私が筋トレ関連の書籍で最も影響を受けた書籍『トレーニング革命』の改訂・増補版的な書籍といえます。
内容的にはかなり強化されていて、種目解説は前著より遙かに詳細で、分解写真の数も多くなっています。
スポーツへの展開に対しては、前著から触れられてはいましたが、この書籍では野球のバッティングやピッチングの分解写真を収録し、そのフォームを分析して、対応する筋肉やトレーニング法などについて、より積極的に取りあげています。その中でも私が特に注目したのは、肩胛骨周辺の機能の重要性について、15ページにもわたって解説していることです。肩胛骨の動きがどれだけ重要かについては、ここ最近の「身体操作」系の書籍で盛んに紹介されるようになってきていますが、この当時、一般向けの書籍でここまでわかりやすく、詳細に述べている書籍は多くありませんでした(あったとしても、著者にしかわからないような、曖昧な理論だったりしました)。
この書籍を購入したことで、前著には引退していただき、後輩に譲ったことをおぼえています。それでもあとで懐かしくなって、古本屋で2冊目を購入して、この『新トレーニング革命』と読み比べたりしていたのですが。
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