ibis DV9試乗

ibis DV9

今日はFさん、DHさんと郊外のトレイルに行く予定で、12:00からの出走を予定していました。そんなこともあり、少しでも早く寝たくて昨晩もこれを試しました。

でも、30分以上続けても目がさえる一方でしたので、今回は32分続けたところで止めて、自然に眠くなるのを待つしかなく。結局、いつもの3:00を過ぎた頃でしょうかね。寝付けたのは。

それでも今回はちょっと出発時刻が遅くなる予定だったこともあり、4.5時間ほどの睡眠時間を取れたようでした。あと1時間程度寝る予定でしたけど、ここからは目が覚めてしまいました。ある程度いいリズムで目が覚めたことで、今日はある程度コンディションが良さそうです。

すると、DHさんから、現地の天気予報がヤバいというご連絡をいただきました。調べてみると、出発直前時点での現地天気予報がちょうど12:00から雨であり、13:00以降は雷雨予報に変わってしまったことが分かりました。さすがにこれは厳しいかな、とFさん、DHさんと相談し、残念ながら今日のイベントは中止となりました。

初顔合わせ同士でのトレイルライドは先月も行っていて、これが大変いい経験になったので今回も凄く楽しみにしていたんですけど。また、後ほど明らかにする予定のDHさんへの相談事とかも本日実現できなかったので、これもタイミング的に残念でした。DHさんによれば結局昼過ぎには雨が降らずに地元でライド出来たようで、天気予報も当てにならないものだなと。

せっかく3連休を取ったのに、今回は悪天候でほぼ何も出来ませんでした。そこで今日は、昨日Kさんと計画を練っていた、あるバイクの試乗に向かうことに。

マシューサイクルさんよりお借りした、ibis DV9です。昨日、マシューサイクルさんの動画で紹介した、あのバイクですね。

Kuwahara Official

代理店のサイトを見ると、Deore Kit、GX Kitの完成車で605,000円、とあります。ただ、今回お借りした試乗車はヘッドパーツ、BB、HUBが全てChris Kingで、ドライブトレインには最新のSRAM AXS XOが付いています。これ、グループセットで30万円近くするんですね。高級パーツで組まれているので、おいそれとは手が出ない価格に仕上がっていて、試乗するのにちょっと緊張…。

今日は善福寺川近辺の、根っこがあったり砂利がある平地のダートで試乗させていただくことになったんですが、さすがにXCバイク(ダウンカントリーバイク)ということでものすごく走ります。現在私が所有しているJamis Nemesis Team 2016に似ているように感じました。年式と車輪径は違いますが、両方ともXC/ダウンカントリーのトップグレードのフレームですから、凄く硬く、しっかり作ってあると思います。

今はNemesisにも130mmくらいのRock Shox Rebaを入れていることもあって、乗り心地も近いものがありましたね。カーブでの根っこに対する反応とかも凄く似ていて、ハードテールなのに乗り手のライドをカバーしてくれる感じでバランス良くクリアします。平地のライドではDV9とNemesisの性能差があまり分からない感じ。速度は軽量に作ってあるNemesisのほうが上がりやすいけど、DV9は29erなので平地での進み具合は互角になってるといったところか。

NemesisはDV9と比べるとさすがにホイール径が小さく見えますね。DV9のほうがホイールに対するフレームの収まりが良く、最新バイクは見た目も進化しているなと思いました。

ほんのわずかですが目線が高くなった感じは、私が9年前、通勤用も兼ねて購入し1ヶ月くらい乗ったKona Taroを思い出しました。

Taroはこう見えて13.3kgとかで、かなり軽いバイクだったんですよね。これに比べるとDV9の乗り心地は格別によく、さすがはカーボンバイクという感じでした。

今、所有しているCannondale Trail SL4ともまたちょっと違う感じ。このバイクはスピードが乗ったときは下手すると、Nemesisより速いんじゃないか、と思うこともありますね。乗り心地もNemesisやDV9より少々マイルドな感じかな。

ただ、剛性感や操作性はDV9のほうが圧倒的に上で、レーシングバイクとしての評価も高いカーボンXCフレームはさすが、と思います。

マシューサイクルさんに来られていたDoさんのお話だと、ibis DV9は下りでものすごく走るバイクだそうです。同じく今日はSEIさんに、マシューさんがこのバイクでトレイルカッターを走られる動画も紹介していただいたんですが、確かにこれまた凄い。

今日の試乗ではどうしてもここまではイメージできないけど、乗る人が凄ければこのバイクはそれに応えてくれるということは間違いないようです。私の走り方だとNemesisに似ている感が強いとは言え、Nemesisでこんな乗り方をしているとフレームが持たないかもしれない、とは思いました。

自走重視や街乗り重視で作ったNemesisやTrail SL4 29erと比べると確かに、平地での漕ぎは重く感じられ、同じように速度を乗せるには少し努力が要る感じがありました。でも、私のような自走重視の人なら、Nemesisと同じようなタイヤを選んだりXC向けのフォークを選べば、今日の感じからすればNemesisやTrail SL4と互角以上の平地走行も可能になるかもしれません。反面、試乗車と同様なタイヤを選択すれば、ヘッド角がYETI SB5cよりもずっと寝ていることもあって(120mmフォークで66.5°だそうで、おそらく試乗車の状態で66°くらい)、確かに下れるのかも。

マジで良さげなバイクです。

Kさんとも話しましたが、やはり、26erとか27.5er、特にフルサスとは全く違う乗り物だなあ、としみじみ思いました。それにしても、KさんのProphetが非常に完成度が高く、以前富士見で試乗させていただいたリア165mmのSanta Cruz Nomadにも匹敵するような安定性に仕上がっているんじゃないかなあ、と思いました。なので、今日はKさんのProphetの凄さも体感してしまう試乗会になってしまいましたよ。確かに26erなんですけど、なんか27.5erに乗っているような印象です。

マシューさん、今日はこんな高価なバイクをお貸しいただき、ありがとうございました! 私の所有しているバイクと比べるとNemesisが近い感じですけど、設計が新しく下りにも強いバイク、こんな1台も確かに欲しくなりますよね。

私は今日はCannondale Prophetで出かけたんですけど、Kさんのバイクに乗ってしまうとダメだな…。もともと、2005年モデルは上位から下位まで、全てLeftyモデルでした。4Xのレース向けラインナップでさえ。やはり、普通のシングルクラウンフォークはちょっと合わない…よな。

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