久々の感覚

急斜面

急斜面今日もまだ花見に出ている人は結構いるみたいでした。桜の花はだいぶ散ってしまっていますけど、それはそれで楽しめるような気がします。

さて、今日はいつものコースで一通り遊んだあと、左の写真の下に回って、どうにかここから下りることができないか調べてみました。ここは、このへんで遊び始めてからいつかは下りてみたいと思っていた場所です。

とりあえず、この写真で言えば左よりのコースを、根っこを無視してまっすぐに下り、写真中央左の最後の根っこ、30cmくらいのドロップオフになっている場所ならなんとか行けるのではないかという結論に達しました。写真右上の横に伸びる根っこで飛ぶことも考えましたが、ここだと前輪が下りる位置との落差が大きすぎるし、失敗して前輪が右下の根っこに引っかかったりするとヤバいことになりそうな気がしたからです。

このドロップがある場所自体、かなり斜度がありますし、着地する場所もまたかなりの斜度が残っています。それで、今日は一番安全な左側のコースを下りてみようと決心したのでした。

急斜面そして、改めて上に登ってこの場所を見下ろしてみると、下から見るのと違ってかなり怖い感じがします。斜度がきついのはもちろんですが、すごく落差があるように感じられるからです。

上から数分間のぞき込んだあと、ちょっと無理かなと思って、もう一回別のコースからこの下側に回り込みました。

確かに落差はあるんですけれど、これは降りられないことはない。たぶん恐怖心とネガティブイメージが強くなりすぎています。

また上に戻ってのぞき込むと、頭の中には失敗した場合のイメージだけがぐるぐる回る。これはかつて、空手の試合などで何回も経験したことですが、その次の感覚も同じ。

急に全身が敏感になって、全身の血液が体の中を流れている感覚がし始めます。するとネガティブイメージが遠のき、体が勝手に動き始めるのです。ただ、1回目は斜面の途中で若干正気に戻りましたので、「あ、もう後戻りできないな」と考えた記憶があります。でも、それ以降は「無心」というやつです。いやあ、こういう感覚は久々でしたね。

急斜面思ったより、根っこがすごくて、かなりガタガタしましたけど、うまく着地できてブレーキをかけ、左足をだしながら左に曲がって、最後に木と木の間を抜けて、一番下まで下りることができました。

落ち葉がかなり積もっていることもありますが、結構土をえぐってしまっていることがわかります。左へのドリフトターンになっているのですね。

1回下りてみると、難易度自体はそれほど高くなかったことがわかりました。やはり、失敗イメージとそれに伴う恐怖心が最大の障害だった、ということでしょう。

1回行っただけだと、体に感覚をインプットしきれないし、たぶん次回以降も恐怖心を抑えるのに苦労してしまうでしょうから、このあと2回下りて、計3回。3回目にはドリフトターンになってしまって、傷んだ地面を修復しました。

以前神奈川のトレイルにあるテクニカルなポイントで、下りるのに苦戦した記憶がありますが、ここよりは遙かに低いし斜度も緩いので、これでたぶん普通に下りられるようになったことでしょう。

Cannondale Prophet 1000スピードをコントロールするのに、ブレーキをかけるのはしようがないけど、これを最小限にして、ある程度グリップをのこしたまま左に曲がって、最後に木と木の間を抜けられるようにしたいと思います。今回は2回目と3回目は足を出さずに曲がりましたけど、後輪はロックしていたようでした。

右の写真、スタート地点からみると、途中は斜度があるので、途中の根っこのアプローチが全く見えません。

走り始めるまでは非常に怖い思いをしましたけど、ハイになってからはもう爽快でした。少し慣れたら、ドロップオフの高い方からも下りて(落ちて)みたい気がします。こっちを試すときは、誰かに付き添ってもらっているときにします。

Cannondale Prophet 1000最後に、もう1箇所の、いつも遊んでいるジャンプ台になっているようなドロップオフです。

右側はそのまま乗り入れてしまい、サドルを上げたまま進入してしまったので、フロントが先に落ちるような低いドロップオフ向けの下り方になってしまいました。

左側はサドルを低くして一番高いところから飛んだので、飛距離も伸びています。

左側に、机の天板みたいなのが見えますね。前回来たときにはなかったような気がします。段ボールスキーのように、これに乗って下りて遊んでいる子供がいるのかな?

今日のライドでは、40すぎのオヤジのささやかな「壁」でしたけど、ようやくこれを超えることができました。とても気分がいいですね。

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