Windows 8のキューブ型のインターフェースが発表されたとき、「これは…」と思いました。私の場合は「いい意味で」です。
私はこのようなキューブデザインは以前から好きで、2000年頃、ICO Fitness Club Online もまさしく今回のWindows 8みたいなインターフェースに変更したいと考えていました。いや、デザイナーの方のサイトでまったく同じような形のサイトがすでにあったからで、それがかっこよかったからですが。
それに、現在の西荻窪のオフィスもキューブをテーマにしたサークルキューブという施設を借りています。ですが、Windowsといえば従来から高額な設定ですよね。しばらくは見送りかと思っていたのですが…。AppleのOSにならったのでしょうか? かなり低価格での販売になっています。しかも、LionやMountain Lionのように、ネットで買ってそのままインストールできるようになっている! 支払先に「Microsoft」の名前が一切ないので、最初は警戒しましたが、こういう部分はAppleのApp Storeのようにわかりやすくしてほしいですね。怖いですよ。
3300円でProにアップグレードできる、とのこと。では…。やってみるしかないですね。
しかし、これが思わぬ難しさ。LionやMountain Lionのようには行かないのですよ。最初のインストールは再起動時にブルースクリーンになって落ちてしまいました。再度インストールしようと思ったとき、DVDイメージを作れるというのでそれを選んだら、イメージが壊れているのか、DVDディスクに焼けません。どうやって再インストールしていいか分からず、ネットで調べまくったところ、SetUpプログラムを再度ダウンロードできるサイトを探し当て、ようやくインストール再開。そして、なんとかWindows 8が使用可能になりました。
左がWindows 8, 右がMac OS X Mountain Lion。Win8は最初、どうやってログイン画面に入っていけるのか分かりませんでした。変わりすぎだって…。
ずいぶんとシンプルなデザインになりましたね。これ、私は好きですよ。ですが、最初のログインでエラーになってリブート…。不安定です。
2回目のログイン時にメッセージが出ました。
で、ログイン後の画面を比較してみたわけですが…。い、いかん。Windows 8のスタート画面、好きかも。私のノートPCはタッチパネルではないし、画面解像度も若干足りないので、新しいインターフェースのパワーを存分に発揮することはできませんが…。
で、デスクトップを押してみたわけですが、ウィンドウが平面キューブ的になった以外は、普通のデスクトップ。
うむむ。なんか中途半端だ。キューブならキューブで通してほしいところですが、こんなところで普通のWindowsに戻ってしまうとは…。でも現実的に、過去のアプリケーションとかもあるので、それは難しいところ何でしょうね。
しかし、スタートメニューがキューブな画面の呼び出しとなり、なんかほしいアプリケーションの呼び出し方がわからないですよ。ペイントとかメモ帳とか、どこから出せば? 普段使いのテキストエディタはどこに消えた?
まあ、タブレットを意識したデザインなのでしょうね。家で使うのであれば、仕事を意識することも少なくなり、いいような気がします。キューブデザインを専門性の高い業務用に適用するのは、もしかしたらつらいかもしれません。
でも、発掘するのがちょっと楽しい状態ではあります。現在、MacBook Proで動画素材を出力中のため、自由に触れませんから、久しぶりにWindowsに浸ってみましょうか。
ちなみに、大切な親指シフト。普通に使えていますよ。これは素晴らしいことです。正式に対応したドライバが出る可能性はありますが、Win7までのドライバで大丈夫みたい。