日本武道館開館50周年式典/日本武道祭

日本武道館の中に入るのはいつ以来かな…?

10月5日(日)、日本武道館開館50周年式典と日本武道祭が開催されたので、exfit TVとして参加をさせていただきました。

日本武道祭

日本武道祭

あいにくの悪天候でしたが、今回は天皇陛下、皇后陛下、両陛下がご出席とのことで、実に多くの方が集まりました。階段のところで天皇陛下が皇后陛下の手をお取りになっているのがとても印象に残りました。

49年間生きてきましたが、天皇陛下と同じ空間を共有させていただいたことは初めての経験です。両陛下の前で国家を斉唱しながら、日本人に生まれてきたことを感謝しました。

最初に記念式典がありました。思えば、1984年4月、日本大学入学時にここで入学式を行いました。ちょうど30年後の今年、長男がここでの入学式に参加したわけです。今年50年ということは、私の入学時はまだ20年しか経っていなかったというのは意外でした。

その翌年に行われた少林寺拳法の祭典では、ゲストの岩崎宏美さんが「マドンナたちのララバイ」や「決心」を熱唱されたのを覚えています。当時は武道一辺倒だった私なのに、はっきり記憶しているシーンはこの岩崎宏美さんだったりするのが不思議です。

さて、記念式典が終わると日本武道祭のほうに移ります。日本を代表する各種武道が6分間ずつのデモンストレーションを行いました。第一部と第二部に分かれて、その第一部は両陛下もご覧になっていました。

その第一部の最後のプログラムが空手。この日最も会場を沸かせたのがこの演武だったと思います。私は高校時代、競技空手を行っていたのですが、引退して以来、競技系の空手を直接観戦することはありませんでした。今回、30年ぶりに見る団体形は新鮮でしたね。クルルンファという剛柔流空手道の上級の形であり、高校3年間の間には私は習うことができなかった形です。団体のトップの先生のご配慮で、県大会にクルルンファとスーパーリンペーの各技術を採用した創作形を演じたことはありましたが、形競技も突き詰めるとこのレベルになるんだ、と改めて感動があった次第です。

特に盛り上がったのは、このクルルンファの分解の実演でしたね。いずれ、exfit TVでご紹介できると思います。

剛柔流空手道 クルルンファ 分解

剛柔流空手道 クルルンファ 分解

第二部は、両陛下がお帰りになったあとに演武が行われましたが、今回exfit TVをご招待してくださった日本銃剣道連盟様の演武もこちらに含まれました。すでに、exfit TVのIくんが制作した動画でその精緻さは理解していましたが、高段者の徹底的に磨かれた「突き」は非常にすばらしいものでした。

銃剣道

銃剣道

この1年の動画はほぼ、Iくんが撮影・制作をしてくれていますけど、今回は初めて4Kカメラ、Handycam AX100を持ち込み、素材を撮影しました。4Kだと振動にかなりシビアで、SONYのミドルグレード三脚では振動をまともに拾ってしまうことが分かりました。大いなる反省点です。それでも、かなり貴重な映像を4Kに収めることが出来たことは、武道愛好者の私としても大変幸せなことです。exfit TVでは、1080pでの公開となる予定ですが、4K版もダイジェストなり、共有させていただく機会があれば…と思います。

もう一つの反省点は、Canon EOS Kiss X7とキットレンズの250mmを持っていったにも関わらず、バッテリーを入れ忘れ、使えなかったこと。動画撮影のバックアップに持っていったSONY(ソニー) α6000 パワーズームでは寄り切ることができず、残念でした。Iくんが、SONY α57を持って来てくれていたので、それでいくつかのスチルも撮影していると思うのでそれに期待します。

ただ、今回は4Kカメラを使っています。829万画素あるので、フレームの画素数はRICOH CX1並みですし、CMOSも1インチでより大きいです。これまではスクリーンショットを撮っていたのですが、Quicktime Playerを使ってフレームを切り出してみると、コンデジ程度のクォリティは確保できているようです。これ、動きがあるものについては活用できそうですね! また、AX100はファームウエアもアップデートされているようなので、今度確認してみようかと思います。

今回の祭典には、ロシア武術団の方々も招かれました。

ロシア武術

ロシア武術

こちらも興味深いものでしたね。今回は、エメリヤエンコ・ヒョードルさんも招かれておいででした。ハンパじゃない存在感でしたよ。

最後の演武、最も会場を震撼させたのはこの演武でしょうか?

森重流砲術

森重流砲術

動画はexfit TVで公開させていただくと思います。お楽しみにどうぞ。

今回、大変な式典・祭典に参加させていただき、本当に感謝しております。各銃剣道連盟のみなさまを始め、日本武道館関係者、各団体の今後ますますのご活躍をお祈りいたします。

また、最後になりますが天皇陛下、皇后陛下のご健康とご長寿をお祈りいたします。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 遅いコメントですいません)こんにちは。
    おぉ、武道館ですね! …って、入ったことが無いのでsy・・(泣)。
    武道館も半世紀が経ちましたか。まさしく武芸の祭典だったようで、会場の空気が伝わって来るような気がしますね。

    日本にも古来からの伝統武術が多々ありそうですが、間近で拝見したら迫力がありそうです。有名なアーティストのコンサート会場(?)的なイメージしか持っていませんでしたが、本来の使われ方ですと一層の重みがあるんですね。
    しかし、砲術まで行われるとは・・(驚。

    • sadaさん。こんにちは!
      50年というと、最初の東京オリンピックの年です。私が生まれたのがその翌年。
      鹿児島の武道館には、何十回も行って練習しましたけど、初めて日本武道館に来たときはさすがに大きいなあ、と思いました。
      でも、改めて行ってみると、意外に狭い感じがしました。いろんなものを見ると、新鮮みが薄れるものなのでしょうか?

      いろいろな武道団体が参加していましたけど、それぞれ異なった形で普及、発展しているのですね。それぞれ最高峰の方々が参加されていますが、世界で揉まれている団体は、デモンストレーションのレベルが非常に高かったです。まあ、団体が大きくなると規制も厳しくて、気軽に紹介するのは難しいのですけど。
      現在も過去に習った武道を少しずつは練習を続けていますが、みなさんの演武を見ていると、今後も続けて行こうという気になりました。

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