今日はProphet オーナーのKさんと一緒に軽く走る可能性があったので、Cannondale Rize号の最終走行日に設定しました。
Kさんも数時間、予定があいたとのことでしたので、午後ご一緒することに。
この階段はやはりRize号は素晴らしいんですけれど、Kさんと合流した後お互いにバイクを交換してサグを取り直し、久々にProphet号で下ってみました。すると、Rizeと変わらないくらい楽で。
その後場所を移し、今度は段差を飛んでみます。こういう段差はRize号が得意なんですけど、Prophetも全く同じように衝撃なくランディングできることを思い出しました。この2005年、2009年のモデルはなんでこんなにすごいの?
昨日飛んだ高いブロック塀も試したかったところですが、やはり助走が付けられそうもなく危険なので、今日は取りやめ。
RizeとProphet、両者は確かに似ていますが、Prophetがスゴかったのは圧倒的にコギが軽いこと。その点ではRizeよりもYETI SB5cに近い感じで、27.5erにも通じる感覚でした。
しかし、これらのCannondaleバイクと比べて、なぜ高い段差でYETI SB5cは怖いと思ったんだろう? 今日Prophetに乗って改めて気づきました。これらCannondale車に比べ、YETI機はフロントを上げにくいのです。すごく重心移動が上手な人なら問題ないのでしょうが、私の場合は結構苦手で。
その後、2人で久しぶりにマシューサイクルさんへお出かけしました。
Instagramでこの投稿を拝見して、あまりのかっこよさに実物を見てみたくなったからです。
で、バイクを交換したままマシューサイクルさんまで向かいました。
実際、実物がカッコイイ。29erなので、かなりデカいです。お店のお姉さまに試乗してみませんかと言われ、さすがにこんなきれいな車体に乗るのも怖く、辞退…。辞退しているうちに本当に乗りたくなってきて耐えられなくなり…。
出していただきました! マシューさんがサグを取ってくれて、そのままお店の周りの道を走り始めます。かなりヘッドが寝ているせいか、こぎ出しでフロント周りのふらつきを感じましたが、これは慣れです。2回目からのコギだしではそれも感じませんでした。
で、29er、2.5インチのゴツめのタイヤということで、さすがにコギだしは重いだろうと予想していたのですが、それに反してコギ出しから軽かったです。マシューさんによれば、コギだしでリアがわずかにストロークしたあと、その反発でバイクが前に進もうとするかららしいです。
その後緩やかな坂を下り、次に商店街の登りへ。普通にシッティングで軽く登ります。そして平地ではとにかくコギの軽さにビックリ。29erで慣性が付くのでしょうか? なんか軽くアシストされているようなくらいのペダリング感覚でした。YETI SB5cや、今日乗せていただいたProphetのコギの軽さに近い、29er Transition Sentinelの走行感の軽さ。
ちょっと路面が荒いところを選んで走ってみたりもしたんですけれども、なんかヌルッと超えちゃうんですね。後ろが全く撥ねる感じがなく、ヌルヌルと気持ちよく進む感じ。年を取って、なるべく安全に走行したくなっている私にとっては非常に魅力的なバイク。もともと私は撥ねる感じのバイクよりヌルヌル系が好きなのです。
そして、YETI SB5cではちょっと難しいフロントリフトを何度かやってみました。すると、このSentinelはびっくりするくらいスムースにフロントが上がるではありませんか。こんなにデカいのに。リアで車重を支えたときの感覚では、このバイクが非常に高い剛性をもっていることが分かりました。何なんですか? このバイク。
このあたりもマシューさんに聞いてみたんですけど、YETI機のフロントを上げにくいのはBBが高いからかも、とおっしゃっていました。確かに、SB66cもSB5cも、BB高めのようなんですよね。それに対してSentinelはより小さな動きでフロント側が浮きますし、29erなので登りの段差の角にタイヤを当てるようにすればヌルッと超えるらしいです。動きが小さければそのあとの後輪の持ち上げも楽になります。
確かに車重はありました。でも、こんなに操作しやすいなら全然アルミバイクでいいじゃないですか。あの舗装路でも速度を維持できる感じなら、多分私の脚であればいつものトレイルも普通に往復できると思います。聞くと、今日はチューブドの状態だったらしいです。これをチューブレスにすれば、よりコギが軽くなる見込みだそうですよ。
こいつはやばいものを体験してしまいました。Prophetを復活させて…と考えていましたけどいったん他のバイクにコストをかけるのをやめることにします。さすがに今すぐは無理ですけど、次はこのバイクを狙いたい。計画立てます。
マシューさま、試乗させていただき、ありがとうございました! Kさんもお疲れさまでした。
マシューさんを出たあと、公園に戻り、Rize号での最後の走行を楽しみました。
29erのSentinelを試乗したあとでは懐かしさすら感じる(?)Cannondale Rize号でしたが、やはり乗り心地は抜群なバイクでしたね。Leftyの反応もシャキシャキして本当に気持ちがいい。
1号機を盗まれ、その傷心を埋めるかのように登場して、2年弱の間行動を共にしてくれたCannondale Rize号、本当にありがとう。入手時はかなり高額になってしまって、ちょっと無理はしたけど、それ以上に楽しかった!
…売れなきゃまた乗るかもしれないけど(苦笑)。