現在のRize号は…

昨日は東京地方も久々の雨天でした。今日は地面もセミウェット〜ウェットでしょうから、ウェットタイヤを装着したRize号で出かけることにしました。

仕事が押しているのであまり時間がとれないため、神社裏の土手に回ることにしました。前輪ブレーキが効かない状態ですので、今日はロータを外して中性洗剤で洗浄し、そのあとパッドも再度中性洗剤で洗浄しました。

あともう一つはLeftyの踏ん張りです。以前のライドで、急斜面を進んでいるだけでLefty Max TPC+がフルストロークをしていたので、事前にプリロード調整をしようと上部のキャップを開けてみました。今のところマイグレーションは全く起こっていないようで、その調整をする必要はありませんでしたが、Lefty Max SPVのような、プリロードを調整する仕組みが見つかりません。以前ダウンロードしたLefty Max TPC+のマニュアルを開いてみると、このフォークはシムを噛ませることでプリロードを調整しなければならないようです! そんなシムなんて、持ってないよ〜。

Lefty Max SPV+のほうは、同じスプリングレートですが、一般のコイル式リアサスのような形でプリロード調整ができますし、SPV+のエア圧でフォークの踏ん張りをかなり調整できますので、問題はありません。しかし、現在Rize号にインストールしているLefty Max TPC+の「TPC+」は「SPV+」ほど強力なコンプレッションダンパーじゃないみたいで全然踏ん張ってくれません。なので、プリロード調整用のシムを複数入手するか、コイル自体を変更するしかないようです。ところが、このLefty Max TPC+のコイルはチタン製なんです。これだけで2万円以上するんですね。とても買えませんよ。普通のスチールを選べばいいのかもしれませんが、何十グラムか重くなるのが何となく許せない気が…。シムもなかなか手に入りにくそうだし、シムを噛ませばそれも重量になりますよ。やはりこのへんは設計の古さがネックになりますね。

いざ、乗り始めてみると、やっぱりフロントブレーキは効きません。掃除したばかりなので、強めにブレーキをかけてみたりしましたが、ダメですよ。やっぱりパッド交換でしょうね。

さて、この土手に回るために、工事が終わった御供米橋を渡りますが、橋から公園に抜ける通路が急斜面過ぎるため、改めて工事が入る様子です。またしばらくここを通れなくなってしまうのでしょうか…。

今日はこの公園で何かの撮影をやっていて、御供米橋の入り口にもスタッフがトランシーバーを持って2人待機していました。特に進入を制止されることもなかったのですが、撮影に影響を与えては気の毒ですので、階段を担いで土手の上の通路からいつもの場所に向かいました。

根っこの斜面とRize号

根っこの斜面とRize号

Prophet号でもJudge号に限らず、Vertex号でも余裕を持って下りられるコースですが、なぜかRize号だとちょっと不安です。サドルを上げたまま、ということもありますが、最後に右に曲がるところで、サドルで下腹を打ってしまいました。そこで前輪がなぜか引っかかる感じでしたね。最後にもここを下りたのですが、そのときにも同じように下腹をサドルで打つことになります。結果的に前輪が葉っぱに隠れた石に突っかかったからであるとわかりましたが、これは現在のRize号には大きな弱点があるからだと思います。Rize号以外の3台では同じコースを走っているのに、前輪は普通にここを超えてくれましたから。今日はそれに気づくためのライドだったのかもしれません。

一度ここを下りてウォームアップをしたあと、まだ明るいのでTさんが先日飛んだ根っこを上から見下ろしてみます。

根っこの上を飛び越えるコース

根っこの上を飛び越えるコース

Tさんは中央の「く」の字に見える根っこを超える形で進入していました。しかし、今日の私にはここをRize号で下る勇気がありません。左の隙間から下りちゃいました。

そして、次は前回Prophet号で下りた急斜度の蛇行コースです。

急斜度蛇行コース

急斜度蛇行コース

今日は地面が濡れていて粘土のような状態で滑ります。しかもフロントブレーキが効かないので最初のドロップの段階でオーバーラン気味になり、なかなか3番目の左曲がりが成功しません。一度は3番目のコーナーのあと、その向かいの崖に突っ込みそうになりました。危なかった。

しかし、何回か走っているうちに急斜度でRize号をコントロールしにくかったのは、地面が濡れていることやフロントブレーキの効きがあまいということだけではないことに気づきます。この斜度ではもうLefty Max TPC+が踏ん張ってくれずにつぶれてしまっているのです。もちろん、スピードをギリギリまで落としても、段差を下りればLeftyがフルストロークしてしまいます。

そして、数回目のチャレンジで3番目のコーナーをなんとかクリア、4番目の矢印の先の大きめなドロップを下りたときです。3番目のコーナーでバランスを崩し気味だったことがありますが、一番高い場所から下りるような感じになってしまいました。といっても、極端な段差ではないため、フロントを軽く落としてあげたのですが、そのままLeftyがもう「フルストローク」です。急激にバイクが傾き、リアタイヤにお尻が付くほど腰を引いたにもかかわらず、Rize号は前転を始めました。ここからはもうスローモーションでしたね。

左側の肩から前面の斜面にランディングし、前回り受け身の姿勢をとります。同時に、両足はフライングヘッドシザースのようにRize号をはさんでやって、回転中の私の体の上を通過させ、Rize号をぶん投げます。こういう時に格闘技の経験が役に立つのですね。

前転後のRize号

前転後のRize号

中央に見える太い根っこの脇を下りれば段差は最小だったのですが、この根っこの真ん中くらいを通過したあとがあります。この真ん中くらいから左よりにフロントがランディングしたんですね。こういうこともあろうかと、Panasonic DMC-GF1を上に残してきたままでよかったです。今日の倒れ方だとダメージが大きかったことでしょう。この写真では、前回り受け身の終了姿勢の関係上、Rize号は画面右よりに倒れています。

この前回り受け身?は通常の道場の畳より高い位置からランディングしていますので、左肩に少しダメージが残っています。皮膚も、擦りむいた、という感じではなく、5mm四方の皮が0.5mmの厚さ分すっぽり無くなった感じで出血はなし。まだまだ受け身の仕方が甘いようです。

今回の前転は前にVertex号で前転したときと同じ、フロントフォークが「砕けた」感じでした。Vertex号はサグを変更して踏ん張るようになり、急斜面でも極端な前下がりになることはもうないですが、今日のRize号は、急斜面ではほぼ常に前下がりな状態だったのだと思います。

やっぱり、このLefty Max TPC+は、現在体重で私がRize号を利用する限りは、大きな弱点になるように感じました。

このあとも、急斜度の蛇行コースに何回もチャレンジしましたけど、3番目の矢印のコーナーを超えるか超えないかのところでバランスを崩してしまうので、最後までうまくいきませんでした。ちょっと悔しいですけど、次回きちんとProphet号で練習しておきたいと思います。

うーん、左肩だけでなく、なんかあちこち痛いですね。

今日も飛べなかったドロップ

今日も飛べなかったドロップ

今日こそは飛ぶはずだったこのドロップも、現在のRize号ではとてもじゃないがムリだと思いました。Prophet号やJudge号だと「何とかなるかも」という気持ちがあるんですが、Rize号だとちょっとそれが感じられません。私の体重が60kg前半くらいだと、現在のLefty Max TPC+に搭載されたチタン製ソフトスプリングでちょうどいいくらいになるのでしょう。

Rize号のLeftyコイル変更や、換装もひとつの手ですが、なんか160mmクラスのオールマウンテンバイクも欲しくなってきているし、Rize号を手放してビッグマウンテン系バイク組み立て資金の元手にするのもいいかな、と思い始めました。

さて、痛い体にむち打ち、Vertex号で奥さんのジョグの伴奏です。御供米橋からつながる公園は暗くなってからも、照明をともして撮影を続けていましたよ。

ところで、これ、おもしろい試みです。

今年は仕事も趣味も気合いを入れ直して頑張るぞっと。

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