警察庁が自転車だけをターゲットに、一斉取り締まりを10日よりやっているみたいです。
1日都心を走ると、必ず右側車線逆走、無灯火、携帯メール利用中の自転車に出くわします。そういう人は、いくつもの違反を重ねているのが常ですね。それが、ここにきて明らかに増えてきている。
自転車対歩行者の事故を起こすと、それは大変なことになります。特に悪質なケース、たとえば携帯メールを打ちながら運転していて歩行者に重症、後遺症を残したケースでは、損害賠償5000万円だそうですよ。自転車が一斉取り締まりの対象になっても致し方ないでしょう。
しかし、違反車両を取り締まると同時に、自転車に関わる交通ルールをきちんと整えることも重要ですね。自転車対歩行者の事故が増えているのは、自転車が歩道を走るのが当たり前になっていることにその大きな原因があると思います。仮に歩道で暴走しているつもりはなくても、自転車の速度域は歩行者の4倍くらいにはなります。まずは自転車の歩道走行についての見直しが必要なのではないでしょうか? 車両である自転車が歩道を走る先進国は日本くらいだと言われますが、もうそろそろ現実に即した規制が必要でしょう。
もう、地球温暖化は取り返しのつかないレベルにまで進もうとしています。自動車の排気ガスはその大きな要因となっていることを知らない人はいないでしょう。人間一人を運ぶのに、車ではなく自転車を使えば、どれだけ二酸化炭素の排出量がへることか。一人あたりでも年間にすればすごい差になってきます。
自転車の規制が自転車活用に水を差すものとならず、正しい方向に向かうことを切に願います。