平日の富士見パノラマ

富士見パノラマ

友人のN氏が仕事の都合でしばらくの間熊本のほうに行かれることになりました。これからしばらくはなかなか一緒にライドする機会がないと思うので、今日は久々に富士見パノラマに行ってきました。バイクはCannondale JudgeとCannondale Prophet。かなり久々なので怖いかな?

富士見パノラマ

富士見パノラマ

ゴンドラの一日券を購入するときに、「今日の各コースはウェットコンディションなので十分に気をつけて乗ってくださいね」と言われました。

平日の富士見は初めて。一般の人があまりいなくて、かなり空いています。でも、雑誌などでお見かけするプロの方やチームが来られていて、練習していました。

洗車場に来ている一般の方のバイクをみると、ドロドロです。うわぁ。これは汚れそうだ。

Prophetは前後タイヤが普段乗っているトレイル用のタイヤだったのですが、午前中に1本走っておきたかったので、コースの様子見を前提にそのままで走ってみることにしました。ペダルも普段通りビンディング(ケージ付き)のままです。

朝まで雨が降っていたということで、路面はぐちゃぐちゃなところも多く、大変滑ります。Prophetは前後輪ともに滑りまくりですごく不安定でした。急斜面でV字にえぐれたところで前輪が滑り、転倒。ビンディングだったので、足つきも間に合わず。

あまりの滑りようにおっかなびっくりで下りましたが、Nさんは「Judgeは安定していてほとんど滑りませんでした」といいます。JudgeはMaxxis High Roller 2.5 inchで、ドライ向けのタイヤなんですけど、問題はなかったそうです。

Prophetのほうはというと、洗車場で洗っているとき後輪がとても柔らかくなっているのに気づきました。スローパンクのようで、最後にはぺしゃんこになってしまいました。下まで持ってよかった…。

私はウエットタイヤを持っていないので、とりあえずMaxxis High Roller 2.35を装着。しかし、後輪用のチューブレスバルブを忘れてしまったので、後輪はチューブを入れて走ることになりました。

併せて、Lefty Max 140 Carbon SPV Evolve (2005)のマイグレーション解消を行おうと思いました。これが本日最大の失敗でした。

Leftyのトップキャップを開けてみると、案の定数センチマイグレーションが起こっていたので、それをいつもの方法でコンコンと伸ばしていると…。ちょっと力を入れすぎたか、いつもよりもリバウンドノブが中のほうに引っ込んでいるような気がする…。見なかったことにして、トップキャップを戻し、SPVエアを若干弱くして、フォークを地面に押しつけてみると…。

もろ、ハンドルがバネの反発するスピードでそのまま返ってきます。やっちまった。どうやらリバウンド調節機構を壊してしまったようです。ダメだろ。これ。ノブを締めても開けても状況は変わりません。同じくリバウンドが壊れてしまっていて現在Chaseに無理矢理つけているLefty Max 140 SPV Evolve (2005 アルミアウター)と同じ状況になってしまいました。

このアルミアウターのほうのリバウンドが壊れたタイミングは分からないのですが、今日のCarbonのほうの壊れたタイミングはおそらくマイグレーション解消時の失敗だと思います。

落ち込んでいます。これからLeftyのマイグレーション解消を行おうという方はくれぐれもフォークを伸ばしすぎないように…。やさしくやってあげてください。

リバウンド機能はダメになったけど、1回だけじゃ寂しいので、Prophetで再びCコースを下ります。

おお、DH用タイヤだと飛ばせます。ウェットタイヤではないけど、前輪が滑って不安定になることはないですね。前半や路面状況のいいところはNさんのJudgeについて行けます。ミニテーブルトップに高速で突っ込んで、ジャンプして着地してもProphetは安定してますね。リバウンドが壊れたレフティも比較的凸凹が少ない路面では問題がなく、ジャンプや着地も易しく衝撃を吸収してくれました。ジャンプとかの着地は、以前持っていたScott Ransom + Fox Forx Talas 36よりスムースだと思います。もう4年もLeftyをダウンヒルで使っていて、慣れているということのほうが大きいのかもしれませんがね。

ですが、ものすごく凸凹が続く道に入ったときは地獄でした。ハンドルがものすごい勢いで突き上げてくるんですから。全然Judgeについて行けなくなりました。後ろから見てると、連続コーナーの操作とかがNさんは上手で、ひらひらと進んでいきます。Leftyは路面追従性がいいのが取り柄ですが、リバウンドが全く調整できなくなったらそりゃひどいものです。下まで下りたら腕がやられてしまっていました。オーバーホールというか、修理が必要になりそうですね…。

3回目、私がJudgeに乗りました。

「Cいく? Aいく?」

「こんだけ人が少ない中で思い切り走るチャンスはそうないね」

「じゃA」

Aコースについては、実は私はトラウマを持っていたりします。2005年にこのコースを「マイグレーションが進んだLefty Maxを装着したProphet」で必死にD系バイクについて行ったことがあります。しかしこのコース、あまりにスピードが出るので、楽しいという気持ちはみじんもなく、めちゃくちゃ怖い思いをしたのです。たぶん富士見3回目くらいで初チャレンジという感じでしたからね。

ついにはドロップからの右コーナーに対応できずにオーバーランしてすっころびました。なんかそのときの記憶がやたら鮮明で、「Aは怖い」という意識がどうも植え付けられている…。

Prophetを刈るN氏の後ろからついて行く形にしましたが、さすがにDHバイクはラクですね。ラクすぎます。比較的Judgeに乗り慣れているN氏は、Prophetの暴れに苦しんでいました。特に、Leftyのリバウンド問題で、フォークの反発が強すぎますからね。変なタイミングでバイクを交換してちょっと申し訳ないことをしました。

高速レーンに入るとJudgeの独壇場だと思ったので、先に行かせてもらいました。Aコースはお天道様の恩恵を受けやすく、路面が急速に回復している感じです。エキスパートラインと一般のラインの分岐のところまで、ノンストップでぶっ飛ばしました。気持ちいい! 広いからあまり上手ではない私でも走りやすい! N氏が到着してから今度はN氏を前にして一般ラインをゆっくり下りました。

Aラインの最後は、今年から新しくなっています。最後にドロップオフがあるのですが、「1回目は必ずインスペクションしてね」みたいな注意書きがあったので、止まって高さを見ました。たいしたことはないのですが、戻って助走をつけるわけにもいかず、横から下りることにしました。次はドロップを飛びたいと思います。

私は苦手だったAを楽しく下りることができたので、今日は満足です。でもN氏はProphetでの低速走行しかできなかったし、きっと満足していないでしょう。もうすぐ熊本に行ってしまうし、富士見にはなかなかこれなくなってしまいますし。そこで、彼だけ改めてJudgeでAコースを走りに行くことになりました。

いつも一緒に走っていて、第三者的に走っているところを動画撮影できないので、今日は先に着替えて、Aコースの新コースの下で待ち構えて動画の撮影を行ってみました。でも、なかなか下りてこない…。八海山のときのように転倒で骨折なんかしてたらどうしよう、と心配になりました。

富士見パノラマのcannondale judge 2006

富士見パノラマのcannondale judge 2006

しばらく待っていると、ようやく下りてきました。最後のドロップも決めてフィニッシュ。動画にもうまくとれていました。

あとで聞いたら、やはり高速で転倒して左肘から落ち、けっこうダメージを受けたそうです。すぐには動けなくて、少し休んでからスピードを抑えて下りてきたみたい。

八海山のときの簡易なものと異なり、オフロードバイク用のプロテクターを装着していたので、今回は大きなけがにはならなかったようです。

Judgeの泥を落としたあと、車に積んで東京へ戻りました。土日に富士見に行くと必ず渋滞に捕まりますが、17:00前ごろ富士見を離れたにも関わらず、19:00すぎごろには調布に到着していました。

調布のおいしいお肉の店でヘビーな夕食を取り、自宅に送ってもらいました。

服やプロテクターがドロドロなので、そちらは帰宅してすぐに洗いました。が、バイクは…。富士見で時間をかけて水で流したつもりなのにまだまだ汚れています。

さすがにつらいので、バイクは明日、ですね。


Nさん、今日はありがとうございました。熊本でもがんばってくださいね。

さてと…。Prophetどうするかな…。修理に出すしかないけど、しばらく乗れなくなってしまいますね。Lefty Maxは気に入っていますけど、一度異なるフォーク(まあ、普通のシングルクラウンフォークです)をインストールしてみたい気もします。Lefty Maxの修理に多大な費用がかかる場合は、換装もアリかな。この場合はホイール or ハブも交換が必要となりますが…。

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