外から善福寺川の警戒警報が聞こえてくる。調べてみると、宮下橋のところで警戒水位を超えたようだ。現在上流の水位が上がってきているので、近所にも及んでくる可能性がないとは言えないが、これから雨は落ち着いていく予報だ。
さて、そんな天候だから今日も野外活動は諦め、雨が降る直前書籍の運搬を1回できただけだ。
トランクルームもえらいことになっていて、どう整理しようかと思っているが…。自宅を細かく確認するとおそらくこれは現在の蔵書の半分くらいの量だ。大学1年、静岡県三島市に下宿していたときは、カラーボックス1つ分しか本を持っていなかったのになんでこんなことになっているのか…。
上の雑誌と、この箱類が運搬を待つ本たちだ。まだこんなにあったのか。本棚に収容しきるのは難しそうだな…。またこれを運ぶと考えるとまた気が滅入る。
こちらの8箱は処分予定の書籍類。郵送可能な書店にて売却する予定だが、オークションに出そうと思っているものもこの他に60冊ほどある。
最後に、この本棚の分は自宅に残す予定の本。ほとんどがブルース・リー先生関連の書籍。
この書棚は結構大きくて、トランクルームに持っていった書棚の1.5倍〜2倍くらいは収納可能だ。以前、西荻のオフィスに置いてあった書棚である。
このほか、足下に50冊ほど。長男の勉強机に50冊ほど、そして、押し入れの1/8くらいのスペースに書籍、雑誌、ムック類が収納してある。
確実に移動するものに加え、長男の書棚と押し入れの物。本だけでトランクルームが終わってしまうのではないか…。
でも、久々に大がかりな書類の整理をしてみると、いろんな本を久しぶりに目にしてしまう。
アレックス・ベン・ブロックの「ブルース・リーの伝説」。右端がエコーブックス版で、ファンになりたての頃友人に譲ってもらったものだ。宇田川幸洋さんの訳本でかなり読みやすい印象で、1974年8月10日に発行されている。「版権独占」と書いてあるにも関わらず、その1ヶ月後の1974年9月10日にはまん中の「ブルース・リーの伝説」が「ロードショー」別冊の形で「版権獲得!」と書かれ、発行されている。これは成人した後、神田の書店街を探し求めて買ったものだと思うが、時期をずらして2冊買ったようだ。残念ながら2冊とも一部が劣化して、気を付けないとページが抜け落ちる。
左端が、原著となるA DELL BOOKの”THE LEGEND OF BRUCE LEE”だ。版権を同時に2社に許諾するとは、A DELL BOOKもいい加減なところがある。そういえば、1975年公開のブルース・リー映画「ドラゴンへの道」も、ゴールデンハーベストが東宝東和と東映の2社に上映権を与えてしまって問題になったりしたそうだ。
原著をもらったときのことはハッキリ覚えている。渋谷のスポーツクラブに勤務しているとき、懇意にしていた北米出身の若い女性がいたのだが、そのお兄さんが来日されてこの本を下さったのだ。身長は同じくらいだけどガタイがゴツイお兄さんで、ガシッ、と握手したのはすごく覚えている。中を確認してみると「1988.11.30(水) カレンのお兄さんからもらう」とメモしてあるので間違いない。
本は中身も宝だが、こういった思い入れも宝になる。