相変わらずiPodが手放せない日々が続いています。
しかし、何度も書いているように、以前ポータブルカセットやポータブルCDプレーヤーを使っていたときのような、音に対する感動はあまりない、というのが正直な感想です。
原因の一つをヘッドホンに求め、いろいろと買い換えました。古いものも引っ張り出してためしているところです。
そういえば、以前のBlogで、AIWA HP-D9の黒とシルバーを持っていて、黒は低音が豊か、シルバーは駄目、という話を書きました。ですが、最近シルバーのほうを発見して、若干記憶違いをしていたことが判明しました。
実はシルバーのほうがHP-D9で、黒はそれ以前の最上位製品です。両者は似ていますが、明らかに形が異なります。
シルバーのほうは、ケースに書いてある名前で製品名を確認しましたが、黒いほうは最近ケースを捨ててしまったようで、正しい製品名が判明しません。
ただ、低音に関する記憶は記述通りで、シルバーは改めて聞いてみても、低音があまり出ていません。対して高音がクリアですので、ちょっとざわつく感じがしますね。
黒のほう、ネットでいろいろと調べてみましたが、どうしても製品名がわからない。町の電気屋さんで修理、とか無理なんでしょうか…。
ヘッドホンを試すと同時に、どうも音に伸びや広がりを感じにくいのはデジタルデータのフォーマットにも問題があったかもしれません。すべてAACという非可逆圧縮フォーマットで、128kbpsの形でiPodに転送していたからです。
そこで、今回すべて可逆圧縮フォーマットであるApple ロスレス・フォーマットに変えてCDから再取り込みをし、iPodに転送をしてみました。
すると、いくつかのアルバムでは明らかに音がよくなりましたが、多くのアルバムで高音部がNOISYになったように感じます。うーん。もっと研究が必要ですね。
その後、家電量販店で、SONYの最新ヘッドホンを見つけました。N.U.D.E EX monitorです。以前、週刊誌で5月発売と聞いていたのですが、一部の店舗で先行販売をしていたようでした。
視聴してみると、高音部がよく出ていて、低音部も無理に強調している感じがないことがわかりました。もっと高音部が自然なシュアの同価格帯の製品と迷いましたが、N.U.D.E EXの低音の感じが、以前使っていたAIWA HP-D9とも似ているような気がしたので、今回はSONYを選択・購入に至りました。
このN.U.D.E EX monitor、私にとってはとても満足度の高い製品です。聞き始めて時間が立つにつれ、少しずつエイジングが進んできたことにもよるのでしょうが、今まで聞こえなかった音まで聞こえてくるような感じです。高音部は、片方しか聞けなくなってしまったAIWAの黒ヘッドホンよりクリアであるように感じます。中・低音は金属製のツインパイプを使ったAIWAのほうがパンチが聞いているような気もしますが、現状はきちんと左右で音が出る(当たり前)N.U.D.E EX monitorの勝ち。
しかし密閉型でないヘッドホンで、あれだけの低音が出るAIWAの黒はすごいということも再認識しました。低価格メーカーとなってしまったaiwaですが、なんとか復刻してもらえないものでしょうか…。