様子見になりますね。

これまでも、たった1回の乗車で衝撃を受ける、という経験を何度かしています。2005年に体験したSANTA CRUZ NOMAD、2013年にトレイルで乗ったProphet 2000 Mサイズ、2014年に乗ったSCOTT ADDICT R3の3台の印象は別格でした。でも、このYETI SB66Cの体験から受けた衝撃はそれらをも上回るものだったと思います。あのCarbineでもガタガタして乗れなかったような悪路をスムースに通過してしまったときは、本当に驚きました。プラスタイヤの効果、性能の高いリアサスの採用と、パーツアッセンブルも最適だったのでしょう。

このハンドル長はベストかも
このハンドル長はベストかも
FOX FLOAT X2
FOX FLOAT X2

現在の状態ですでに完成度がやたらと高い状態です。ドロッパーシートポストはありがたいなあ。これだけでトレイルの走破性が大きく変わりますから。

prologo + D.O.S.S
prologo + D.O.S.S

ブレーキが右前なので私の日常使いと逆、というところがありますので、ブレーキだけはホースを入れ替えるか、別のブレーキを採用するか、ちょっと考えねばなりません。

10速仕様ですが、42Tが付いているのでトレイルで困ることはないでしょう。ただ、リアディレーラーと37T-42Tの歯のクリアランスがギリギリなのは気になるところではあります。反面、10速のチェーンの丈夫さはなかなかいいなあ、と思いました。11速のチェーンを何度も引きちぎっているので、10速のほうが安心かも。ここはどうしようかなあ。

Sサイズではありますが、トップチューブのホリゾンタル換算はMサイズのCarbineと同じで、トップチューブが長目です。Carbineのときは、もしかしたらちょっと「大きめ」に感じていた部分がありましたが、今回は26インチバイクということで、ちょうどよいサイズ感。

Tさん、本当にありがとうございました。本来なら、現在の経済力ではとても買えるセットではありません。本当に感謝しております。

よし。断捨離です。私の所有バイクは下記の3台に絞ります。ここからはもう数年間動かしません。

  1. NeilPryde Zephyr (ニールプライド・ゼファー):通勤用 + ロングライド用
  2. Jamis Nemesis Team (ジェイミス・ネメシス・チーム):自走トレイル用 + 通勤用
  3. YETI SB66C(イエティ SB66C):トレイル用 + 常設コース用

Addictとcommençal absoluteは売却予定です。Prophet 2000はオブジェとして残しますが、マズイことに、Tさんからずいぶんおまけをもらっているのですね(苦笑)。26インチホイールは、もともとついていたDT SWISSの軽量ホイールをそのままいただきました。さらに、ホントにおまけでいいのか、DVO DIAMOND!! なんか、Prophetまで作れそうな勢いなんです…。しばらくは自粛します。

DVO DIAMONDは、YETI 66Cを常設コースに投入するときにいいかも。リアサスもリモートタイプを別にいただいていて(Kashimaコート)、たまに自走とかだとそっちのほうが良かったりして、とも思ってしまう。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • お早うございます。
    通勤快速号はセッティングが決まってきたようで、何よりですね。
    やはり、ポジション出しはシビアですなぁ・・確かに大事な部分なんですが、
    つぃおろそかになってしまう…(ダメやん

    ・・っととと。読み進めると、あんれま〜! で(笑
    そうでしたか〜。コッチは完全に読めてなかったですよ。まさか、イエティさんとは…。
    かなり実践的なバイクでしょうから、今シーズンのコース・ライドが楽しみですよね。
    しかし、本当に乗ってみたいと分からないもので・・周りのお仲間に感謝! ですねぇ。

    commençal号。自分もすっかり忘れていました(スイマセン)後半戦も怒涛の入れ替え…。
    スカッと気分良くライドを楽しみましょう・・って、自分も何とか考えないと(自爆

    • sadaさん。さっそくありがとうございます。
      今まではBianchi ML3を買ったときにショップに決めてもらったポジションをベースに微調整、くらいでよかったので、今回もそれを踏襲しようと思ったのですが…。根本的にジオメトリが異なる感じです。無理にADDICTに近づけるより、ゼファーのいいところを見つけて、それに私が合わせる必要があったんですね…。これに慣れると、たぶんもう、以前作ってもらったポジションには戻れないかも。
      MTBもタイヤの空気圧やサスペンション設定、ハンドル幅など、難しいところはいっぱいありますが、ロードでもこんなに混迷するとは(苦笑)。

      そうなんですよ。SB66Cは、譲っていただく予定でお借りしていたのですが、私のほうがようやくProphet 275に踏ん切りを付けて、SB66Cを選ぶことになりました。
      上手い人だと、Prophetの飛ぶような走りも楽しいのでしょうが、SB66Cは地面に吸い付くように走ります。リアの構造やリアサスの性能がすごいことは間違いないのですけど、プラスタイヤという選択も大きく影響している気がします。
      前回のトレイル走行では、Tさんはハードテールでも速くて余裕があり、SB66Cでも付いていけない難しいセクションはありました。それでも、バイクを下りたりせずにそのまま進む気になれるSB66Cには相性の良さを感じたんですよね〜。自分用に設定を出したわけではないのに、これはすごいと。本当にありがたい買い物で、大事にかつ思い切って乗りたいと思います。

      commençalはずっと乗らないでおいています。もったいないので、アクション好きの人にお譲りしたいところですね。

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