富士見パノラマリゾート体験(2)

昨日の続き。
Dコースを2回下り、少しだけ自転車のコントロールになれることができた。
次はCコース。距離は一気に7.2kmまで伸びる。初・中級者のためのコースだ。普段、ロードバイクには1日30km弱くらいは乗っているのだが、今回は全く要領のわからないMTBで、しかも下り。大丈夫だろうか?

サドルが低くてあまり進まないMTBをこぎこぎ、ゴンドラへ向かう。
頂上では先に登ったMさんたちが待っていた。Mさんは最後に、
「サドルに腰掛けることは考えなくていいですからね」
と改めてアドバイスをしてくれた。その後、Mさんとご友人はBコース、Hさんと私はCコースへ進んだ。
Hさんが前を走ってくれるので、私はその後ろについて進んでいく。本当に山道なので、道が狭く、また路面も荒れている。そんな中を、Mさんのアドバイスを忘れず、クランクを平行にし、腰を引いて進む。いや、腰が引けていただけかもしれないが。

初めてのコースでどんなものか全く想像がつかなかったが、前を走るHさんの動きで、どちらの方向へ、どんな要領で進めばいいのかだいたいわかる。
ただ、私が借りたバイクはディスクブレーキ(メカニカル)なのに、あまりよく効かない。それに走っていて不快な音がするし、ブレーキの音なりも激しい。H さんのバイクがそんな音を立てることがないところをみると、やはり調整不足なのかな、と思う。走りながら、My Bikeが欲しくなってしまう。
それでも私のバイクは前後にサスペンションがついたタイプなので、初心者にとってはコントロールがしやすいようだ。Hさんのバイクはハードテイルといって、後ろ側のサスペンションがないタイプだが、かなりテクニックが必要らしい。それでも、すいすい下りるHさんはさすが。

Cコースには所々に休憩所がある。距離もあるので、私たちは休むことにした。
まだ走り始めたばかりだが、からだの各部分の筋肉にかなりネガティブな収縮(筋肉は縮もうとしているが、それより強い力で引き延ばされるような状態。筋肉痛の原因となる)を繰り返したことを示す軽い疲れがあった。普段、もっと長い距離をガンガンこいだりしているのに、ダウンヒルだと全く違う。特に疲れを感じるのはヒップと大腿部、ふくらはぎ、そして足の裏。

後半になると、私もだんだんと慣れてきて、恐怖感より山道を抜けるスピード感のほうが気持ちよく感じられるようになっていた。ロードよりスピードが出ているわけではないのだが、道が狭いので、景色が流れるスピードが早い感じがするのだ。

1回目は何事もなく、下まで到着することができた。
すばらしい体験だ。
すぐに2回目にチャレンジすることになったが、2回目は余裕をもって進むことができたと思う。このときが、疲労も少なく、一番ベストだったかもしれない。

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