K-1 グランプリ2003

 まだ勝敗の結果を見ていなくて、これからビデオを見ようというような人は、この先読まないでくださいね。

武蔵選手。K-1 グランプリ2003の準優勝、おめでとうございます。日本人選手がK-1(ヘビー級)で準優勝したのは、1994年の佐竹選手以来です。
武蔵選手のファイティングスタイルについてはいろいろな意見があるようですが、私個人としては武蔵選手が自分自身にとって最もいい戦い方をしているように見えます。
今日は彼の戦法がとても冴えていて、不調でも強烈なフックを放っていたレイ・セフォー選手を封じ、優勝候補のアレクセイ・イグナショフ選手を破って勝ち上がってきたピーター・アーツ選手を破りました。
決勝では1回戦、2回戦と1ラウンドでKO勝ちをしてきた好調なレミー・ボンヤスキー選手とぶつかりました。武蔵選手は、そのボンヤスキー選手の得意の膝やハイキックを見事に封じていました。判定負けこそしましたが、本当に価値のある決勝戦進出だったと思います。
「日本人は強い」。彼は自身の言葉を今回のグランプリで証明することができました。
これからの武蔵選手が楽しみです。ご活躍を期待しています。

プリンタ買い換え

1990年代後半は、Windows95の発売があり、パーソナルコンピュータが一般家庭にも広く普及していきました。
毎年PCやプリンタなどの周辺機器のスペックはどんどん高くなって、新しい物好きの私はいつも購買意欲に悩まされていたものです。

特にプリンタは毎年毎年、画質がきれいになっていくので、常に買い換えたい周辺機器の第一候補になっていました。
振り返ってみれば、初めてデスクトップパソコンを購入した1994年暮れ頃には、EpsonのMJ-700V2C、97年にはPM-2000C、2000年にはPM-900Cと、約3年ごとに買い換えていたことになります。
しかし、2000年にPM-900Cを購入してからは、あまりプリンタを買い換えたい、という気持ちは薄れていきました。もう、ほとんど各社の画質の差がなくなってきていたことが第一だと思います。
ところが今年は大きな変化がありました。エプソンが顔料インクを用いた、耐候性に優れた機種をラインナップしてきたからです。
今年の夏、家内の実家を訪ねたところ、3年ほど前にPM-900Cで印刷した長男の七五三の写真を部屋に飾っているのを見つけました。その状態が極めて悲惨だったのです。額に入れて飾っていたにもかかわらず、写真は黄色や緑色に劣化して、見る影もない状態でしたから。
だから、エプソンの「つよインク」シリーズは私にとってとてもインパクトがありました。また、PM-900CはMac OS Xに完全には対応しておらず、縁なし印刷などもできません。これまで3年ごとに買い換えてきたし、いいタイミングかもしれません。
発売当初よりすでに1万5千円近くも値を下げてきていたこともあり、私は最上位機種で顔料インクを採用した「PX-G900」を選択しました。

さて、自宅で印刷してみた印象ですが、比較のためPM-900CとPX-G900で同じ画像を同じモード、同じソフトで印刷してみました。
まず、普通紙ですが、やはり顔料インクのPX-G900のほうが少しメリハリがあります。ただし、PM-900Cのほうが階調表現などはなめらかで、PX-G900は陰の部分の黒のドットが結構目立ってしまうように感じます。
また、PM-900CのほうをPM写真紙で、PX-G900のほうを顔料インク用の光沢紙で最高品質の印刷を試みてみました。やはり階調表現は、フォトインクや、発売当時この機種のみが採用したダークイエローを搭載していることもあってか、PM-900Cのほうが微妙になめらかな気がしました。ただ、色合いなどはドライバに任せて印刷してみたところ、PX-G900のほうが画面に近い色で出力されているようです。
画質面で見れば、この3年間の進歩はさほど大きくないように思えます。しかし、今回私にとって大きいのはインクが各色独立になったことと、出力した写真が色あせる危険性が少なくなったこと。
顔料インクという新しい世界を切り開いたことで、この世界での画質の進歩がまた始まるのかもしれません。とりあえず、3年間はこのプリンタのお世話になりそうです。

リンク集

今、サイトのリニュアルに伴い、通常のHTMLに書いていたリンク情報をXOOPSのデータベースに移す作業を行っています。

今回は、リンクがつながっているかどうかの状態を一つずつ確認しながらの作業になっています。古くからのサイトが今も現役で存続していたりするのをみると、とてもほっとします。反面、つながらなくなっていたり、ドメイン名が無効になっていたりするのを発見すると、少々寂しい気持ちにもなります。
中にはつながらなくなっていても新しいサーバに移転していたり、新たにドメインを取得していたりするケースもあると思いますが、完全に閉鎖したサイトもあるのだと思います。中には会社ごと存在しなくなってしまったようなケースもあったりするかもしれません。
このサイト、ICOだって、私の個人的な趣味で開いているサイトです。もし、私が死んだりしたら、きっとそこで終わりなのでしょう。まあ、それが個人サイトの寿命であり、役割であり、運命なのかもしれません。
もう少しでリンク先を移す作業も完了です。この連休でできるかな?

16年という歳月

1987年ごろの話ですが、私は中国武術の練習に参加していました。当時私たちが練習していたのが、飯田橋にある公園。この公園の存在が無性に懐かしくなり、久々に訪ねてみることにしました。

ところが、今となってはその公園の名前すら思い出せません。ただ、練習場が池袋に移るまで、半年も通った公園ですから、その場に行けば少しずつ記憶を掘り起こしていけば、きっと目的の公園にたどり着くことができるでしょう。

自転車でJR飯田橋駅西口の周辺に行ってみました。非常に懐かしい。駅の様子はほとんど変わっていません。これなら見つかるだろう、と思って駅に立ってみましたが…。そこからどうやって公園に行ったか、まるで思い出せないのです。右に行くのか、左に行くのかすら思い出せないぐらいで。とりあえず、右側にいくと神楽坂で、その周辺をみんなで歩いた記憶が断片的にあるので、そちらに向かってみることにしました。
ところが、この坂を途中まで登ってみても、何も思い出さない!

少し前、「アングラ」というテレビ番組だったと思うのですが、70年代〜80年代のアイドルのみなさんが、上京後に初めて住んだマンションなどを捜し当てる、というような企画をやっていました。その番組を見ながら「そんなの普通覚えているでしょ。なんで忘れるの?」なんて突っ込んでいたものですが、いざ自分のことになってみると「分からない!」。やっぱり16年の歳月は大きかった! アイドルのみなさん。本当にゴメンナサイ。
結局、自転車で40分ほど走ってみたものの、思い出せる風景がなく、見つけることができませんでした。もう、自宅で調べた後、改めて出直すしかありません。

自宅に帰るとすぐに、1987年ごろの「武術」雑誌を探しました。確か、そのころの雑誌の案内で道場を捜し当てた記憶があるからです。
しかし、残念ながら、そのころの「武術」雑誌は、私の先生の関連記事があるものを除きすべて廃棄していて、見つけることができませんでした。
仕方なく、地図サイトで当てずっぽうに探しますが、どうしてもわかりません。

半分あきらめの気持ちになっていたとき、先輩方と歩いていた風景がふと頭に浮かびました。そのとき、先輩の一人が、
「先生はこの学校で日本語を教えていたことがあるんですよ。地下室で小念頭(型の名前)の練習をしていたとき、お化けが出てきて困った、といっていました」
と私に教えてくれたことがあったのです。
なんだっけ。あの学校の名前。中華学院? 日中学院? 改めて地図サイトで検索してみると、後者に相当すると思われる建物が見つかりました。なんと、散々探した西口は見当違いで、東口のほうだったんですね。でも、本当に西口の記憶しかなくて…。
さらにGoogleで調べると、その建物の一部が日中学院として使われているらしく、ここで一気に記憶がよみがえってきたのです。
次は公園を探します。近くに運動場のようなものがありました。しかし、この周辺には運動場がたくさんあります。地図で散々迷った挙げ句
「ここだ!」
とようやく確信を持てる場所に行き当たりました。その公園の名前は後楽公園というらしいのですが、名前に関してはさっぱり記憶がありません。しかし、周囲の道路や公衆トイレの特徴、形などから間違いなさそうです。

数日後、地図で見た後楽公園に向かいました。ようやく、16年前に見た景色の記憶がよみがえってきて、迷うことなく公園にたどり着きました。
本当に懐かしい。16年前は燃えに燃えまくって、この公園に向かっていたのでしたが…。
公園はずいぶん様変わりしていました。少し高くなったところにあったベンチはいつのまにか公園の地面と同じ高さになっていました。というか、地面のほうが高くなったみたいで、上の道路との段差もかなり低くなっていました。
私が蹴り折ってしまった(ゴメンナサーイ)木の支柱もすべて撤去されていて、公衆トイレもとてもきれいになっていました。
上の道路からの見通しもよくなりすぎていて、今、あの公園で練習するのはちょっとつらいかもしれません。当時でも、よくお巡りさん数人に囲まれることがありましたから。

今は、明らかにあの時のハングリー精神を失ってしまっています。私も原点に帰って、反省しなきゃならないなあ。

こどものサッカー大会

すでに昨日になってしまいましたが、小学校低学年のサッカーの地区試合がありました。この大会に小学校2年生の長男が出場するので、ほぼ1日、観戦に行ってきました。

私が長男と同じ小学校2年生のころ、というと鹿児島県の種子島という島で生活をしていましたから、特に何らかの運動を習っていなくても必然的に多少はからだを動かすことができる生活だったと思います。
それでも、本当に中学校2年生くらいまでは、かけっこや短距離走はクラスで最低のレベルであり、体育の成績はいつも5段階評価の”2″。運動では本当に惨めな思いをしていたものです。これがいやで、中学時代は体育の授業をさぼってトイレにこもったきり出ていかなかった記憶もあります。
そのせいか、どうしても私は運動が大好きで、体育の成績もいい長男に期待をかけすぎてしまいます。
彼は今日5試合に参加したのですが、全試合フォワードで出場しているので、ゴールの前でシュートを放つ機会がどうしても多くなります。私は自分で撮影したビデオをあとで見て恥ずかしくなってしまいました。お母さんたちの歓声に加え、私の叫び声がやたらと録音されているのです。ダメだった自分を否定した上で、理想のイメージを長男にかぶせてしまっているのかもしれません。
今、これを書きながら、私は彼をしっかり別個の人間と認めてあげる努力が足りないのではないか、という反省の念にとらわれています。もっと「親」として成長しなければなりませんね。

さて、16日には、彼が所属するサッカークラブのフェスティバルが催されます。ここでは、親子サッカーと称した、親対子供の練習試合が行われるんですね。実は私は昨年これに参加したのですが、普段の運動では「全速力でのダッシュ」「停止」「方向転換」というようなことの繰り返しをハードに行っているわけではないので、後半に入ったときめちゃくちゃきつくなってしまいました。
今年は、一段と成長した長男らと戦わなければならない! あと2週間でできるだけのコンディショニングを行っておこうと思います。

OSの欠陥に対する姿勢

ちまたでは、よくWindowsの欠陥やセキュリティホールのことが話題になります。この場合、潜在的な脆弱性が多数残ったまま製品が出荷されることに対する批判が強調されることが多いようです

確かに、あれだけの頻度で問題が発見されれば、仕様や開発のさいの検討不足や検証不足が問われてもしかたがないでしょう。ですが、そのような脆弱性を突かれて問題が起こることについては、私はエンドユーザの責任も無視できないと考えています。
世の中には「完璧」「完全」なものは存在しません。単体では完璧でも、別の要素が影響すれば簡単に壊れてしまうものもあります。
WindowsのようなOSも同じ。だから、マイクロソフト社ではWindows Updateという機能を用意して、問題や脆弱性が発見されるたびに更新されたモジュールが提供されているのです。
脆弱性が発見されてから、それをつく攻撃やウィルスが生まれるまでに現状では多少のタイムラグがあります。それに対して、更新モジュールはもっと速く提供されていますから、エンドユーザが意識を高く持ち、Windows Updateを実行することで、現状では多くのウィルス被害や攻撃を防ぐことができることでしょう。
「私のパソコンは感染しても、たいした資料もないし被害は少ない」
と楽観的にお考えの方はご注意を。感染したあなたのパソコンが他の人のパソコンを攻撃した場合、何の対策もとっていなかったあなたはウィルス作者に荷担したも同然。その結果、加害責任を問われることがあるかもしれません。

さて、このような欠陥や脆弱性の問題は、何もWindowsだけに存在するものではありません。もちろん、私が使用しているMac OS Xにもそれは発生します。
Mac OS XにもWindows Updateと同等の「ソフトウエアアップデート」という機能が存在します。新機能を追加したり、脆弱性を修正する場合、Mac OS Xユーザはこの機能を使って迅速に更新モジュールを適用できるのです。

しかし、ここにきて更新モジュールの修正に対するマイクロソフト社とアップルコンピュータ社の根本的な姿勢の違いが浮き彫りになってきました。
マイクロソフト社の現状の最新OSはWindows XPシリーズですが、その前のOSであるWindows2000などのOSについてもきちんとWindows Updateにて更新モジュールを提供し続けています。
それに対してアップルコンピュータ社の脆弱性に対する姿勢が気になります。
実は、最近Mac OS Xの深刻なセキュリティホールが発見されました。これはマシン全体が乗っ取られる可能性があるというような、とても重要度の高いものです。
アップルコンピュータ社は、最新の有料アップデートパッケージであるMac OS X 10.3(Panther)でこれらの脆弱性を修正してリリースしました。しかし、それ以前の有料パッケージだったMac OS X 10.2.x(Jaguar)に対応するアップデートモジュールを未だに公開していないのです。10月25日に発売された10.3の製品版に間に合うような修正が、なぜ今になっても10.2以前のOSに反映されないのでしょう?
アップルコンピュータ社の
「脆弱性が心配なエンドユーザは皆、お金を出して10.3を買え!」
という魂胆が見え見えだ、と揶揄されてもしかたがないでしょう。
この問題については、さまざまなメディアで報道され、セキュリティ専門家の間でも
「セキュリティ問題解決のために129ドルの支払いが必要になるとはいかがなものか?」
という懸念の声が上がっていました。
これだけ大騒ぎになって、ようやく10月31日、アップルコンピュータ社は旧OSでのセキュリティ問題対応表明をしました。
今年の夏にはWindowsでセキュリティホールを突くウィルスが蔓延し、あれだけ社会問題になったというのに、アップルコンピュータとしては対岸の火事としてしか見ていなかったのでしょうか? その意識の低さには驚きを禁じ得ません。

Panther続報

昨日、何度か試して失敗していたファーストユーザスイッチ(ユーザの切り替え)に成功しました。 分解写真では目にしていましたが、いざ動かしてみると思わず「おおっ」と声が出てしまいました

1) ファーストユーザスイッチ

昨日、ファーストユーザスイッチを試した状況では、まだNorton先生が稼働していました。
Norton SystemWorks3.0はLiveUpdate(オンラインのアップデート)を確認するメッセージを促していましたし、最初の起動ではNorton Personal Firewallを再インストールするように指示を出してきました。さらに、毎回、Privacy Controlのコンポーネントを読み込めなかった、というメッセージが出ています。
きっとユーザごとの設定の問題もあるでしょうし、複数のユーザが同時ログインした場合への対応の必要があることでしょう。Windows XPのユーザの切り替え機能のときも、さまざまなソフトがその対応に迫られていましたが、今後しばらくはMac OS X 10.3 Pantherでも同じような状況が続くのでしょう。
今回、いったんNortonシリーズをアンインストールしてみて、OS標準のファイヤーウォール機能などのセキュリティ対策に変更してみました。その上でファーストユーザスイッチを試してみたのです。
すると、画面が四角い3Dの箱になって、それが横に回るようにして画面が切り替わるのです。Windows XPでユーザの切り替えが搭載されたとき、ログオフと比較しての速さに感心したことがありましたが、Mac OS X 10.3ではもっと少ないステップで、もっと速く切り替えることができるのです。しつこいダイアログボックスを経ることがなく、視覚的にグルッ、と切り替わるため、「ユーザが変わった!」という実感がWindows XPと全然違うんですね。
もともと、Mac OS Xには、ウィンドウが変形しながら最小化されるなどの無駄なアニメーションが指定できたりします。こういったよけいな機能は私はあまり好きではないのですが(最初はおもしろいけど)、ファーストユーザスイッチのように直感的で、かつよけいなオペレーションをせずに素早く切り替えられるというものであれば大歓迎です。
こんなに簡単な切り替えができるのであれば、複数の人が使い分ける場合だけでなく、一人のユーザが複数の環境を使い分けて作業をするにも便利でしょう。

2) ファイルのコピー
そういえば、もう一つ気づいたことがあります。Mac OS 10.2.x(Jaguar)までは、複数のHDD、あるいは同じHDDの間でのファイルコピーが非常に遅いと感じていました。1GBなどのコピーは、Macから離れて別のことをしていないと暇つぶしができないくらいだったのです。Windows 2000やXPだと、スペックが低いマシンを使っても、同じサイズや数のファイルがもっと速くコピーできるのに、といつも不満を持っていました。
しかし、今回いったんHDDを初期化しようかと思って、時間がかかることを覚悟で自分のホームフォルダ以下を別のドライブにコピーすることにしました。するとどうでしょう? これが非常に速いスピードで終了するではありませんか。以前行ったときの時間を正確に図ったわけではありませんし、コピーしたファイルの数や容量も若干異なりますので、断言はできませんけれども、体感的に非常に速くなったように感じました。また一つ不満が解消された感じです。

3) レガシーデバイス
でも、しばらくはHDDの初期化はやめようと思っています。私はリュウドのRboard Pro for Macという親指シフトキーボードを利用していますが、このキーボードのカスタマイズにはOS 9以下が必須なのです。残念ながら、私の購入したPower Mac G4にはOS 9を単独でインストールできるCDが付属していないため、いったん旧バージョンのOS X + OS 9をリストアしなければならず、今回発売された10.3のクリーンインストールは現状ではできないわけです。
10.3の購入者はOS 9.2.2のCDを安価で入手できるようですので、この機会に手に入れたいと思います。
ただ、私としては、できる限りMac OS X 10.3のクリーンな環境にしたいという希望があります。Mac OS 9.2.2は、現状では親指シフトキーボードをカスタマイズするときにしか使用していないからです。このカスタマイズユーティリティがOS Xに対応してくれれば最高なのですが…。

4) ファイルシステム
Pantherでは、ディスクをフォーマットするさいの方法が「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」が標準になっているようです。これは耐障害性を高める仕組みですので、期待が持てますね。次回、フォーマットをする場合にはこの方法をとりたいと思っています。
Mac OS形式、あるいはMac OS 拡張形式は、とても壊れやすいフォーマットのように感じます。ちょっと変なことをするとすぐにおかしくなってしまい、知らない間に標準のディスクユーティリティでは修復できないほどのエラーの原因になってしまうのです。前回起こしたエラーではDrive 10でも修復が不可能で、真っ青になってしまいました。その後、最新版(3.0)になったNorton先生がなんとかなおしてくれて安定してくれたので、ほっとしましたが…。
WindowsではFAT16 or FAT 32を使ってフォーマットすると、Mac OSフォーマット同様、小さなエラーが頻繁に起こっていた記憶があります。しかし、Windows NT以降で採用されたNTFSではディスクチェックでエラーを検出した経験はありませんでした。
Macもジャーナリングの採用で、堅牢になってくれることを期待しています。

↑次回フォーマット時にジャーナリングをオンにする、と書きましたが、Pantherを上書きインストールした時点で、すでにジャーナリングはオンになっていたようです。ファイルのコピーなどが速くなっていたので、よもやジャーナリングはしていないだろうという勝手な思いこみをしていました。
インストール後、何度かフリーズして強制的に電源を落としたので、HDDにもエラーが発生しているのではないかと危惧していたのですが、ディスクユーティリティでチェックしてみたら無事でした。

Panther(Mac OS X 10.3)

25日(土)に世界同時発売となったPanther(Mac OS X 10.3)ですが、150もの新機能を搭載していることが自慢の一品。早速購入してしまいました

Pantherのインストールに先駆けて、現在利用しているソフトウエアが対応しているのかどうかについて、一抹の不安がありました。
OSのアップグレードに関して毎回思うことがありますが、ソフトウエアの対応についての各社の対応には差があります。私が使っているソフトでは、ピクセラ社のいくつかのソフトウエアが発売の前日にその対応をうたってアップデートを公開しました。エルゴソフトに至っては、アップデートを公開するのに登録者にきちんとメールまで送信してくれていました。その他、各種代表的なシェアウエアも軒並みアップデータを公開しています。
それなのに、実質的に私が一番の頻度で使っていると思われる代表的なソフトはお粗末でした。それはSymantec社のNorton Internet Security 3.0およびNorton System Works 3.0です。これらはMac OS Xで常駐ソフトとして稼働するので、間違いなく最も利用しているアプリケーションといえるでしょう。
昨日、公式サイトを訪ねてみたら、PantherとかMac OS X 10.3という記述はどこにも見あたらないのです。Macintosh solutionsのページを見ても、最新のサポート情報は10.2.6の対応状況にNEW!マークがついているありさまです(10.2.xの系譜の最新は10.2.8だと思います)。
Q & Aのページから検索してようやく見つけたと思ったら、

“Mac OS X v10.3 へのシマンテック製品の対応状況は現在確認されておりません。Mac OS X v10.3 環境では、シマンテック製品を使用しないでください。対応について新しい情報が確認され次第、本文書を更新します。”

という寂しげな文章が表示されたのみ。
シマンテックの各種ソフトはシステムに深く関わっているので、検証に時間がかかるだろうことは予測がつきますが、せめてmacintosh solutionsのトップページくらいには掲載してくれても、という気がします。現在はWindowsの世界で深刻なセキュリティホールやそれをついたウィルスへの対応が大変なようですし、なかなかMacintosh製品のほうまでは手が回らない状況もあるのかもしれません。

しかし、各社製品が対応するまで待っていられる私ではありません。だめだったらクリーンインストールで対応すればいいと考え、力の限りアップグレードにチャレンジすることにしました。

1) 案の定のエラーメッセージ
アップグレードは簡単で、比較的すんなりいきました。
しかし、再起動をしてみると、予想通りNorton先生の代表的なソフトの各種がエラーを報告してきます。これは近いうちにシステムをクリーンインストールしたほうがよさそうですが、これはまあ、覚悟していたことでした。このとき感じたのは、「ダイアログボックスの出るスピードが速い」こと。もしかしたらFinderの動きもチューニングされて速くなっているかも?
とりあえず、これらのエラーをスキップしてMacの操作に入ります。

2) Finderを開く
早速やってみたのはFinder(Windowsでいえばエクスプローラのようなソフトです)を開くこと。1回目は遅く感じましたが、2回目以降は非常に速く開けるようになりました。
今回、Finderのアピアランスは、以前の透き通るようなAqua的外観とは離れ、Safari(Webブラウザ)やiアプリケーションと呼ばれる一連のソフトのように金属風のものに変更になってしまっていました。私はこの金属風のアピアランスよりAqua的なインターフェースが好きだったのでちょっと残念です。
その他、大きく変わったところは、以前はWindowの上に表示されていたアプリケーションフォルダなどが左側にまとめて整理されたこと(サイドバー)。ユーザ中心のインターフェースに変更したそうです。上から左に移動しただけではなく、自分のホームフォルダなど、その数が増えています。このサイドバーに表示する項目は簡単にカスタマイズすることが可能です。
最近は使っていないのでわかりませんが、Windows XPのフォルダを開くと、左側にデスクトップとか、マイドキュメントとかが並んでいたのを記憶しています。各種ユーザ間でファイルを交換するための共有フォルダは最初から表示されていた記憶があります。また、Windowsアプリケーションの「ファイルを開く」ダイアログボックスについては、同等の機能がずいぶん前から実現されていましたね。あのようなスタイルです。
すでにWindowsで使い慣れた機能であるため、新鮮さは感じませんでしたが、非常に便利になったように感じました。従来のMacでは直感的操作にこだわるあまり(もちろんそれが統一感に貢献していたのだと思いますが)、目的の動作に到達するのに時間がかかるケースもありました(もちろんなれた人たちは自分なりのカスタマイズを施すことでそれを回避していたと思いますが)。
しかし、今回「ユーザ中心」の概念を採り入れたことで、Windows的ではありますが、あまり考えたりマウスをたくさんクリックする必要もなく、目的の動作に到達できるように改善されたと思います。
特に、インターネットストレージのiDiskへの接続が左側に用意され、1クリックで行けるようになったのは便利だと感じました。
Windows XPユーザには特に目新しい機能ではないかもしれませんが、Switchするような場合も操作が似ているために不便に感じるようなことはなくなるでしょう。
Finderに希望があるとすれば、Windowsのエクスプローラライクな操作が実現できないか、ということでしょうか。左側にフォルダの階層が、右側にそのフォルダの内容が表示されるという、Windows3.x以来存在する、「ファイルマネージャ」的なもの。ファイルやフォルダが増えてくると、やはりこのスタイルが一番使いやすく感じます。シェアウエア、フリーウエアで実現することが可能なようですが、やはり標準で使えるのが一番。

3) Expos?.
Windowsでは、かなり前から開いているアプリケーションウィンドウやフォルダウィンドウを一括して最小化したりすることができました。たくさんのウィンドウが開いた状態では、どのウィンドウが開いているのか、閉じた状態なのか、分からなくなることがあります。Windowsの場合はタスクバーがあるので、それほど迷うことはありませんでし。また、デスクトップにアクセスしたい場合には、開いているウィンドウを一括して閉じればよかったのです。
従来のMac OS X 10.2までの状態では、ウィンドウの切り替えをするのが本当に大変でした。たとえばmailという標準ソフトを開いている場合、リスト表示のメインウィンドウとメッセージの新規作成ウィンドウ、Webブラウザのウィンドウを開いているような場合、なかなか必要なウィンドウにアクセスできずに閉口していたものです。
今回、Expos?.はどうでしょうか? なんとF9ボタンを1回押すだけで、開いているウィンドウが縮小されて、その全部がデスクトップに表示されるのです。まずこの表示だけで必要なウィンドウを判別できるわけですが、候補のウィンドウにマウスをあわせると、そのウィンドウが何なのかを示す簡易なメッセージが出ますので、ほぼ確実に必要なウィンドウを選択することができます。
各種Windowsの場合は、タスクバーに格納されたときにそのウィンドウのタイトルを表示していますので、1アクションで必要なウィンドウにアクセスできるという強みがあります。ただ、ウィンドウの数が多すぎると表示されるテキストが極端に短くなり、結局マウスをポイントして表示がポップアップするのを待ったりしなければならなくなります。私自身、片っ端からウィンドウを開いていって、「ああ、これだった」ということはしょっちゅうですね。その点、Expos?.は縮小したイメージでバランスよく表示してくれるので、こんなことはないでしょう。
もちろん、Windowsのように、すべてのウィンドウを一発で隠してしまうこともできます。Windowsのようにタスクバーで表現されるのではなく、四隅に待避させられる、という形になりますが、その間にデスクトップアイコンなどにアクセスできるのはWindowsと同じです。
そのほか、F10ボタンを押すと、現在利用されているアプリケーションを素早く表示することができます。私はこの恩恵はあまり感じませんが、少し席を離れていて作業を再開する場合などは役立つのかもしれません。

4) ログオンユーザの切り替え
現在利用しているユーザがログオフせずに、別のユーザに切り替えられる、という機能で、Windowsにおいては、XPから実現していた機能です。
OS XはUNIXベースですが(Darwin)、そのUNIXはずっと昔からマルチユーザを実現しています。このため、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)ではなく、CUI(キャラクタユーザインターフェース)とネットワークを使えば、複数のユーザが同時に利用するような設定も可能になるはず。今回は、Windows XPのようにログオフせずにユーザの切り替えが可能になりましたが、UNIXの特性を考えるとむしろWindowsより得意な分野といえるのかもしれません。
私も3D表現でユーザが切り替わるのをみたくて、この機能をためしてみました。別のユーザにログインして、デスクトップを表示した段階で、マウスが虹色になってくるくる回っています。そのうち操作できるようになるだろうと思っていたら、20分くらいたってもそのまま。しかも、どの部分にマウスを動かしても操作できるような状態ではなく、ESC + Option + Command といったキー操作も効きません。どうしようもなくなって、最終的には電源を落とすしかありませんでした。
このため、残念ながら、この機能は体験できないでいます。再インストールしたら、もう一度ためしてみようかな?

5) ラベルの復活
Mac OSは、OS Xになるまで、フォルダに色を付けて直感的に分類することができました。これはWindowsと比較して非常に優れている部分だと感じていたのですが、しかし、なぜかOS Xではそれができずにいました。
今回からその機能が復活しています。しかも、今回はフォルダではなく、フォルダの下(あるいは右)に表示されるタイトル部分に色が付きます。優先度が一目で分かり、やっぱりこれは便利!

まだまだ、使い始めたばかり。それでも、この文章を各間にもExpos?.の機能は何度となく利用しており、その利用価値の高さに驚いています。今までのOS Xの環境は相当に不便だったことを改めて感じさせられました。
ただ、毎回Norton先生のエラーメッセージに悩まされるのは気持ちが悪いですから、これは思い切って再インストールということになりそうです。これがまた大変だ…。

Panther購入

25日(土)、Panther(Mac OS X 10.3)が発売されました。150種類以上もの新機能が搭載されているというので、私は発表されたそのときからずっと注目していました。

新宿西口のカメラ量販店では、Windows各バージョンのように0時にオープンして販売するようなイベントはありませんでしたが、Sofmapが6時59分から、ヨドバシカメラが7時ちょうどからのオープンと、いつもよりも開店日時が早くなっていました。くじ引きのようなイベントはWindows同様に行うようでしたので、私も早起きしていってみるか、という気持ちになりました。
しかし、残念ながら早起きができず、私がヨドバシカメラでPantherを入手したのは17時をすぎてからになってしまいました。私が到着したときには、MacコーナーのPantherのパッケージの残りはだいぶ少なくなっていましたが、おそらく最初は山と積んであったのでしょう。1階のプリンタコーナーやノートパソコンコーナーほどではありませんでしたが、Macコーナーもかなり混んでいました。また多くの人がPantherのパッケージを抱えていたので、結構いいペースで売れたのではないでしょうか?

Panther購入者がくじ引きに参加できるというイベントはまだ有効のようでした。Windows2000の発売で深夜に並んだときにはロゴ入りのコップが当たりましたが、今回はどうかな?
聞けばまだ、1等と2等は出ていないといいます。期待を込めてガラガラを回すと、出てきたのは白い玉。あめ玉を5個くらいもらいました。

このPantherがどうだったかについては、ICOの秘密にて。

Macに乗り換えて1周年

昨年9月に、ICOの制作環境をPower Mac G4に移してから1年が経ちました。この1年の間に、17inch液晶のPowerBookが発売されたり、Power Mac G5という64bitプロセッサ環境が登場したり、アメリカでミュージックストアが成功を収めたりと、Apple Computer社はさまざまな話題を振りまいてきました

私はもともと新しい物好きですので、Intel PC で Windows を利用していた際にも新しい技術が発表されるたびにためしてみたい気持ちになったり、ICOを制作するためのワークフローに役立つものがあれば積極的に導入してきたりしました。
しかし、この1年については、Power Mac G4の環境を、それまで7年以上も使ってきたWindows環境と同じレベルにまで引き上げるのに必死だった気がします。ソフトは全部買い直さなければならなかったし、詳細なカスタマイズをするのに、改めて勉強しなければならないことも多かったし。
それでも、この1年のAppleの新製品や話題は、私にとっては刺激的なものばかりでした。Wintelというデファクトスタンダードな環境では、新技術の発表は非常に頻繁であり、それに慣れてしまうと刺激が分散されてしまうためか、あまり大きな驚きを感じることはありませんでした。しかし、Macのユーザになってみると、いきなり17inchのノート型コンピュータが発売されてみたり、コンシューマ向けメーカ製品では世界初の64bitマシンを発表してみたり。1回1回の話題のインパクトがずっと大きい気がします。こういうところが、Apple Computerのおもしろいところなのかもしれません。1年利用したことによって、私もすっかりAppleの流儀にはまってしまったような気がします。

この1年、Macに変えて良かったことは、なによりも「コンピュータウィルス」「セキュリティホール」に対して、Windowsほど神経質になる必要性がなくなったことでしょう。もちろん、Mac OS XもコンピュータのOSである以上、ウィルスに感染すれば深刻なダメージを受けますし、他にも迷惑をかけることがあります。OS XのベースとなっているUNIXのアプリケーションにもたびたびセキュリティホールが発見されています。ただ、Windowsと異なり、ターゲットにされる機会が圧倒的に少ないんですね。
Windowsマシンではこうはいきませんでした。ウィルス対策に手をかけるあまり、本当にやりたいことが「進まない」という場合が多々あったのです。実際、私の以前のメールアドレスには、1日数十件以上のウィルスが届いていましたし、メールサーバに接続しては、クライアントにダウンロードする前に怪しいメールをすべて手動で削除するというワークフローが必要になっていましたから。
あとは、操作体系が「シンプル」なことでしょうか? 「シンプル」と「便利」は必ずしも一致するわけではなく、確かにWindowsのデフォルトのツールのほうが「便利」であることは多かったです。しかし、いったん自分なりの操作方法が確立してしまうと、一つのことを行うのにあまりにもたくさんの方法が用意されてしまっているWindowsではかえって煩わしく思うこともありました。
そして、画面がきれいなこと。画面に出力されるテキストにアンチエイリアスがかかるMac OS Xは私にとって本当に「優しい」環境となりました。

逆に、Macに変更して困ったこと。それは、アプリケーションをそろえ、Windowsで培ったレベルの環境を構築するのに非常にお金がかかったこと。Appleでは声高に’Swith’ 「スイッチ」と叫んでいましたが、Windowsユーザにとって、その必要性を感じるだけの説得力はなかったと私は思っています。
あるスイッチユーザが「MacにもMS-Officeはある。困ることは何もない。あとは乗り換えるだけ」というような宣伝をしていたと思いますが、そのOfficeを購入するのにどれだけのコストがかかると思っているのでしょう?
私の場合は、上記以外に、FTPソフトを探すのに困りました。最終的にTransmit2.xというソフトを選定したのですが、Windowsに存在するフリーのFFFTPとか、半額以下で購入できるNextFTPといったようなソフトの半分の機能も持ち合わせていません。そのうちそろっていくのでしょうか…。
そのほか、Windows2000などと比較すると、OSそのものの安定性は遜色なくなってきたような気がします。乗り換え当初はよく見られたカーネルパニックも、OSのリビジョンが上がるたびにほとんど発生しなくなってきましたし、OSそのものがフリーズすることもほとんどなくなりました。
しかし、アプリケーションはどうかというと、本当に頻繁に異常終了してしまうんですね。今回、ICOのサイト構築ソフトをDreamWeaver MXに乗り換えた際に、あまりに頻繁な異常終了に閉口しましたが、これはApple純正のソフトウエアでも似たり寄ったりなのです。
私は2000年に購入したモバイルPCではWindows2000をインストールして使用しているのですが、多少無茶な使い方をしても、アプリケーションが異常終了するようなことはほとんどなくなりました。しかし、OS XではAppleが開発したWebブラウザのSafariでさえ、短時間にメインウィンドウがマウスで左クリックできなくなったり、異常終了してしまうのです。
もう少し、アプリケーション全体のOS Xへの適応性が高まって、安定性が高まることを期待しています。

今月25日には、OS Xの新バージョン “Panther(10.3)”が発売されます。FinderがWindows XPのインターフェースに似てきたような気がしますが、よりシンプルで直感的に仕上がっていることに期待します。また、Windowsにはかなり以前から、開いているWindowsを一気に最小化して、デスクトップを表示する機能がデフォルトで存在していましたが、今回のPantherでようやくそれが実現します。この機能はとても便利なので、念願が叶った、という感じですかね。もちろん、後発ということもありますが、開いたWindowやアプリケーションの整理、という点ではWindows XPにすらない機能が多数追加されているのも楽しみです。