これはもう書かずにはいられませんでした。
昨日、親指シフトキーボードドライバを購入しましたが、Windows環境とちょっと差異があり、英語から日本語への切り替えに苦労していました。ですが、誤打鍵が非常に減っており、かなりいいドライバに成長しているなあ、とおもった次第です。
今まで使っていたTeslaについては、Yosemiteでも動いたという報告がある、とネットで見ました。でも、私の環境では、Kextの読み込みには成功しても、残念ながら日本語入力はうまく行きませんでした。いままでのMac環境で最も気に入っていた設定なんですけど、仕方がありません。
しかし、しかしですよ。なんともすばらしいソフトウエアが開発されているではありませんか!
その名も「親」(笑
いや、正しくは「Lacaille 親指シフト for OS X」ですね。
これは、カーネルエクステンションではない、アプリケーションです!
それに、今まで使っていたTeslaの設定が読めるのです。
ただ、キーボード用ドライバではないので、Seilを併せて使う必要があります。
https://pqrs.org/osx/karabiner/seil.html.ja
こちらのソフトについては、もう一つ、以前keyremap4macbookと呼ばれていたkarabinerというソフトがあり、こちらも親指シフトキー配列を実現しています。
こちらを併用したら、いままでTeslaで使ってきた通り、つまりWindowsと全く同じ動作で、親指シフトが使えるようになりました!
なんとすばらしいことなんでしょうか?
ドライバも非常に良かったけど、「親」を使うことになると思います。
ただ、ドライバのライセンスについては、更新を続けるかもしれません。やはり親指シフトを大事にしている企業様は応援したいので。
それにしても、有志の方々の力については本当にすばらしいと思います。すばらしいソフトウエアを提供していただき、ありがとうございます!
2014/10/22 追記
Lacailleは、macbook pro Retina 2012では、かな入力のまま問題なく動作しましたが、iMac 27 2010にインストールしてみるとなぜかいろいろと不都合がありました。
まず、かな入力に設定すると、「ろ」と「ー」が入力できませんでした。これは、Rboard Pro for Max + iMateと同じ症状です。
Teslaのローマ字入力定義に切り替えると、この問題は解決しました。しかし、今度は冗談の記号がうまく入力できない感じです。なんかキーボードが英語キーボードの設定になっているかのような反応ですが、何度もJISキーボードと認識させても同じ。
iMacで使用しているKB232をmacbook proに持ってくると正常に動作するので、OSの何らかの設定によるものだと思われます。
解決したらまた報告します。
2014/10/22 さらに追記
上記、解決しました。ATOKの設定でキーボード配列のセクションがあり、macbookもimacも両方ともJISキーボードとして検出されていたのですが、「正しく打鍵できない場合」手動で選択するように書かれていたので、それに従い、JISを明示的に選択しました。これで、「ろ」と「−」が打てるようになり、最上段の記号も入力できるようになりました。よかった!
コメント
コメント一覧 (4件)
初めまして! いまだにOASYSのワープロを3台も保有している、超アナログな親指シフターです。仕事で原稿を書くときだけワープロを使っていますが、そろそろ限界かなと思っていまして、、パソコン×親指シフトへの移行を検討しています。
パソコンはiMacの10.6.8なのですが、ひとまずキーボードはそのままMacのものを使う場合、エミュレーターは何が一番いいのでしょうか? こちらの記事で紹介されているLacailleだと新しすぎて、10.6.8に入れると不具合が起きそうな気が..
ネットでいろいろ調べましたが情報が多すぎて混乱しており、こちらにお邪魔した次第です。。「やまぶきR」とかTESLA野良ビルド、KeyRemap4MacBookでもいいのかしら…←その場合、バージョンは..?
または高額なトリニティワークスさんのNicolaKが必要?
むやみにダウンロードしてキーボードがおかしな事になっても悲しいので、
詳しい方に伺ってからトライしたいと思いました。。
OASYSと同じような使い勝手を望む場合、(つまり左端設定や図形複写、行端変更などの機能)、やはりキーボード&ソフト購入の方が安心ですかね。。
アドバイス頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
decoponさん。初めまして!
OASYS機、3台もお持ちなんですね! 専用機の感触は未だに懐かしく、業務用OASYSなどは未だにほしいと思ったりしています。
1992年にパソコンというものに興味を持って、FMR+OASYSを試したことがありますが、とても専用機には及ばず、OASYSを買い直したことがありました。
OASYS + PCのハイブリッド機(48VLだったかな?)を購入したのをきっかけに、本格的なPC+親指シフトへの移行を決めました。
1994年からPC+親指シフトキーボード(KB211, KB611)、2001-2002にMacへの移行を試し、2002からはMac + 親指シフトキーボード(RBoard Pro for Mac, KB611, KB232, FKB8579-661, FKB7628-801)という感じです。
上記のように、基本的に私は専用キーボード派で、付属のキーボードを使用するのはOSの切り替わり時に専用キーボード入力がうまく行かなくなるタイミングくらいで、あまり詳しくありません。
たまに、macbook proを持ち出すとき、Tesla野良ビルドの設定を少し変えて搭載キーボードを使うことはありましたが…。
キーボードエミュレーションを使用するのに私が試したことがあるのは、MacではこのTesla, Tesla野良ビルド、KeyRemap4macbook(現Karabiner)、そしてLacailleです。Windowsでは、親指ひゅんシリーズ、やまぶきRでしょうか。
Teslaはカーネルエクステンションなので、OSに与える影響に不安がありましたが、Karabiner、Lacailleはアプリケーションなので、導入がかんたんです。キーの同時打鍵判定については、Karabinerは若干苦手な印象があります。
専用キーボードは、やはり有料ドライバが一番簡単です。私もOASYS専用機からの乗り換えだったので、英語入力から日本語入力に戻す際に「ひらがな」を押さなければならないのがネックで、OS切り替わりのタイミングの際に活用させていただくくらいです。
ただし、「(つまり左端設定や図形複写、行端変更などの機能)」についてはOASYSそのものの機能で、現在PC用OASYSを使っていない私の場合使用可能なのかどうかよくわかりません。特にmacからWindowsを仮想化で使う場合は、別途ユーティリティが必要となる可能性があります。
OASYS専用機に近い操作感を必要とするなら、ACCESS表参道店さんに相談するのもよいかもしれません。
http://access-fs.com/oasys/valuable.html
もし、macでのキーボードエミュレーションであれば、河童本舗さんが不便なく使われているとのことですので、訪ねて見られるとよろしいかと思います(1年ほど更新がないのでお忙しいかも)。
http://blog.livedoor.jp/kappahonpo/
久しぶりにOASYSの話題が聞けて嬉しかったです! 親指シフトノートPC(フロッピーディスクドライブ付き)を所有しているので、久々にOASYSをインストールして使ってみようか、とちょっとそんな気分になってしまいました。
今後ともよろしくお願いいたします。
nakahara さま
早速のお返事&くわしいアドバイス、有り難うございました!
nakahara さん、ずいぶん前からいろいろ試してこられたんですね、
すごいです!
私は約25年前にオアシスのブラインドタッチ講座に通ったのをきっかけに、
親指シフターになりました。仕事も文筆家なので、オアシスワープロが壊れたら支障をきたすので、なくならないうちに買いだめしたのです。。
今でも普通に使っていますが、面倒なのはフロッピーディスクに保存しないといけないこと、そして大きすぎて邪魔という点ですね。
持っているのは、OASYS LX-150です。使い込んではいますが、
まだ普通に使えるので、どなたか欲しい方がいれば差し上げてもいいかなと思っています。そのうち海外に暮らす予定なので、物をいろいろ処分しはじめていて.. 3台も持っていても仕方ないですし。facebookの親指シフトグループで尋ねてみようかしら。
ところで、やはり専用キーボードを買いたくなってきました。昨日、KeyRemap4macbookをインストールしてみたのですが、
やはりiMacの薄っぺらいキーボードではかなり打ちづらくて。。
nakaharaさんは、現在、いちばんコンパクトなFKB7628-801をご使用中ですか?
KB232と比べるとどちらがいいでしょうか。
アクセスさんに行って試してみるのがいちばん良さそうですけど。
あと、「有料ドライバーがいちばん簡単」とのことですが、
どのドライバーを使用されていますか? NikolaKのことでしょうか?
NikolaKのサイトも見てみましたが、かなり高額ですね。
しかも年間使用料と書いてあったので、毎年何万円も払うのでしょうか。。
専用キーボードと、KeyRemap4macbookだけでは使用不可能ですかね?
いろいろ伺ってばかりですみません。
ご多忙とは存じますが、ご教授頂けますとうれしいです。
よろしくお願いいたします!
decoponさん。こんばんは!
文筆活動をされていらっしゃる方なのですか! 脳と指が直結する感じの親指シフトは大きな武器ですよね。
LX-150をお使いなのですね。確か、私の一番最初のオアシスがLX-IIという、LXシリーズの2代目でした。本当に使いやすいラップトップだったのを覚えています。とても懐かしいです。
そういえば、自宅のどこかにオアシス専用機が残っている気がします。あとから骨董品的に買い足したもので、液晶が確か3-4行くらいしか表示されないタイプのものです。
私もmacbook proやiMacのキーボードでは入力づらいので、専用キーボード派です。現在はiMacでKB232、macbook proでFKB7628-801を使用しています。
後者は1つめが1年持たずに壊れて、2つめを使用しています。安価ということもあって使用していますが、やはり私にとって入力しやすいのはKB232のほうですね。
Nicola K Proはキーボードをつなぐとあっさり動くので、有料ではありますが、楽だと思います。ただ、先ほども書いたように、専用機以来、無変換と英数で日本語、英語を切り替える私にはちょっと不便です。年額制になっていますが、日割り計算をしてくれるので、年の途中で購入した場合も公平に課金され、よく考えていると思っています。年間ライセンスは16000円のようです。
Windowsと全く同じかそれ以上の操作感にできるのは、私の環境ではLacaille+Seil+ATOKになります。
Seilで、左親指キーに「かな」、右親指キーに「スペース」を割り当てて、ATOKで、左親指キーにトグル変換を割り当てたりしています。また、CapsLockは英数に割り当てています。
Lacailleは「読点」を実現するために、若干キーボード定義を書き換える必要がありました。
面倒でなければ、お勧めかもしれません。
KeyRemap4macbook(Karabiner)を使う場合は、多分併せてPCKeyboardHack(Seil)を使って、左親指に英数、右親指に空白、みたいに設定すれば使えました。ただ、読点が使えるかどうかは試していないですね。
> 海外暮らし
私も子供が巣立ったら海外に住むか、生まれた種子島に戻れたら嬉しいなあ、と思っております。