Westone UM3Xは基本的にユニバーサルタイプのスタジオモニターなので、本来は私のような一般人が音楽鑑賞用に使うのは向いていないのかもしれません。確かに音そのものはものすごいと思うんですけど、若干無味乾燥気味な感じがします。エージング/バーンインで多少変わるかとも思ったのですが、このイヤホンに関しては数百曲を流しっぱなしにしても劇的な変化がありません。
ただ、Shureの”弾丸”チップ、ソフト・フォーム・イヤパッドを使うと、かなり印象が変わります。コンプライのパッドほど高音が犠牲にならず、音に奥行きや広がりを感じるようになって、私の好みの音に近づきます。フィット感でいえばコンプライのPシリーズ(スリムタイプ)がベストなので、ER-4Sで使用することも踏まえて追加注文をしましたが、やっぱり弾丸もいいなあ。弾丸のMサイズはE500で使ってすぐに耳が痛くなるため、今回は試していません。
Sサイズの未使用弾丸は残り1セット。こちらも入手しておこうかなあ。私が最初に入手したときとは型番も変わっているようですが、素材や特性は同じなのでしょうか?
所持しているカナル型(今のところすべてBA型)では、10 Proが最も好みの音というのはUM3Xをだいぶ聴いた今でも変わりません。でも、ボーカルが前面に出る強みがあり、大好きな久保田早紀さんを聞くときとかは、これかER-4Sがベターな感じがします。今後もどれかに偏る、ということはなく、棲み分けをしながら聴いていくことになると思いますね。