最近空き時間で、長編ドラマのコレを見ています。
2008年に中国本土で公開され、最高視聴率を記録した「李小龍伝奇」、邦題「ブルース・リー伝説」のDVD-BOXシリーズですね。
当初、VOL.IとVOL.IIを手に入れ、見ていたのですが、最初は反日映画かと思いました。そのほうが中国本土でも受けがいいのかもしれませんが、どうも前半部分はブルース・リーの性格を極端にデフォルメした結果、反日表現につながったのかもしれないなあ、とも思いました。
とにかく、主演のダニー・チャンがブルース・リーにそっくりで、少し離れて見るとブルース・リーそのものに見えてくるのです。横顔や、サングラスをかけたところなんかはそのまんまじゃないかと。
でも武術的な力は今ひとつで、特に難しい蹴り技ではスタンドインを使っている様子でした。まあ、ブルース・リー本人のような、突然力をはじけさせるような関節の連動や筋肉の使い方は、まねをしろといっても無理でしょう。
ストーリー的には実話をベースに膨らませているので、「あ、これはあのことを指しているんだな」などファンにとってはにやっとするエピソードもあります。現在、VOL.IIIの2枚目まで見終わりましたが、本来50話のものを30話にまとめているので、話が飛んだり、ちょっと強引なシーンのつなぎがあったりするのが残念です。ファンとしては全部見たい気がします。
もちろん、実話ではない話も多く、詠春拳を習うタイミングや、ハリウッドでの活動と香港での活動などは時系列がめちゃくちゃでした。ブルース・リーが下背部に重傷を負った件については、奥さんが書いた実話よりも1993年の映画「ドラゴン ブルース・リー物語」でアレンジされた内容を継承されている感じです。実話はここは地味ですからね。
まもなくテレビドラマの「グリーン・ホーネット」の部分に到達します。楽しみですねぇ。全50話を見たいところですが、本国版は50話あったりするのかな? でもこれは字幕がないとわからん…。