2年ぶりの富士見パノラマリゾート

今日はf5.6さんと待ち合わせて、富士見パノラマリゾートまで行くことにしました。昨日のうちに私の荷物をf5.6さんにお預けして、今朝は往路を短縮するために私が20kmほど自走することにしました。

自走に最適なYETI SB5c

さすがはYETI SB5c。朝の20kmという自走距離は屁でもないです。

その後f5.6さんにピックアップしてもらい、富士見パノラマリゾートを目指します。そのf5.6さんのクルマがめちゃくちゃ性能が高いヤツで、すごかった…。地面を這うような吸い付く走りに、超絶な安定感。クルマを下りたあと、一切体に疲労や違和感が残らない、乗り心地の良さ。ビックリ。他にもいろいろ感動ポイントがあったのですが、その話はまたいずれ。

とりあえず、富士見パノラマの駐車場に到着し、いったん基地を設営します。基地の前に広がる景色の素晴らしさよ。

さて。1本目は一足先に私だけ。

ゴンドラは感染対策がなされており、乗り場の前に簡易消毒ルームが設営されていました。平日なのでMTBerはさほど多くはありませんでしたが、紅葉を楽しむ方々が多くて駐車場はかなりの盛況。1本目のゴンドラも少し並びました。

ネックブレースは私のウェアが自転車用ではなく単なるウィンドブレーカーなので、うまく装着するのが難しかったため諦めました。また、まともなダウンヒル用フルフェイスヘルメットも初めてであり、装着に手間取りましたね。被る前から地面に落として傷つけましたよ(^^;)。

八ヶ岳

久しぶりに走る富士見パノラマの初級者コースYETI SB5cのゲレンデDHデビューでもありましたが、私がここを走ったフルサスでは最も短いリアストローク(127mm)となります。最初のほうからいろいろと引っかかりや衝撃の大きさ、リアの突き上げなどを感じてしまいました。もちろん久しぶりということもありますが、これがかなりの恐怖心を抱く原因になってしまったと考えます。

1回目の走行ではYETI SB5cが暴れる感じだし、リアストロークが足りていないのではないかと感じました。初級者コースといっても、本当の初級者にとってはかなり難易度が高いんじゃないかとも想像しますが。

富士見に行く際は結構、事前にYouTube動画で予習しておくようにしています。しかし、実際に走ってみると感じられる斜度がまるで違うんですよね。初級でも、富士見のコースは斜度が強い箇所がそこかしこにあります。

まん中くらいのセクションでブレーキをかけ過ぎて、握力がなくなってきました。ブレーキがXC用ということもあり、制動力が若干不足していることもあると思いますが、YETI SB5cごと吹っ飛びそうになるが怖くて無意識にブレーキをかけていたのではないかと思います。

考えてみれば、富士見で本当の意味で高速走行したのは2012年が最後だと思います。2018年はXCバイクのJamis Nemesis Teamで走ったり、Cannondale Prophetを無理矢理27.5化して2.1サイズのタイヤで走ったりしたのでスピードを出せませんでした。2019年は子供の後ろを追走することに終始したのでほとんど速度を出していません。

なので、1本目はひかえめに、という意識はあったものの、最近は出すことがなかった速度での走行となり、その結果恐怖を感じてしまったのかな。

Tracer 275

2本目はついに、f5.6さんとのセッションです。SB5cのフロントフォークがFOX 32ということでちょっと頼りないのに対し、f5.6さんのIntense Tracer 275はRock Shox Pike 160mm。35mm径だと思いますがかなり太く見えました。

f5.6さんとは休憩を入れながら景色を楽しみました。f5.6さんは約4年ぶりの富士見ということで、フルサスでここを走るのは初めてとのことです。突然段差が現れても、Intense Tracer 275が全部処理してくれることに驚いていました。

富士山

「富士見」というだけあって、富士山もきれいですね。

私は1本目の反省から、前後のタイヤのエア圧を下げ、前後のサスペンションのエア圧をフロント80→76psi、リア125→113psiに下げてみました。するとどうでしょう。1本目で感じた恐怖心は全くなくなってしまったのです。初級者コースくらいだと特に、リアのストロークが足りないと感じることもなくなりました。フロントのFOX 32 140mmは、Cannondale ProphetのLefty Max 140と比べても若干頼りない感じはしましたが(2019のProphetで走った動画と比べると良く分かる)、SB5cはもともとFOX 34を想定しているようなので、もう少し丈夫なやつに換装するかもしれません。

BLUE HORNET

途中の休憩所で、単独走行されている女性ライダーさんにお目にかかりました。この方に、テーブルトップが連続するBLUE HORNETも「ゆっくり行けば道も広くて安全ですよ」と教えていただきました。残念ながら今日はチャレンジする勇気が出ませんでしたので、また、次回の機会にトライしますね。情報、ありがとうございました。

ちなみにこの女性ライダーさん、かなりのスピードで下りてこられていましたよ。

3本目は、私1人となったので思い立って中級コースへ向かいました。しかし、初めの部分で度肝を抜かれます。Bコースと呼ばれたころからは明らかに段差が増えて、かつ段差の高さが2倍以上に変わっていました。たち兄さんのようなエリートライダーの方々があまりにも簡単にスムースに通過してしまうので、当時とそんなに変わっていないだろうとたかをくくっていた私は高い段差が続くセクションで、ペダルを木の根に引っかけ、思いきり前転してしまいました。久しぶりにバイクが上から降ってくる感覚を味わいましたよ。

幸い、ネックブレースを除いて完璧なプロテクター装備をしていた私はノーダメージで、そのまま走行を続けたものの、これらの段差の落差がどんどん大きくなっていきます。明らかに、過去に私が走ったころの「Bコース」ではありませんでした。そのときはバイクを下りて推して通過することなどなかったのに、今日は2箇所ほどバイクを下りて押しました。最終的には途中で諦めて、初級コースへ進路変更することに。

ライドのあとも、まだラスト1本を行ける時間ではありましたが、体力的な限界を感じ全部で3本ということで終了。

今日はドライコンディションで、タイヤも車体も2本目まではほとんど汚れていませんでした。3本目の中級で水が流れている箇所があったため、多少泥が跳ねましたが、まあきれいなほうですね。

帰り道にみた富士山

帰り道、なんでダウンヒルってこんなに魅力があるんだろうという話になり、f5.6さんが「選択と集中だと思う」とおっしゃいました。

「ダウンヒルしているときって、なんか他のこと、考えてます? きっと走ることに集中していて、仕事のことを思い出すことも、日常の雑事を思い出すこともないでしょ。」

というお話を聞いて、いろんなことが腑に落ちました。私は、ダウンヒルについて、これまで深く考察することはありませんでしたね。

「普段の生活に使う脳の部位とは、明らかに違う部位を刺激できますからね」

とも。確かに。

行き、帰り、富士見でも見事な富士山が見えましたし、完全に走ることに集中できたし、いろんな意味で今日は最高の1日となりました。

f5.6さん。本日はどうもありがとうございました!

動画のほうは処理に時間がかかっているので、別途出しますね。

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