強引にいってみました

cannondale prophet 1000

昨日、Prophetに別のブレーキローターを取り付けようとして、トルクネジをねじ切ってしまった、という話を書いた。
このことで、新しいホイールを買う口実ができたのかな、といい方向に考えようとしたが、もともとDH(ダウンヒル)系のイベントとエンデューロ系のイベントではホイールを分けようと計画していたので、現在のホイールがこのまま使えなくなってしまうのは痛い。
E-mailでHさんに相談したら、「見えているもげた部分に溝を作って、マイナスドライバーで回す」というような案をいただいた。私は最初からあきらめモードで、ハブごと交換してもらうことしか思いつかなかったが、これはいいことを聞いた。
早速ショップでトルクネジをひと揃い購入し、自宅に戻るとねじ穴から数ミリ先にあるもげた部分に溝を掘ることにした。Hさんからはヤスリがあれば、ということだったが、あいにく家のヤスリは溝を付けられるようなものではなかったので、手元にあったカッターナイフで根気よく溝を掘ることにした。
何度かマイナスドライバーを合わせながら溝を掘ること2時間、ようやく溝らしい溝になってきた。そこで、マイナスドライバーを強く押しつけながら回してみると、いま掘ったばかりの溝をなめそうになりながらも何とかネジは回り始めたではないか。ネジのゆるみ止めが効いているため、回転はかなり重い。埋まっていたネジが2ミリほど頭を出したところで、残念ながら溝をかなりなめてしまい、マイナスドライバーが空回りするようになってしまった。ネジ頭の部分ではないので、かなり弱いのである。そこで溝を足しながら回す、という方法を繰り返して、何とか無事にネジを取り外すことができたのだった。きつかった。

そして、ショップから買ってきたばかりのトルクネジセットを利用して、Hayesのローターを取り付ける。
このトルクネジセット、Jekyllについていたものと同じだった。Jekyllについては、購入ショップである中目黒のぬかやさんでつけていただいたのだが、私がお渡ししたトルクネジではなく、本日私が購入したのと同じトルクネジセットが使われていた。約500円で決して小さい額ではない。ほかにも便利そうなパーツが別に取り付けられていた。しかし、そのような小物の部分は請求されることはなく、改めて考えるとぬかやさんは非常に良心的な対応をしてくださっていたのだ。

そんなことを思い出しながらローターを取り付け終わった。あとは、明日走ってみるだけだ。

実は、一本ネジが欠けた状態ですでに試走してみたのだが、Magura Louiseのブレーキレバー、キャリパーとHayesの2005年タイプのローターの相性は悪くないようだった。
まず、購入以来ずっと悩まされてきた音が普通になった。「スッ」とか「シュッ」という感じの音である。おそらく今後激しく走ると、多少はギーっという可能性はあるが、交換前は普通に走っていても「ガラガラガラ、ギリギリギリ、ギュルギュルギュル」というものすごい音だったのだ。高峰で一緒に走っていただいた人も、「その音はちょっとひどい」「聞いたことない」「交換をしたほうがいいかも」と気にしてくれていたので。

Magura Louise + Magura ブレーキローターの組み合わせのときは、音はスゴイが効きはソフトで、かなりコントロールしやすいという印象があった。それに対して、Hayesのブレーキローターは「カチッ」と効く感じがする。ちょっと効き過ぎという感じで、以前の構成よりコントロールが難しいかもしれない。でも、それはJekyllにつけていたときも同じ感じであった。だから、ブレーキレバーやキャリパーの性能にはさほど差がないのかもしれない。Hayes HFX-9 Carbonは少し高価な商品なので、ブレーキタッチなどはMagura Louiseより心地よかったけど。でも、そんなに差はない。

Jekyllのほうは、ウェーブロータを取り付けても「ガラガラ」音はしないようだ。まだあたりが出ていないだけだろうか? Hayesのブレーキパッドはロータの形に合わせて若干扇形のようなので、それも幸いしているのかもしれない。

しかし、懸案だった異音と、さらに昨日起こったねじ切れ事件は解決した。ホーッとしました。

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