一苦労のベアリング交換

簡単に抜けていくではありませんか

業務後に、今日届いたベアリング・プーラーを使ってLeftyの根元側のベアリング交換に再チャレンジしました。

きちんと開いた

今回使用したのはパイロットベアリングプーラーセットF1。アタッチメントの品質も良く、想定通りに先が開いて引っかかってくれました。

次は抜き取り

引き抜き工具を取り付け、締め込んでいくと。

簡単に抜けていくではありませんか

実に簡単に抜けていくではありませんか…。なんだ。最初からこのプーラーを買えば良かった。

きれいに抜けた

ベアリング除去済み。

今度はBB圧入ツールで

BB圧入ツールが使えそうだったので、フルセラミックベアリングを圧入していきます。

きれいに入りました。

何とも簡単に、きれいに取り付けられました。あっさり進みすぎて怖い…。そう。このあと怖い結果になるのです。

ランプステーキ丼

今日は長男と2人だったので宅配サービスでステーキ丼を注文しました。2回目のお店でしたけど、早くて美味しいですね。

ポタへ

そして新仕様でポタに出かけたのです。フロントからシュルシュル音がしていますが、グリスレスですからこんなものなのでしょうか。

折り返し地点

しかし、武蔵野園さん前に近づくころは、フロントがビチビチバキバキ言い始めて、かなり怪しくなりました。しかたなく、そのまま帰路へ。

iPhoneで撮影してみました。やたらギリギリという音が出ていて、帰り着けるかどうかすら怪しくなってきましたよ。

なんとか自宅に戻って再度分解してみると…。

破損

完全にぶっ壊れていました(苦笑)。最初によぎった不安は正解だったのですね。止めておけばよかった。ただ、ボールは無傷っぽい。ボール以外がメタメタにやられてる。

それより困ったのが

何より困ったのが、ハブの内側に残ったこいつ。内側から引っかけて抜けなくなったので、破壊しつつ外すしかありませんが、さすがはセラミック。そう簡単に割れません。カッターでこすっても傷ひとつかない。キリを使って恐怖のプラハンで叩いてみましたけど、セラミックに傷を付けるのは難しい。

幸い、乗車中に付いた傷のところから少しずつ、少しずつほじくって、何度か割れた後に取り出すことができました。この作業だけで2.5時間ほど必要でした。バカですね。

先ほどと同じ要領で、もう一つ買っておいた金属製のベアリングを装着し、再度組み付けました。

ただ…。このMavic Crosstrailの精度はちょっと怪しい。規定のトルクまで締め込むと回転が途端に渋くなるのです。玉あたりを軽くすると、締め込み不足になって危険なので、しっかり締めなければなりませんが…。他のLeftyではこんな目に遭ったことはないです。明らかにおかしい。ゴリゴリで止まることはなくなったけども、手で回して数回転で止まる感じ。

何しろ、このCrosstrailは箱に「左撇子」と書かれた状態で中華圏から送られてきたものです。あとから調べると、MavicはMade in Franceだそうなので、「左撇子」っておかしくないか? オークション最大のバイクショップをうたっているストアなので、ある程度安心して取引したのですが、もしパチもんだったら腹立たしいな。

悲惨なフルセラミックベアリング

ある程度予測はしていましたが、1回のライドでこの有様です。あまりふざけた実験はしないほうがいいです。今回思い知りました。

ベアリングは、leftyハブ専用のほうが良かったりするのでしょうか? 探してみるか…。ここまで来たら精度の低いハブを交換してしまいたいな。

現在入っているベアリングは、uxcell 6805ZZボールベアリング 25x37x7 mm二重シールド ABEC-1ベアリング。大丈夫ならいいけど…。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • はじめまして。
    事故になって怪我などされなくてよかったですね。

    ご存知かもしれませんが、Mavicのホイールは回転が渋いです。ので、規定トルクで渋くなるのが正常です。
    もし他のメーカーのホイールと比べて渋いというのでしたら、それはMavic的には問題がないです。Mavicの他のホイールをお持ちで、それと比べて渋いというのでしたらすみません。

    セラミックベアリングがダメになったというのは謎ですね。しかし要は瀬戸物ですので衝撃には弱いはずで、飛んだり跳ねたりのMTB向けではないと個人的には思っています。
    ただ、セラミックが割れるくらいの衝撃であればステンレスでも変形する、と聞きますので、素材的な問題はないのかもしれません。
    圧入時に傷が入ったのか、それとも規定トルクの幅が狭くて超過すると割れるのかもしれません。

    なんとも取り留めのないコメントになってしまってすみません。

    • 通りすがりのKLEIN乗りさん。初めまして!
      情報ありがとうございます。

      > Mavicのホイールは回転が渋いです。ので、規定トルクで渋くなるのが正常
      なるほど! このホイールの極端な渋さについては、今日の試行で自作シールに原因があったことが分かりましたが、それでも確かに、ロードで使っているZIPPとか中華カーボンのように延々と回る、という感じではなさそうです。確かに、今思えば他のMavicもそうだったかも。
      セラミックベアリングは、同時に購入した金属ベアリングの4倍ほどの価格でしたが、1日のライドで終わりました。

      > 瀬戸物
      なるほど! そういうことか〜。
      あまり素材的に良く分かっていなかったのですが、砕けた破片を床に落としたときの音が茶碗みたいでしたので、納得がいきました。

      > 圧入時に傷が入ったのか、それとも規定トルクの幅が狭くて超過すると割れる
      この可能性も確かにあります。ハブ用の圧入器具ではありませんでしたし、どれくらいのチカラで圧入したかハッキリ分かりません。その後のLeftyの締め込みも15Nmとかでやってみたので、この時点で危なかった可能性があります。
      クラウンは壊滅的でしたが、ボールは問題ありませんでした。

      いずれにせよ、フルセラミックだと、慎重な取り扱いが必要になりそうです。

      とても参考になりました! ありがとうございます!

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