以前、Intego社のVirusBarrier X6をインストールすると、スリープ後にアプリケーションを触ったときなどに、マシンが極端に遅くなる、というようなエントリを書きました。
でも、仕事でも使うMacにセキュリティソフトをインストールしないわけにはいかないので、その後も遅くなったりフリーズしたタイミングで再起動をするという運用をしながらVirusBarrier X6を使ってきました。それでも、スリープからの回復後にかなりの確率で再現するので、もう我慢できずに昨日の真夜中になりますが、Intego社のサポートにフォームから問い合わせてみました。
数日のうちに返事があればいい、と思っていたのですが、なんと1時間後くらいにはお返事が来ましたよ。内容はすごく分かりやすくて、VirusBarrier X6でCPU負荷が高くなる処理は決まっているので、必要なものを取捨選択して設定を見直してみて、変化があるかどうかを見て欲しい、というものでした。
【処理によるシステム負荷が高くなる動作】
- リアルタイム・スキャナで「動作分析」がチェックされている場合 → されていませんでした
- アーカイブで「アーカイブをスキャン」がONの場合 → あらゆるアーカイブがONになっていました
- スキャン・オプションでのCPUおよびディスクの優先度が「高」あるいは「標準」 → 標準でした。
- オンデマンド・スキャナの動作で「電子メールをスキャンする」がチェックされている場合 → されていました
- 危険をスキャンですべてのオプションがチェックされている場合 → されていました
とりあえず、リアルタイムでのアーカイブスキャン、電子メールスキャン、危険をスキャンを見直してみました。
【TimeMachine】
本来スキャンの対象から自動で除外されているらしいのですが、ボリュームが正常に認識できない場合、TimeMachineが常時読み書きしているファイルをスキャンして著しい負担がかかるようです。
最後のスローダウンではTimeMachineのバックアップ中に発生していましたし、共有ディスクの調子が一時的におかしくなって、MacやWinでのマウントが解除されるなどのトラブルがあったので、可能性があります。
これらやiDiskを信頼できるボリュームに変更してみました。
【BootCamp】
今、BootCampにWinはインストールしていませんが、スキップする設定にしてみました。
【暗号化ツール】
うまく動作しないようです。FileVaultを使ったとき、まる1日かかってもマシンをシャットダウンできなくなってしまうという困った現象が起こり、FileVaultは過去に数日使ったのち解除しています。
【外接のディスクマウント】
マウント直後にSpotlightがインデキシングしにいくとき、VirusBarrier X6がスキャンしに行くので負荷が高まる場合があるそうです。
必要のないボリュームはアンマウントするか、Spotlightのプライバシーで検索から外すといいようです。とりあえず、不要な外接ボリュームをプライバシー設定しようと思います。
【ターボモードのキャッシュを消去】
ごくまれにこれが壊れて遅くなることもあるようですので、これまでの対策でダメな場合は消去を試してみるといいようです。
これらを見直した状態で少し運用してみます。これでもおかしくなるようでしたら、アクティビティモニタで極端に負荷が高いアプリを調査することになります。
それにしても、本当に短時間でこのアドバイスを返して下さるIntego社のサポートの質は高いですね! 今回は本当にありがたいと思いました。
というわけで、もうちょっとVirusBarrier X6を試してみることにします。