Mac OS X Snow Leopard 10.6 Serverは…

もういろいろと試していますけど、このサーバはWebサーバとして使うには本当にいろいろな制限がありますね。

実はCMSをいくつも試してみましたが、どのCMSも何かしらの制限を受けます。世界で一番使われているというJoomlaに至ってはインストールすらできませんでした。

エラーを出しているjavascriptを修正すれば、先の画面に進めますが、こんな形でインストールしてもいいのかなあ、と思って途中でやめました。

下記でも同様の報告があります。

http://www.insidenet.co.jp/m-web/cms/joomla.html

上記の報告ではインストールが完了しても管理画面が正常に動かない、とあります。途中でインストールやめといてよかったかも。

現在稼働しているサーバでは以前すんなりインストールできたし、ローカルWindowsでも稼働できました。検索してもこのエラーについてはほとんど引っかからないところをみると、Mac OS X ServerがWebサーバとして使われている実績は圧倒的に少ないのではないかな、と思いました。

現在構築中のサーバは弊社の所有ではないのですが、明日弊社所有のサーバと置き換えになります。

もしLinuxサーバを選択していたらとっくに会社サイトは立ち上がっていたはずで、この時期にMac OS X Serverを選択したこと、かなり後悔しています。でもサーバ(Mac mini)も購入してしまいましたし、もうこれで行くしかありません。

なにがネックかというと「情報のなさ」だと思います。Linux系のサーバなら、日本語の情報も豊富であり、手持ちの資料やネット検索で比較的短時間に解決します。Mac OS Xは高度なGUIを持っていて、このGUIが搭載する管理ツールとオープンソースの基盤部分に対してかなりの乖離があるように感じます。さらに、どこまでGUIの管理ツールで行って、どこから設定ファイルを直接エディタで編集すればよいのかがはっきりしません。設定ファイルを触って修正しても、管理ツールが上書きして元に戻ってしまう、ということもあるようです。ま、これはLinuxのGUIサーバ管理ツールのPleskも同じでしたが、解決は難しくありません。

GUIツールであっさり設定することによるセキュリティ設定もれがないかとかの心配もあります。きついなあ。これ。

しかし、十分に検討しないで「おっ、これは新しい!」で導入を決定してしまう自分の行動の結果です。以後、反省しないと。

追記:少なくともJoomlaに関する問題は、OS X Serverに限らず、PHP 5.3以降を利用するサーバでも起こりうるようです。インストールに関しては不明ですが、管理画面に不具合があるという報告があるのを見つけました。であれば、OS X Serverが一般的なレンタルサーバに搭載されているOSより、より新しいテクノロジを使っていることであり、逆に新しい物好きの私としては喜ばしいことなのかもしれません??

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