キーボードを3時間でマスターする法―ワープロ10本指入力テクニック
これは非常に懐かしい本ですね。
ローマ字入力から親指シフト入力に切り替えて、当初は富士通製のワープロ「OASYS」に組み込まれている親指シフト入力練習ソフトで練習し始めました。3時間ほどでキーの位置を覚えたので気をよくし、ほぼ2週間ほどの練習でローマ字入力時代の入力スピードを超えることができたと記憶しています。当時はスピードを気にしていましたが、今考えれば同じ速度で文章を作ろうと思ったときの快適さのほうがより重要なファクターだったのでしょう。その後の私の仕事の成績は間違いなく上がりました。
しかし、ローマ字入力時ほどではないにしろ、思ったよりも打鍵ミスが多かったのです。特に、右と左のキーを間違えて入力する、といったことが多々ありました。
この書籍にはそういった打鍵ミスを減らすための練習法が記されています。JISかな、ローマ字入力と並んで、親指シフト入力の練習法も紹介されています。
それは、OASYSのソフトの入力法とは異なり、意味のある単語や文章を入力する練習法ではありませんでした。ホームポジションにおかれた指を起点に、その指の担当する周囲のキーを関連づけて覚えるといった工夫をしていたのですが、これが左右の指の取り違えを防ぐ重要な基礎練習となりました。以後、私の打鍵ミス、特に指の取り違えミスが激減し、入力効率が非常に上がったことを覚えています。
このあと、「ワープロ・パソコンのためのらくらくキーボード練習帳〈3 親指シフト入力編〉」という専用書籍も出ましたので、こちらも購入して練習を継続し、ますます親指シフト入力の快適さを感じるようになっていったのでした。
この書籍は、友人の一人がワープロを始めるというのでお譲りしましたが、Amazonではユーズドで手に入るようですので、改めて購入しようかと考えています。