プロ野球の清原選手やK-1 MAXの魔裟斗選手などのパーソナル・トレーナーとして有名になったケビン山崎先生の著作です。
プロの選手を指導する一流の先生のプログラムがどのようなものなのかを知るための貴重な資料として入手したのですが、メニュー作りについては残念ながら、あまり詳細な情報がありませんでしたが、運動だけでなく、休養や食事をトータルで計画する必要性が説かれています。
文章を読んでいて、一般用語の解説において、かなり独自の世界観を持っていらっしゃるようだと思いました。たとえば「フィットネス=体脂肪のコントロール」(引用)という定義など。私などは読んだ人がそのまま鵜呑みにしてしまうとまずいかな、と心配したりしますが、まあ体脂肪をコントロールすればそれはフィットネスの向上につながりますので、それは表現方法の一つなのだろうと解釈することにしました。
また、言葉の使い方が面白い。「股間を増やす」とか「腹筋を起こす」とか。私には直接的に響いてくる表現です。その意味については、この書籍で確認してください。
メニュー作りは基本的なことしか書いてありませんが、その代わり大勢の格闘家が登場し、彼らのインタビューが出ています。それほど具体的なものは見えてきませんが、先生のジムにいくと先生の弟子の方々の指導が受けられるようです。