Cannondale Prophet号からパキパキと

…音がし始めてから数週間。2-3日前からもう耐えられないレベルになってきています。

ペダルを漕ぐたびにペキペキピキパキとうるさい。ダンシングなんかしてしまうと「ピキピキピキピキピキ…」なんて激しい音がなってしまいます。

リンク部のシールドベアリングとスイングアーム由来の音？

一昨年も似たような音が発生して、最初はBBを疑い、分解・清掃を行ったのですがなにも改善されませんでした。

その後、前三角とスイングアームに反対の方向に力をかけると「ピキッ」という音が何度も再現することがわかり、「リンクだ」と考え、リアサス周り、ピボット周りを分解して掃除をしてみました。しかしそれでもいやなキシミ音は取れません。

そこでProphet号のマニュアルを読むと、異音の原因となり得るポイントが解説してあり、そこには「スイングアームに打ち込まれたシールドベアリングとフレームの接点を定期的にグリスアップせよ」とありました。コレだ！ と思ったのですが、私の技能ではシールドベアリングを外すことはできません。しかたなく、応急処置としてフレームとシールドベアリングの間にシリコン系のオイルを染みこませたところ、少しなじんできて1日走るころには頑固な音も消えたのでした。

しかし、こういう対症療法ではまたすぐに音が出るでしょうから、昨年オーバーホールに出したわけです。

BB由来の音？

今年は、一昨年のように前三角とリア・スイングアームに反対方向の力を加えてもほとんど音が出ません。今年のピキパキはどうやらBB由来であると思われました。日曜日に里山に行きますし、来週半ばには富士見にも行くかもしれません。

XTRのクランクセットの着脱は専用工具が必要で少し面倒なんですが、思い切って今日清掃してみることにしました。ちょっとBBが緩い。音の原因はこれかな、なんて分解を進めると…。

「ぎゃああああぁぁぁぁぁっ…」(楳図先生の絵は略)

ぎゃああああぁぁぁぁ

うわあああぁぁぁぁぁ

こりゃあ、一昨年の超マッドな野沢ダウンヒルマラソンと、同じくマッドコンディションだった昨年の富士見の残骸ですね…。野沢のあとは一回分解しなかったかなあ…。Ransom号のほうだけ分解したんだったか。富士見の直後にオーバーホールに出して、それから一度も分解していなかったので富士見の残骸かもしれませんが…。

ということは、去年のオーバーホールではBBまで分解していない感じですね。オーバーホール後Prophet号はドライコンディションの里山に1回行っただけですし、マッドなコンディションの中をグチャグチャ走ったりしていませんから。リア・カセットも分解の形跡がなかったので(私がやったままの感じ)、ショップオーバーホールは一つ一つお願いしないと細かいところはやってくれないのかもしれません。

それにしても今まで何回もここを開けていますが、一番初めの切削クズには驚いたものの、ここに土が詰まっていたということは一度もありませんでした。それだけ2008の野沢ダウンヒルマラソンのコンディション、富士見のマッドコンディションはすごかったということかもしれません。とりあえず掃除して、再度組み直して、試走です。

最初湿った音がした気がしましたが、そのうち音がしなくなりました。思いきり踏み込んでもダンシングしても音は出ません。今回の音の原因はリンク周りではなく、BBのようでした。時々感じる微妙なキシミはリンク周りかもしれませんが、気になるレベルの音は解消です。よかったあ。これで日曜日は心置きなく走れます。富士見はAを走ることも想定してRansom号にするかも。

外観はなにも変わりませんが…