FMV-KB232はなかなかいいです

FMV-KB232

今日、FMV-KB232を、動作保証されているFMVシリーズ以外のPCにつないでみました。私が持っているFMVシリーズはすべてノート型の親指シフトキーボード搭載モデルなので、FMV-KB232を使用することができないからです。

今までもそうだったように、FMV-KB232は動作保証外のPCでも動作可能で問題なく使用できました。FMV-KB611の1999年から使い込んでいるものとキーを押した感じを比較しましたが、どの指で押してテストをしてみても、KB232のほうが押下圧が軽くてすむような気がしてなりません。今回、キースイッチが金属のバネからメンブレンタイプに変更になっているということですが、非常に軽いとは言え、メンブレン独特の感触があります。

フルキーボードだと、シフトキーの下にある変換・無変換キーをついつい押してしまう癖が出てしまうのですが、使い慣れていくとそれも違和感がなくなってきました。左右の親指キーの高さが低くなってしまったことも、最近ノートの親指シフトキーボードを使う機会が多いことからさほど気になりませんでした。

変換・無変換キーを左親指、右親指キーボードと共用することによる誤タイプは数回ありましたが、それは5-6時間使い続けた中でのことであり、FKB8579-661のように頻繁には起こりません。

私はJapanist 2003との組み合わせで使っていますが、このIMEをインストールしてあると(FMV-KB232に対応しているバージョンである必要があります)、キーボードを認識します。IMEが持っている快速親指シフトという仕組みで親指シフト配列を実現しているので、特別なドライバが必要ありません。これはコンパクトキーボードのFKB8579-661と同じですが、同様にMacで使いたいと思った場合は、専用ドライバの登場を待つしかなさそうです。

この投稿はMacで作成中ですが、最近は高性能なWindows Noteを使う機会が多くて、Macで入力するのは結構久々だったりします。MacではPS/2 USB変換コネクタを使ったKB611を使ってもモードずれを起こすことがほとんどなく、また快適に入力できるため、しばらくはKB611でいいか、という感じですね。Rboard Pro for PCのあまり使っていないものを持っているんですが、これもMac用として使えたりしないかな? KB611のようにCapsLockと無変換でハードウエア側でモードが変わるのではなく、Windows上のソフト(XPの場合は+ドライバ)で配列が変わっていたので、カナロックをうまく制御できないとこれは無理かもしれませんね。

Rboard Pro for PCについては、昔親指ひゅんQ用の配列にハードウエアのROMを変更して(ほとんどJIS配列です)、Teslaというオープンソースのツールを組み合わせてMacで親指シフトを実現したことがありました。このときは、PS/2 USB変換コネクタではなくかなり大げさなハードウエアを使っていましたが、結構普通に入力できたことを覚えています。

Windows環境と全く同じ操作ができる※ KB232用のMac用ドライバが開発されたら、Macでの採用はそのときに考えようと思います。

※ FKB8579-661用の商用ドライバだと、WinとMacで頭を切り替えて使い分けるのが大変です。TABの位置や後退の位置が環境によって変わるのは私の使い方だと結構つらい。この辺はカスタマイズ可能なようなので、解決可能だと思います。しかし私の使い方でなによりつらいのは、日本語と英語の切り替え方がMac/Win両方の環境で全く変わること。よく、「上腕二頭筋(biceps)」みたいに頻繁に切り替えるとき、どうがんばっても戸惑ってしまい、スムースで快適な文章作成ができません。しかし、従来からMacを使っていて、Windowsと切り替える必要が全くない人にはおそらく、上記の商用ドライバのほうがしっくりくるはず。あまりにもニッチな世界で、汎用化は難しそうですから、これはもう仕方がないことだと思います。KB611の後継、KB613の供給が止まってしまったときに真剣に考えることにしましょう。

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