胸か!

先週末は休みなし。MTBにも乗れていなかったのですが、今日は少し早く作業を切り上げたので、18:00すぎくらいから走ることにしました。

裏山入口

裏山入口

時間もないので、当初SB山くらいで遊ぼうかと思っていたのですが、正直物足りない。難しいセクションはないけど、一番奥の公園まで走ることにしました。気になる裏山入口にも立ち寄りましたが、いつも猫が出迎えてくれたこの道は工事が本格化。この位置に支柱が入る、ということは、川幅が拡がってこの道も無くなるのかもしれませんね。ただ、大雨が降るとこの場所は確かに一番溢水が起こりやすい場所で、交通量もそこそこあるので危ないのは確か。仕方がないのかなと思います。

なので、さらに上に回って、別の入口から裏山に入ります。

八幡神社横の入口

八幡神社横の入口

まあ、裏山やSB山、といっても実際にはただの少し高い土手なのですが、長さがあるのでちょっとしたトレイル気分は味わうことができます。

今日のお伴は、先日トレイルを走ったばかりのLapierre Spicy。いま、これしかフラットペダルが付いていないから選んだ、ということもありますが、体に合っている感じがするんですよ。Sサイズなのですが、ちょうど扱いやすいサイズかも。もう一つ、軽めのホイールセットに細めのタイヤを履かせれば、これ一台でいろいろできたりして、と思ったりしています。

立入禁止の斜面

立入禁止の斜面

立入禁止になっている斜面にも行ってきましたが、下の広場はがれき置き場になっていました。

それにしてもものすごく暑い。この裏山周辺では、猫たちがあちこちに寝転がっていましたが、両足をのばして横になっていて、動きも鈍い。かなりへばっている印象を受けましたね。この猛暑はもう少し続くみたいですが、猫たち、大丈夫だろうか…?

今日は本当に久々にバイクに乗りました。トレイル以来だと思うのですけど、すべてを忘れて違うことをするのはやはり良いことのようですね。得られることもあるし。

そう。今日は、「胸か!」って思うことがありました。

武道の世界では「丹田」という言葉がよく使われます。へそ下3寸の少し奥位置にあるとも言われますが、これは人間の重心位置にもほぼ一致する場所です。武道で重視される訳ですね。

最近は身体操作ブームの影響があって、この丹田を「下丹田」として、「中丹田」「上丹田」がある、と提唱する人が現れ始めました。まあ、人体は一つの個体ではなく、それぞれの物体に重心があることを考えれば、それもまあ面白い考えではないかと思います。

この中で「中丹田」と言われるのが胸の位置です。実際には心臓があるあたりでしょうね。

かなり前にこのブログでも、「中丹田」を意識したらダウンヒルしやすくなった、と書いた記憶があるのですが、結局うまく活かせないまま忘れていました。でも今日それを何気なく思い出し、胸に意識を置くようにしたら、いろんなことがうまく行くようになりました。

胸を意識してみたらなんか調子がいい

胸を意識してみたらなんか調子がいい

私は、斬新な切り口の身体操作論をあまり信じておらず、参考程度にしか見ないのですが、「中丹田」の意識はアリかな? と思いました。今回何気なく試してみた意識の置き方は、私のいろんな弱点を改善するのに役立つことが分かったからです。

今日は胸に「眼」がある意識を持ってみたのです。眼といっても表面的なものではなく、胸に埋め込まれた丸い玉、眼球です。頭にある本当の眼で行き先を追うとほぼ同時か、ほんのわずかに遅れるくらいのイメージで、胸にある「眼」で行き先を「観る」ようにしてみました。

そうしたら、イメージ通りにフロントがあがったり、リアが上がったり、曲がれたり、スタンディングでより安定したりするじゃあないですか!

以前、Leapsの朝日先生から、「目線が下がる」「肘が下がる」という指摘を何回も受け、「目線が下がらないように」「肘が下がらないように」、気がつく度に修正を試みました。でも修正がなかなか難しくて、気がつくと以前のクセが出てしまっています。

これが、今回胸の眼で観るようにしたら、背中が曲がりすぎないので、自然に顔が上がるようになりました。同時に、カーブでは胴体が進行方向に素早く向かうので、曲がるときに肘が下がらなくなり、以前より効率よく、小さく曲がれるようになりました。目線を下げない、肘を下げない、ではなく、目線が下がらない、肘が下がらない、という感じかな?

何気ないポタリングでも、発見はあるものですね

何気ないポタリングでも、発見はあるものですね

もちろん、胸の意識だけではダメなんだと思います。数年前にチャレンジして挫折したのも、まだ他の基礎的な部分が出来ていなかったことが一つの原因でしょう。さすがに9年近く乗っているので、今回は胸の使い方や意識の持ち方がうまくはまったのではないかと。

もしかしたら、みんなとっくにやっていることかもしれないし、あるいは私だけに当てはまることかもしれません。私の場合、身長の割に胸囲が大きく、110cmを超えています。このあたりが、胸先行の身体操作にプラスに働いている可能性もあります。逆にこの影響を受けて、いまのクセもいろいろとリファインされるかもしれません。ちょっと楽しみになってきました。

ちょっとしたポタリングでも、いろいろな発見がありますね。

ただ、他の技術と同様、最初は意識してやりこまないと、身につかないと思います。しばらくはこの意識をキープできるよう、練習してみたいと思います。

この木も切られたか

この木も切られたか

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 暑い中の練習、お疲れ様です。

    >胸の眼
    なるほど、何となく・・ですが、分かるような気がしますね。
    体の中心(重心)を意識する、と言うのは何事においても大事なのでは? と思います。
    週末にライドするときは、意識して走ってみようかと・・。

    PC作業中でも、何か出来ないか? とは、いつも思うんですが・・。
    いっそ、バランス・ボールにでも乗ってみる? とか、考えてましたけど・・
    後ろにコケたらアウト! だし(苦笑。

    (↑)公園の工事、だんだんと進んできたみたいですねぇ。かわいいユンボも入っているみたいで、
    今後も進んでゆくのでしょうか。暑い中、作業員さんはご苦労様!ですが、
    こっちも倒れないようにしないと・・(沈。

  • sadaさん。こんばんは。

    胸の眼は今日は違うバイク、Rizeで試しましたが、横の動きには特にいい感じで、細い道を抜ける速度が上がりました。
    縦の動きは胸の眼、というより胸を分銅のように使ってバイクを先導するような感じでした。

    ただ、暑すぎですね(苦笑。
    私は普段から夕方派なので、少し気温が落ちてから走るのですが、今日は特に人がいなかったですねぇ。こんなに暑いと、家族で遊びに来る、というのもきつそうです。

    私が走るのは基本的に土日ですので、最近工事の関係者に会うことはないですけど、日中は半端じゃないほど暑いのだろうなあと思います。
    お互い気をつけましょう。

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