ポタリングでリハビリ

折り返し地点

半年間続いた朝ドラ「ちむどんどん」がようやく終わりました。天下のNHKが贈る朝の連続テレビ小説なんですから、さすがに最後くらいは決めてくるだろう…とわずかな期待を持っていたのですが…。私見ですが、これが沖縄返還50周年の記念作品だとすると、あまりにもお粗末だったんじゃあないでしょうか。

ヒロインの妹である歌子が死にかけ、極悪ニーニーは無銭乗車(犯罪)で駆けつけ、重病人がいる病室で相変わらずのドタバタを繰り返す。主要な登場人物が危篤に陥っているのに作風がコミカルで、まるで出来損ないのコント地獄なんです。最後に一気に40年ほど飛んで、老けメイクの役者さんたちが集合したとき、そのメイクの出来と演者の演技がよりコント感を強調していました。なんと、これが最終回なんですよ。

果たしてNHKさん、これを「面白い」と思って世に出しているのか…? 押し売り商法で強制的に契約し受信料を徴収する形を取っている有料放送のNHKさん、これでいいのか。

最終回を見た後、何も感想を述べずにスッと立ち上がって仕事に戻った妻の姿がシュールでした(^^;)。

反面、この6週間放送期間が重なっていた夜ドラ、「あなたのブツが、ここに」に関してはとても良い出来で、普通に作れば面白くなくなるであろうコロナ禍の現在を舞台に、一つの家族、職場の日常について、複数のテーマをうまく包含したうえで見事に描ききっていました。コンセプトが全く違う番組を同じ舞台で比較できないことは分かっていますが、どうしてもその出来を比べてしまう。

「あなブツ」については、コロナ禍が過ぎた後の話を続編としてまだまだ見てみたい気がします。しかし、「ちむ」はやっと終わってくれた、という感じ。次の「舞いあがれ!」で気持ちを切り替えたいという気持ちが強い。

ただ一つ「ちむ」が終わったことで、一つ寂しいことが。それは、Twitterの「#ちむどんどん」「#ちむどんどん反省会」が収束を迎えることです。当初、前者がポジティブ、後者がネガティブなタグの代表と思っていたら、両者が次第に近づいてきて全体的にネガティブな反応が大多数を占めるようになってきていました。

これらのタグが切られた指摘について「あら探し」という意見もあるとは聞いています。が、あら探ししなくても普通に「あれ?」と思うことが1回の放送に何回もあるんです。それを「#ちむどんどん」で確認するとみんな同じことを言っている。本編を見て、後にこのハッシュタグを頼りに多くの人と感想を共有する、という楽しみ方を今回初めて知りました。たぶん、この習慣が出来上がらなかったら、「ちむ」の視聴は6月くらいには止めていたんじゃないかと思います。

「舞いあがれ!」では、こういう楽しみ方ではなく、素直に作品を楽しめるようだと嬉しいな。

さて。腰痛の突き刺すような痛みは鈍痛に変わってきました。昨日くらいからは、下手に体を動かしたときの不意な痛みで声が出ていたのがなくなったのです。その代わりに昨日、久々の出社で歩いたからか、下半身、特にハムストリングス(腿の裏側の筋肉)の筋肉痛が出てきています。

10日余りの安静でこんなに体が弱ってしまうとは。高齢者が怪我をしていけない理由を身をもって体感した気がしました。50代後半でもこうなんですから。

ということで、久々にYETI SB5cに乗りました。ごく軽く。ステムを短くしたせいか、当初はふらつきのようなものを感じましたね。

久々のSB山は様相が変わっていました。工事が入ったのか、固く締まっていた路面がふかふかに。

サドルを一番上に上げるとかなり高さを感じてしまいます。なので、当初は少し下げ気味にして走ったりしました。ペダルの上に立つと腰に響くのでほとんどシッティングでの移動です。今日はわずか3km先の公園、ヒコーキ広場の手前の公園で引き返しました。遊具を見ると、船の形をしています。確か、ヒコーキが緑地側、船が公園側。

近所の公園で最後の休憩を取った後、帰宅。

まだまだ、走っていて腰には重い疼痛がありました。さらに、坂を登るときに両足の膝の内側の筋肉、大腿四頭筋内側広筋の膨らんだ部分に錐で突き刺すような痛みがありました。筋肉に瞬間的な負担がかかったんでしょう。こんなの、若い頃には知らなかった痛みです。

このていたらくでは、トレイル復帰は難しいかな…?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次