トータル・バランス・コンディショニング—チェック&エクササイズで効果をあげる

トータル・バランス・コンディショニング―チェック&エクササイズで効果をあげる (からだ読本シリーズ)

トータル・バランス・コンディショニング―チェック&エクササイズで効果をあげる (からだ読本シリーズ)

この書籍も最近購入した書籍の中で大変に影響を受けた書籍の一つです。
もともとトータルバランスの重要性については私自身もわかっていたつもりですが、このような書籍から自分の知識や技能をひもといてみると、まだまだ未熟であることがわかります。この書籍や類書を入手してからより、自分の姿勢や人の姿勢についての評価の仕方も少しずつ変わっていきました。
特に、一昨年の秋からMTBに乗り始め、コースを下ったりレースに出るようになってから、動的なバランスの良さについてはこだわるようになりました。
バランスが良くない部分を調整して整えるためには、まずチェックが必要です。そして、そのチェックで明らかになったデータを評価して、それを解決するためのプログラムを作成し、実践します(もちろん、定期的に再チェックしまた評価、プログラムの修正、というような形をとることになるでしょう)。この書籍では多数の写真を使って、その具体的なチェックの方法やプログラムの適用についてかなりのページを割いています。惜しむらくは、ページのスペースや大きさなどの制限で写真が小さく、解説がちょっと簡単すぎるかな、というところでしょうか?

この書籍を監修されているのが整形外科の医師ということもあり、「痛みがあるときはまず医師の診断を受ける」ことの重要性を説かれています。実際、「診断」という行為は医師にしか許されていません。これは非常に重要なことだと思います。ただ、すべての整形外科医が監修者の安藤先生のように、正確な診断を下すことができるのか、適切な運動法を示せるのか、という問題はありますが。

全身のコンディショニングにおいて大変示唆に富んだ書籍であり、フィットネス・インストラクター、トレーナーにとっても大変役立つ書籍だと思います。

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