デビッド・キャラダインさんの訃報のことを書いたばかりですが…。
ブルース・リーの最大のヒット作である”Enter the Dragon 燃えよドラゴン”の悪役を務めたシー・キエン(石堅)さんが亡くなられたそうです。96歳の大往生でした。
時々思い出したようにシー・キエンさんの情報を検索して、そのご健在ぶりを確認していたのですが…。先月も検索してご存命であることを確認したばかりでした。
シー・キエンさんは”燃えよドラゴン”の撮影当時60歳だったと言われていますが、32歳のブルース・リーを相手にスリリングな武術アクションを見せていて、初めて見たときは子供心に「すごいおじいさんだ」と思った記憶があります。今でこそ60歳というとまだまだ若い感じがしますが、当時の60歳というと、「かなりおじいさん」というイメージがありましたからね。そのおじいさんが、武術トーナメントの出場者のウィリアムス(ジム・ケリー)をやっつけたり、ブルース・リー相手に旋風脚を披露したり、ひっくり返されたりしているわけですから、ものすごい60歳だったと思います。
シー・キエンさんはブルース・リーが少年の頃から映画で武術アクションを披露していたわけですけど、少年時代の銀幕スターと共演できたことは、ブルース・リーにとってもすごく名誉なことだったのではないでしょうかね。ブルース・リーも今頃天国で「石堅おじさん」と、「お疲れさん」なんて酒を酌み交わしているのでしょうか? (おっと、リーさんはほとんど飲まなかったそうだから、それはないか)
シー・キエンさんのご冥福をお祈りいたします。