先日、新宿の量販店に出かけた際、Intel Core Duoを搭載したiMacを展示してあるのを見かけ、ちょっとだけさわってみました。最初は、1Fにあった17inch 1.83GHzのタイプを試してみたのですが、私が普段から使っているようなアプリケーションを同じように使ってみると、ほぼ同じクロック数の私の初代iMac G5と比べ、確かにきびきび動くように感じました。
ならば、20inchのほうも試してみようと、2FのMacフロアに行ってみたら、期待通りそこにはIntel Core Duo搭載のiMacが展示してあります。早速、普段私が使っているアプリケーションやベンチマークテストなどを動かしてみたのですが、とてもきびきび動きます。やはり、iMac G5 2.1GHzの2-3倍の速度で動くという宣伝はダテではなかったようです。もちろん、Power PC G5に最適化されたソフトウエアはRosettaという中間ソフトを介すことになるので、今とさほど変わらないか、遅くなる可能性も懸念されますが、最近はApple社のソフトウエア以外を使う機会が少ないので、私の使い方ならIntel Core Duo搭載のiMacはなかなかいい選択肢なのかもしれません。
しかし、この日だけなのでしょうか、このIntel Macの周りに集まるMacユーザが少ないのが気になりました。私が初代iMac G5を購入したときには、試したい人が並んでて、なかなかさわることができなかったのに。私が20inchのほうをさわっている間、17inchのほうを見ている人も皆無でした。
さらに、iMacを購入しようかと迷っている若い人がやってきましたが、Intel iMacのほうは見向きもせず、旧製品となるiMac G5のほうにまっすぐ行って、説明を受けていました。
よくよく考えたら、CPUが変更になるということは大変なことです。私は結構Intel Macの登場にうきうきしましたが、Macを直接的に仕事に使っているような人たちはもっと冷静に捉えているように感じました。
そういえば、私はMacにRborad Pro for Macという、親指シフトキーボードを接続していて、そのためにiMateというADB-USB変換器まで使っています。まず、親指シフトキーボード以前に、この変換器が使えるのでしょうか? 今のところ対応ドライバは出ていないようですし、Intel Macへの対応に関するアナウンスも見つかりません。Rboard Pro for Macについては、先日キートップを全部はずしてきれいに掃除したばかりで、さらにもう1台未使用の同じ機種を所持しているのですが、もしかしたらこれらはIntel Macに変えたとたんに使えなくなってしまうかもしれない! 今になって気づくとは、のんきも甚だしいのですが、私にとってはこれはもう深刻な状態なのかも。
さらに、Rboard Pro for Macで扱いやすいように、私はATOK 2005を使用しているのですが、これもIntel Macには対応していないということで、さらに今後の対応予定についても明確にしていません。書きながらだんだん心配になってきたのですが…。
もしそうなった場合、しばらくはIntel環境への移行をあきらめ、市場に残っている最速のPower PC G5を搭載したマシンを買うなどの方法が必要になるのでしょう。