キャンディ♥キャンディ

Candy ♡ Candy

(タイトルキャンディとキャンディの間を区切るハートマークは機種依存があるかも。もし化けていたらごめんなさいね。)

キャンディ♥キャンディは私が小中学生のころ、少女マンガ雑誌「なかよし」に連載されていた人気マンガです。アニメーション作品としても人気を博していたので、男性でもご存じの方は多いのではないでしょうか?

私もマンガ・アニメ好きでその頃は「UFOロボ グレンダイザー」とか、「宇宙の騎士テッカマン」とかにはまっていたような記憶があるのですが、その少し後にこの「キャンディ♥キャンディ」の存在を知り、第1巻を買ってみたら見事にはまってしまいました。以後、自分で買うのは恥ずかしいので弟に買いに行かせたりして9巻まで揃え、イラスト集なるものも買いました。中学2年のころにはコミックスを見てキャンディやアンソニーのイラストを描き、クラスの女の子たちに配ったりしていました。その頃練習で描いたキャンディ/アンソニー/テリュースのイラストが、現在も手元に残っています。

さて、全9巻については東京まで持ってきたのですが、イラスト集は実家に置きっぱなしでした。その後、下北沢に勤務しているときにそのイラスト集を古本屋で見つけ、自分で買いに行くのはやはり恥ずかしいので、最もごつい後輩アルバイトに買いに行かせた記憶があります。

残念ながらその後、全9巻のほうは奧さんが誰かに貸したまま戻らなくなってしまいました。今でも戻ってくるのを期待しているんですけどね…。

近年、原作家と作画家の著作権問題訴訟があり、最高裁で原作家の勝訴が確定しているにもかかわらず、このコミックは現状絶版状態です。アニメのほうも同様の状況となっており、とても残念なことです。

最近、mixiの活用を考えるようになって、「キャンディ♥キャンディ」関連のコミュニティに参加してから(…)無性に読み直したくなって、先日オークションで即決商品を落札してしまいました。私が入手したのはオリジナルのKC9巻ではなく、ハードカバー版全5巻です。邪魔にならないよう文庫版を検討したのですが、あまりに薄いので「本当に全話収録されているのか」心配になり、ハードカバー版を選ぶことにしたのです。

いや、届いた全5巻を一気に読みましたよ。やはりこれは名作です。原作もよくできていると思うし、作画による登場人物の表現力も半端ではないと思います。このマンガはあまり背景とかの書き込みがないように感じられるのですが、登場人物たちのキャラの立ち方がすごくて、そういうことが気になりません。

キャンディなんか、実在の人物であるように感じられて仕方がないのですよ。私の中では「シティハンター」「エンジェル・ハート」の冴羽 獠に匹敵します。この人は新宿のどこかにひっそり生息しているのではないか、と思ったりするくらい。キャンディや冴羽 獠が架空の人物である、ということを考えるといつもむなしくなってしまいますね(笑)。

さて、「キャンディ♥キャンディ」ハードカバー版の最終刊の巻末に原作者と作画作家がお互いに愛称で呼び合う後書きがあります。この作品が表に出てこられなくなった現状を見ているとそれがとてもむなしいものに感じられて仕方がありません。

現状では難しいことと思いますが、どうかおふたりの関係が修復されて「キャンディ♥キャンディ」が改めて表舞台に出てこられる日が来ますように…。

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