私のメインとなるパーソナルコンピュータはMacintoshですけど、関係先が求める資料や動作確認などを行う際にWindowsとそのアプリケーションは必須となります。
このため、iMacの他に「親指シフトキーボード」を搭載した富士通製のノートブックも併用している状況なのですが、OSは購入当初からWindows Vista Businessです。このOSはパフォーマンスやオペレーション効率などから、あまり人気がなかったようで、私の身の回りでもXPを使っている人は多いですね。
そんな中、巷は10/22に発売されたWindows 7が話題になっています。ベータ版とか、リリース候補版の話を総合するとVistaより軽いらしく、インターフェースも見直された、ということで、新しい物好きの私としては少し興味がわきます。
で、今回初めてマイクロソフトのサイトからProfessional版のダウンロード購入というものにチャレンジをしてみました。iMacから購入し、iMac側のToastでDVDを焼いてインストールディスクを作成します。
当初64bit版のインストールディスクを作ってそこからインストールしようとおもったのですが、もともと入っているVistaが32bitであったため、それでは新規インストールになってしまいます。
とりあえず今回はきついので、今回は32bit版で「アップグレード」をしてみました。結構時間がかかりましたね。
そのまま環境が移行されているので、インストール後はあまり変わった感じがしませんでした。しかし、スタートボタンを押したときに表示される内容や、タスクバーの機能が変更になっています。
OS Xとかは登場してからの操作体系が基本的に変更にならないのですが、Windowsはメジャーアップグレードのたびにこういう変更が入るので、ちょっと戸惑いますね。まだ使い方がよく分かっていませんが、とりあえず今はWebやメールサーバに接続できて、Officeが使えれば問題ないので、まだあまり調べていません。
動作も軽くなるかと思ったら、Vistaのときより遅くなっているような気がします。Vistaのときはパフォーマンス重視の設定にしていたのに、アップグレードしたWindows 7のほうはAeroをフル使用する設定になっているので、そのせいかもしれません。このへんはもうちょっと研究してみたいと思います。
また、一度新規64bit版で新規インストールも試してみたい気がします。32bitでは4GBのメモリを活かせなかったりすると思うからです。
ところで、私は必ずしもMac/Apple礼賛主義ではありません。
私が自宅に本格的にコンピュータを導入したのは94年の暮れだったと思いますが、私の武術の師匠の紹介で職場(フィットネスジム)にはMacを導入していたにもかかわらず、自分が買ったのはWindowsマシンでした。
Windows 3.1の段階で、ファイル管理とカスタマイズ性、それに使っていてのわくわく感は明らかにMacのほうが進んでいました。しかし、私のお仕事関係のアプリケーションはWindowsのほうがはるかに効率が良かったためです。たぶんこれは仕事内容が影響するのでしょう。その後次々とスタッフもパーソナルコンピュータを買いましたが、職場にMacがあって、それを日常的に使っているのにもかかわらず全員がWindowsマシンを買っていたのです。まだソフマップのデスクトップの売上の上位をMacが占めていた時代の話です。
その後Windows95が登場します。このOSに搭載されたタスクバーはタスク管理を行う上でとても優れたものだと思いました。少なくとも表面で動いているアプリケーションのタスクがひと目でつかめる上、切り替えが容易です。
このタスクバーについてだけは、あるMac雑誌でMac評論家がほめているのを見たことがあります。タスク管理の点ではMacはWinの後塵を拝したのであり、それは認めなければならないと。どう見てもMac側に極端に偏りがちな雑誌で、敵陣の機能をきちんと評価できる人も執筆しているのだな、というところに妙に感心した記憶があります。ただ、最後は「OS Xでタスクバーを超えた」とありましたがね(笑。でも、私にとってもそれは確かにそうですね。
ただ、このタスクバーもマシンが進化し、メモリが潤沢になって数多くのアプリケーションを同時稼働するようになっていくと、結構使いづらいものに変貌していきます。今回のWindows7によるタスクバーの改良は、それを解決したものだと思いますが、私個人はやはりOS Xのほうが使いやすいですね。
あとはエクスプローラ。これは今でもMacにあるといいなあ、と思います(フリーソフトはあると思いますけど)。このファイル管理法は有名どころのCMSなどにも踏襲されているので、統一したインターフェースで扱えるのがいいなあ、と思っています。
私がWindowsをメイン用に置いた大きな理由が「親指シフトキーボードを素直に使える」ことと「過去に作ったOASYSワープロの資産を活かせる」ことでした。しかし、現在はMac OS Xでも「親指シフトキーボードはかなりラクに使える」ようになっていますし、すでにOASYSワープロで作った資産は古すぎます。
おそらく親指シフトキーボードが使える間はMacを使用し続けると思います。
もちろん、最初に述べた通り、Windowsでなければできないことが仕事上では多いため、Windowsも併用していくことには変わりがありません。
1994 – 2002の8年間はWindows主体。2002から現在までの7年間はMacがメインです。職場利用から数えるとMacのほうが長い付き合いなのですが、自分のメインマシンとしての使用もまもなく追いつき、追い越しそうです。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんにちは~。(ちょっと遅レスですが,すいませんです)
さすがに流行モノがお好きですね~(笑。 速攻で導入されましたか・・早い!
その後,使い心地は如何ですか?
Professional版だと仮想XP環境が構築できるようですが,これはまだお試しでは無いかと…(すでに造られました?)
うちもボチボチとMAC~Winを分けたくなってきましたので,アレコレと夢想中なんですが・・ちょっと弱っています。
やはりソフトがネックでして,現行iMACにadobe兄弟を(CS4)入れた方が良いのか,
新たにWin機を購入して,今あるadobe兄弟を入れ直した方が得なのか・・・でも,
仮想XPだと不具合が出るような事もありそうですし,ソフト的に32bitしか使えないのなら・・・の繰り返しです。
CS4を買っても,おニューのWin機を買っても似たような散財費だし,ちょいと壊れたレコード状態なんですよ(爆。
何か,思いつかれる事がありましたら是非,ご教授お願いしますね。m(__)m
sadaさん。こんばんは〜。
私はWindows OSがダウンロード購入できることを知らず、偶然MSのサイトをのぞいてみたらそれが可能であることを初めて知りました。
ならすぐに試せるということで、Professional版をポチっと。
仮想XPはまだ試していませんね。
記事を書いた時点では「まあ、こんなもんか」と思っていましたが、あれこれ使っているといろいろと工夫が凝らされて、XPやVistaで不便だった部分が解消されていることが分かりました。
タスクバーのアプリケーションアイコンをクリックすると、現在開いているそのアプリケーションのプレビューが即座に表示され、プレビューを選択すると目的のウィンドウが選択可能になります。
Macにはエクスポゼというのがありますが、マウスで操作しているときにはこれは便利だと思いました。
でもまあ、今のところはそれだけですけど…。
> やはりソフトがネック
「CS4(Mac用)」と「新Windowsマシン + 現CS2」の間で針飛びですか…(笑。
(今の若い人は針飛びとか分かるんでしょうか?)
私の場合は前者でしょうかね…。Windowsもデスクトップなら、また話は別かもしれませんが。
それにしても…。高すぎですね。