YETI SB5cはほぼ、私の理想のバイクに成長してきました。近辺のトレイルについては過不足なく走行することができ、富士見も無理のない範囲で下れることも分かってきました。
組み立て当初は、いずれFOX 34の140mm-150mmに換装したいという気持ちが強かったのですが、今年富士見を走って以来、DVO Beryl D2 150mm(150mm/160mm/170mm選択可)の良さを感じてしまって、もうこれで十分と思うようになりました。FOX32 140mmを使った昨年の富士見と比べてずいぶん楽だったし。ただ、Stravaの記録を見ると、GREENコースのスタートから1/3くらいのところまでは昨年の方が今年の1、2本目より速いんですよね。休憩地点が昨年より1つ多かったにもかかわらず、です。昨年は得意パートを単独で走ったということもありますが、意外にFOX 32はいい働きをしていたのかもしれません。あるいは…。当時はXCブレーキだったから、余計な減速がなかったのかな?
このようにとても気に入っているDVO Beryl D2ですが、一つだけ困っていることがあります。コラム長がギリギリでステムを低い位置にしかマウントできないんですよね…。
そんな中、こんなものを見つけてしまった。
DVO DIAMOND(左)です。おそらく2016年モデル。右がDVO Beryl D2で2017年モデルなので、1年古いものでしたが、ステアリングコラムが10数ミリ長く、Berylよりハンドルマウント位置やステムを選ぶことができます。さらに、コンプレッション設定がHigh Speed側とLow Speed側に分かれており、各種設定を試すことができますね。
でも、一番ほしい、と思った理由は2016年モデルは140mm、150mm、160mmを選べる、ということでしょうか。YETI SB5c 2015の本来の想定は140mmで、その長さに合わせることも可能だ、ということですね。SB5c 2016は150mmが組み合わされたので、本来は140-150mmが許容範囲ということでしょう。今持っているBerylは150mmからだったんですよね。
さらに、OTT。これは初動の良さや細かいバンプへの対応を良くするDVO独自のシステムですが、これを調整するにはBerylの場合分解が必要になりますけど、DIAMONDは外から調整できるんですよね。富士見のような路面が荒い高速セクションを走り抜けるような場合、この設定を微調整できることはとても重要です。今回は推奨値の範囲内でOTTが良く効く方に合わせてありますけど、早く試してみたいです。
ただ、気になることも。今回入手したDIAMONDとBerylを比べると、DIAMONDのほうがスタンチオンが長く見えます。実測してみると、DIAMONDは160mmあり、Berylは150mmです。
現在のDIAMONDも150mmに設定してあるとのことですが、もしかしてストロークが変わるだけで長さは変わらないのでしょうか…? BerylよりDIAMONDのほうがストローク変更は楽だと聞いていましたが、ビデオとか見ると不器用な私には難しそうで…。ショップに持っていって長さ調整してストローク変更してもらおうかな…?
今回入手した2016年モデルのマニュアルを見ると、推奨サグが15-20%となっています。ということで、110psi程度のエア設定で、20%位になるように調整してみました。サグ計測のOリングが結構劣化していて、ゆるゆるになっていたため若干計測に手間取りましたけど。これに対して2017年モデルのマニュアルでは推奨サグ15-30%となっているんですよね。なので、Berylは98psiで20%強のサグに設定していましたね。
サグを取るのにバイクに乗ってバウンドしていると、ちょっとフロントの反発が強い。なので、リバウンドを調整しようとノブを回してみましたが、これが硬くて回らないことに気づき、凹みました。いくらやってもダメ。悩んだ挙げ句、余計なことをする前に出品者に相談して、一度ノブを外し、中のボルトをレンチで強引に締める方向に回してみたら、動いた!
出品者様、ありがとうございました!
これでいったん、DIAMONDインストール完了。
少し雨が降っていましたが、夜ライドに出てみると1cmのスタンチオンの長さ、サグの減少、ステムマウント位置を上げたこともあって、ちょっとチョッパーな印象になりました。やはり、ショップさんにスペーサーを入れてもらうか…。
チョッパーになると同時にBBもちょっとだけ高くなった感じはしますが、走りは意外に良かったです。OTTが効いているのか、小さい路面の凹凸の反応も良くてすごくスムースな走りをしているような気がしました。
そんなわけで、雨は降っていましたがちょっと遠回りしてみたりして。
夕食時に次男が「ランチを食べて美味しかった」「量があった」と言っていた荻窪のイタリアントラットリアにも寄ってみました。確かに、このランチセットはすごそう! 私も今度寄ってみようかと思います。
舗装路と未舗装路を織り交ぜて走ってみた結果、ヘッドが持ち上がったYETI SB5cも意外と走りやすかったですね。なんか、フロントフォークもかなり上げやすくなっていたし。
フォークの長さについてはショップに任せるつもりですが、自分でも出来ないかもちょっと調べてみますかね。普段は140mmで使い、富士見に行く前とかに160mmにする、というのがいい使い方なのかも。Berylのように、常に中間の150mmにしておく、というのが一番面倒くさくないやり方だと思いますが。