私の人生をすべて変えてしまったと言っても過言ではない作品がこの「死亡遊戯」です。
「さらば 宇宙戦艦ヤマト」とカップリングで上映されていて、偶然映画館でブルース・リーと対面することになったのですが、そのすごいことすごいこと。それまで運動には全く興味を示さなかった私ですが、それから一生懸命運動するようになって、成人してからはスポーツインストラクターになってしまったわけです。私の弟などは冷静に、「あの合成はなんじゃ! ヒドすぎ」と評価したりしていましたが。
しかし、この作品があとからビデオやLD、DVDとなり、改めて見直してみるとかなりヒドいできですね。ブルース・リーとそっくりさんがはっきりわかってしまいます。身体能力的に考えて致し方ないのかもしれませんが…。鏡の前のシーンで無理矢理首をすげ替えるのに、鏡に写真を貼り付けたようなシーンは私の弟が評価した通り。また、映画公開時と異なり、ビデオ~DVDでは、ブルース・リーの「アチャー」がなぜか「ほああああ」になってしまっています。おそらくは「ほああああ」がオリジナルで、それがあまりにもヘンなため、日本公開時に過去の作品から寄せ集めて音声を変え、公開したのだと思います。
ちなみに、「ほあああ」の声の主は、ブルース・リーの高弟、ダン・イノサント先生の弟子、クリス・ケントさんだそうです。あれは、聞いていて力が抜けるなあ。
それでも、私にとっての記念碑的な作品が高画質で見られるようになったのはありがたい話ですね。
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