昨日入手し、ホイールとステムを換装してみたSCOTT SOLACE 30を早速通勤に投入してみました。
ホイールは軽量なICAN Carbonに換装済みで、ハンドル位置を下げ、サドル位置を5mmほどあげています。それでも、やはりすごくアップライトな感じがありました。
どうしてもこぎ出しはNeilPryde Zephyrと比べるともっさりした感じがありますが、AddictからZephyrに乗り換えた直後も同様の感想を持った記憶があります。確かに、Addictは加速感がハンパではなかったのですが、何度も通勤してみて最終的にはStravaで走ったほぼ全部の区間をZephyrがタイムを塗り替えているので、最終的な両者のパフォーマンスは甲乙付けがたかったのではないかと思います。
このSOLACEはフレーム単体重量がAddict R3と同じですが、両者の購入当初の印象を比較しても、SOLACEは重い感じがしますね。RS11ホイールと重いクランクの影響かもしれません。
現在のZephyrとの比較ではいかんせん、パーツが重い。Campagnolo ChorusもShimano 105も、一応同じ上から3番目のグレードに当たるのですが、両者の重量差と高級感には圧倒的な差があります。
それに、やっぱりChorusと比べて105 + Tektroのブレーキは効かない…。カーボンホイールに変えて、多少は標準のRS11よりマシな印象になりましたが、音がうるさい…。キーキー鳴いて恥ずかしい限りでした。ブレーキとクランクをカンパに変えたくなりましたよ。
ただ、Shimanoを久々に使ってハッキリ気づいたのは、カンパでのリアのシフトアップ時の手の動作のこと。身についたカンパのクセで、つい手の位置がShimanoでは無意味な場所に「無意識に」移動していることで、これは無駄な動きだな、と思いました。Shimanoだと、手の位置は一定のまま、シフトアップもシフトダウンも可能なのですよ。それに、シフトアップのシフティング・フィールがはるかに軽い。
見た目と握り心地ではカンパ、ということでカンパを選んでいましたが、握り心地はほとんど差がなくなってきていることから、見た目と重さを我慢すればシマノのほうがストレスがないかもしれません。
勤務先に到着したあとの感想は、乗り心地は明らかにZephyrより上だったということですかね。過去のCR1 Team Compact 2009を思い出すような乗り味です。CR1で感じたほどのしなりは感じませんでしたが、CR1の場合は極端に座り心地が良かったVELOサドルの感触によるところもあるかもしれません。
反面、到着は普段より3-5分遅かったですね。AddictからZephyrに乗り換えた日はほとんど差が出なかったのですけど。今日は地面が濡れていたし、ブレーキの効きがイマイチだったから仕方がないかな。
ひどかったのは帰り道です。雨が降り始め、かなりの怖さを味わいながら変える羽目になりました。カンパのコンポだと、雨中ライドもブレーキが効くので全く恐怖感はないのですが、Shimano + Tektro + 10年以上前の新品パッドは「全く」効きません! 坂道は死ぬかと…。いつもより10分以上も遅くなってしまいました。
新品のパッドも擦れてしまい、フロント側は目の中に擦れたゴミが詰まってしまっています。
このリムも結構使っているので、だいぶカーボンの目がハッキリしてきたような気がします。あのひどい音のこともあって心配なので、新しいブレーキシューが届くまで、標準仕様のRS11に戻そうと思います。鉄下駄ですけど、乗り心地はICANよりずっといいです。
http://fiction-cycles.blogspot.com/2015/08/ican-50c-impression.html
こちらでICAN 50Cのレビューを見ましたが、やっぱりICANは乗り心地は今一つな印象ですよね。
明日は曇りのようなので、ほぼ標準仕様での通勤になりそうです。