MTB系ムービーを探していたら、2010年のMegavalancheでCannondale RZ One40を駆って優勝したJerome Clementz Pro.のムービーを見つけました。彼が2011年Cannondale Jekyll Carbon 1(と思われます)でトレイルを走るムービーです。
Cannondale Jekyll 2011 from Razor Images on Vimeo.
すごいです。Jerome選手の身体能力はもちろんすごいのですが、その乗り方に耐えられるJekyll号にも感心します。
今までAll Mountain(オールマウンテン)と呼んでいたものを再定義してOver Mountain (オーバーマウンテン)と再定義したくなる気持ちも分かります。Scottバイクではすでに4年も前から実現されていた機能ではありますが、バイクを下りることなくサスペンションのストロークおよび乗車姿勢を変更できます。登りのときは90mmストロークの登り向けトレイルバイクに変身したかと思えば、下りのときは十分にダウンヒルも楽しめる150mmストロークバイクに早変わりしてしまうのです。
特にこのJEKYLL CARBON 1については、フロントにも可変トラベルのFox 32 Talas RLC FIT 150/90mmが装着されているので、かなりすばらしい登り性能が期待できそうです。下りも1.5(One Point Five)でアクスルは15QR thru axleで剛性も十分に保たれていることでしょう。リアが142 x 12mmというところも激しい乗り方を想定していることが理解できます。
Scott Geniusについては、あまり激しく乗っているサンプル動画がないのですが、同じ150mmクラスでもJEKYLLのほうがよりアグレッシブな乗り方を想定しているような気がしてきました。かつての160mmクラスオールマウンテンバイクの範疇も十分にカバーしているようにみえます。DHマラソンなら最強に近いバイクかもしれません。
これで2011年のJerome選手の活躍も期待できそうです。
ああ、本当に金もないのに物欲だけが先走る今日この頃…。
コメント
コメント一覧 (2件)
その昔、プロなら機材1レース毎に交換していた時代も有りましたが、最近は応力解析もしっかりしてきて、軽量化しても問題無い状態で数レース使用可能なんでしょうね。
トップチームは、FOXかROCKSHOXがメインに成ってきてますね。WCで鍛え上げられた機材は、オリジナルの機材よりも供給量とデータ量が多い分有利に働いているのだと思います。
物欲の尽きる事はまず無いでしょう!!お金に執着心が無くなると、お金が貯まってくると言いますし・・・
悟りを啓かないと物欲は収まりませんよ。
弐の槍さん。こんにちは。
> プロなら機材1レース毎に交換していた時代
おお。1レース毎に交換! でもプロの競技ってやはり過酷でしょうからね。
> FOXかROCKSHOX
Prophetは前後Manitouですが、フロントをCannondale Lefty Max 2010 CARBON W/FOX RLC、リアをFOX RACING SHOX RP3という前後FOX採用で、最新のJekyllにも負けないバイクを作るなんて案もありますね。
> お金に執着心が無くなると、お金が貯まってくる
哲学的だ(笑。頑張るぞ!