セーラー プロフィットスタンダード 21

SAILOR Profit Standard 21

3日待ってようやく到着。

SAILOR Profit Standard 21 万年筆です。

これを手に入れるのには紆余曲折がありました。実は一昨日に別の個体を注文したところ、Amazonから「箱汚損」「到着後中身を確認してみてくれ」みたいなメッセージが届いたのです。昨日、一緒に注文した「コンバーター」が届き、本体を待っていたら、「配送工程中の問題で、お届けできなくなった。ショップへ戻し、返金とする」旨のメッセージが再度届いて拍子抜け。コンバーターだけ届いても(笑)。同じメッセージに「欲しければ別途注文して」とのことでしたので、すぐさま2本目を注文し、届いたのがこの写真のものです。

はて、1回目の注文履歴にはいまだ、「配送中」となっていて「予定期間に届かなければ返金申請可能」のようなニュアンスのことが書いてあります。というか、Amazonの側で返品、返金手続き中なんじゃないの? 2つ請求が届くのは嫌なので、早めに返金して欲しいなあ。

さて、万年筆と言えば、中学入学祝いだったかな。祖母に montblanc 万年筆を買ってもらって以来、ほぼ一貫してmontblancを使ってきました。例外はWaterman カレンくらい。

最近まで、montblanc meisterstuck, noblesse obligeをよく使っていました。両方ともEF(極細)ですが、なぜか純正インクとの相性が悪くて、インクフローが安定しているWaterman Mysterious Blueと組み合わせて使わざるを得ない状況にありました。

でも、Waterman Mysterious Blueは色は好きなんですが、致命的に水に弱い。ちょっとした水滴でほぼ「完全」に溶けてしまうのです。今はほとんど仕事中の移動はないにせよ、もし不意の雨に降られて濡れたりしたら、重要なメモなどが失われるリスクが大きくなるということですね。

そこで、以前、顔料インクとして評判が高い、青墨というインクを買ってみたことがあります。

Waterman Mysterious Blueより若干緑がかっているものの、好みの色です。ですので、いろいろな万年筆で使ってみたんですけれども、まともに使えたのはWaterman カレンとmontblanc No.220 EFくらい。Waterman カレンはEFとは言え、どうみても中字くらいの太さなのでインクフローがいいのは分かります。No.220 EFのペン先は実は3本くらい持っていて、適合するのはその中でも太めの1本だけです。

残念ながら、現在使用している「ほぼ日手帳 2022」はマスが小さいので、Waterman カレンやNo.220 EFではちょっと文字が潰れてしまいがち。それに、青墨自体がセーラー製万年筆しかサポートしていないため、Waterman カレンやNo.220 EFも今のまま使い続けるのは心配だったりするのです。

そこで今回思い切って、日本メーカーのSAILOR Profit Standard 21を選びました。これなら同じメーカー製の青墨と合わせても安心できますし。

迷ったのがSAILOR Profit 21とどちらにするかというところ。多分こちらはWaterman カレンと同程度の大きさなのではないかと思いますが、私としてはどちらかというとmontblanc meisterstuckくらいの、小ぶりなサイズが好きでしたので、今回Standardサイズを選んだわけです。

“Standard”が付かないほうはペン先もかなり大きいのでよりしなやかだろう、という期待はあったのですが、将来もうちょっと大きなノートなどを利用する前提になったとき、細字か中字くらいのものを買うかもしれません。

さて、いざ使ってみると、ファーストインプレッションはさすがにカリカリする印象でした。引かれる線は想像以上に細く、舶来の万年筆では体験したことがないレベルでした。唯一、montblanc No.220の3本のEFのうち、一つだけ極端に細く書けるものはありますが(montblancのペン先はばらつきがあるのでしょうか…)、それをも上回る極細度。「ほぼ日手帳 2022」の小さいマスにもきれいに書けます。少し慣れて筆圧をギリギリのレベルにすると、紙の上を滑るような感覚になり、よりよく書ける感じでした。

いや、手帳についてはもうこれ以上は考えられないくらいいい万年筆だと感じました。以前に手帳用に準備したmontblancやWatermanは正直不要なレベルです。

とはいえ、先に書いたとおり、罫線の間隔が広いノートなんかじゃ繊細すぎるのは事実。こういったところではもう少し太いのがいい。Waterman カレンなら問題ないんですけど、青墨をサポートしていない万年筆で使うのもどうかとは思うのです。そういうことも考えれば、同じセーラー製の細字 or 中字くらいが欲しく感じられますね。それにしてもWatermanは純正の顔料インクをなぜ出さない?

こちら、最近使っていたペンの一部。上からmontbranc noblesse oblige(18K), parker ingenuity, montblanc No.220(14K)、montblanc meisterstuck(14K), Waterman Carene(14K), そしてSAILOR Profit Standard 21(21K)。

EFサイズということで考えれば、SAILOR Profit Standard 21がダントツにいいですね。文字を書くのが楽しくなってしまいます。メモ帳に書き記す文字なんてほとんどが日本語だから、日本製万年筆とは相性がいいのかもしれません。この万年筆、長く愛用していきたいと思います。特にいろいろな万年筆をコレクションしているという訳ではないので、あとは整理していきたい。

今日のライドはYETI SB5cにて。すごく水たまりが多かったこの路面も水はけが良さそうな土できれいに舗装されました。

桜もずいぶん散りましたが、まだ少し残っているところもあります。

FOX 32は高速でバイクを倒したときに、小石を踏んで滑りかけて焦りました。こういう場面ではDVOなら踏ん張るんですが。でも、しばらくはシャキシャキ動作するFOXを楽しみます。

この階段も久々に下りました。FOX 32でも、DVO Berylと変わらない位ヌルヌルという感じで下りてくれます。やっぱり、SB5cすごいな。

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