私が使い続けているiPodは、妻から2005年にクリスマスプレゼントとしてもらったもの。すでに3年が経過したので、表面のパーツが金属の本体から少し浮き上がってきたりしています。それでも、十分に現役。
しかし、Ultimate Ears Triple.fi 10 Pro(2代目) + Null Audio製ケーブルを組み合わせて聞くと、時々音がこもったような感じになることに気づきました。私の耳の調子が悪いのかと思ったりしていましたが、問題は別の部分にあったようです。
iPodにつないだNull Audioのプラグを差し込んだまま回転させると、片方の音が極端に聞こえなくなったり、こもったりするのです。かと思えばすばらしい音になる。回転によってケーブルのたわみ方も変わるので、もしかして、ケーブルの接触や絶縁に問題がある? この古いiPodにほかのプラグを差し込んでも、Null Audioのようなことにはならないから、もしかしてプラグ部分の精度が悪いのか、もしくは良く解釈して敏感すぎるのか?
ところが、このケーブルをiPhoneで使うと、上記の問題は起こらないことがわかりました。きっと古いiPod、外からは見えないけど差込み口が汚れているのではないかと思います。Null Audioのプラグはその影響を強く受けてしまうのかも。
同じ曲を古いiPodと昨年手に入れたiPhoneで聞いてみると、明らかにiPhoneのほうが音がクリアに感じるのも、実はそのへんに理由があったりするのかな。もちろん、使用部品が変わっていたりするのも、その理由の一つなんでしょうが。iPhoneは基本的に携帯できる通信用端末なので、ノイズなんかが乗りそうな気がするのですが、そんなこともないし(iPodを起動すると、ノイズがきれいに消えます)。
そういえば、昔、AIWA HP-V99とかを買うようになって、ポータブルオーディオデバイスに凝ったときには、オーディオの本とか雑誌を見て、メンテナンスツールを買ってきては、掃除したり、接点復活材を差したりしていたものです。今といえば、機材はいいものを求めたりするのに、そういう基本的なことを全然やっていませんでした。
機材にだけ目を向けるのではなく、きちんとメンテナンスしなきゃいけませんね。