Ulitimate Ears Triple.fi 10 Pro

Ultimate Ears Triple.fi 10 Pro

本日、Apple StoreからUltimate Ears Triple.fi 10 Proが届きました。

パッケージはBOSEなどの製品同様、接着式で、開ける(壊す)のに一苦労でした。最初は力でなんとかやろうとして、手を切ってしまった…。なんか毎回同じことをしているような気がします。

私が入手したものは、Synnexが代理店になっていて、日本語版の解説書が付いていました。
もともと付いているMサイズのイヤーチップを外し、Sサイズに交換してから聞いてみました。
驚いたのは、開封直後でエイジング時間は0(ゼロ)だというのに、非常に高音部がクリアで伸びることです。Shure E500PTHは、一度破損したあと新品で戻ってきたものを聴いたときの記憶が明確に残っていますが、低音はすごいものの、ほかの音域を飲み込んですごくこもった感じがありました。 同時に数時間聴いただけでそのこもりの大部分が解消されたことに驚いたりもしましたが。
ただ、音源によってはちょっと過剰に感じることもありましたね。高音部については解像感もかなり高いと思います。

Triple.fi 10 Proのほうはというと、高音部こそクリアなものの、中音部では若干フィルターがかかったような感じでかなり引っ込んだ印象があります。ただ、女性ボーカルで、高い声を出すパートは、E500PTHほどではなくてもかなりいい感じです。低音部もかなり出てはいますが、まだぼやけた感じであり、E500PTHの力強い、切れのある低音にはかないません。

あとは装着感。私はE500PTHでも、右側は押し出されてくる感があり、時間が経つとボーカルが左よりに聞こえてくることが多々ありました。Triple.fi 10 Proは装着部が太く、E500PTHのように耳道にねじり込むような形での装着はできませんが、やはり右側を合わせるのに少しとまどいました。
でも一度位置が決まってしまったあとは、きちんとセンターがとれます。

E500PTHと交互に聞き比べると、高音部の明瞭さでは(ちょっとキツめですが)Triple.fi 10 Proのほうが上回ります。しかし、ボーカルはE500PTHのほうが圧倒的に聞こえてきますね。ものすごく差があります。E5cや視聴したER-4sなどはもっと生々しい感じがありましたが、Triple.fi 10 Proと比べると、E500PTHもかなり生々しい感じがします。音の広がりは、Triple.fi 10 Proのほうが上回るように感じます。
抜けるような高音部を楽しみたい場合はTriple.fi 10 Pro、ボーカルをじっくり楽しみたい場合はE500PTHですかね。

ただ、E500PTHは恐らく200時間近くならしていますし、最近販売開始になったソフト・フォーム・イヤパッドを使っています。また、最近耳たぶだけではなく、耳介を上から引っ張る方法で装着するようになって、装着感がイマイチだった右側がフィットするようになり、明らかに高い音質で音楽を楽しめるようになっています。
Triple.fi 10 Proはこれからエイジングをして、いろいろなイヤチップをためしていきたいと考えています。たぶん、Triple.fi 10 ProとE500PTHは半々で使うと思いますので、エイジングが進むのは少し遅いかもしれませんが、それからまた感想などを書いてみたいと思います。

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