フレーム交換により、パーツ類はAddictと同じままで完成した、Neilpryde Zephyr 2017。
Addict最終日の転倒事故、Addict清掃時の怪我、Zephyr組み立て中の怪我と、左肩から指先まで傷だらけの状況にもかかわらず、試乗ポタリングをしてみることにしました。しかし、Neilpryde Zephyrって、タイピングしにくいですね。”y”が入る特殊な綴りパターンを覚えるのに時間がかかりそうです。
最近良く走っている善福寺川沿い〜善福寺公園〜井の頭恩賜公園〜神田川沿いコースです。
それにしてもオカシイ。Zephyr、硬い(泣)。Addictが硬すぎたことを理由に、良くしなりそうなフレームを選んだというのに、路面からの突き上げはあまり変わっていない気がします。
それに、どうも後ろ乗りがすぎるような印象もあって、井の頭恩賜公園にてサドルを数ミリ前に、ハンドル位置を1cmほど上げてみました。
もともとはエンデュランス系のジオメトリですからね。もしかしたら、こういう設定のほうが合っているかもしれない…と思って。
確かに乗りやすくなった気はしました。でも、上半身が起きて、風の抵抗をよけいに受けた気がしました。先週同様、帰りは神田川沿いですが、やはり路面に対する反応は決していいとはいえない感じが。フォークなんかも「ガイーン」と手応えを感じるところなんかは、先週のAddictとさほど変わりません。
いつもの公園に到着したところで、再度設定変更です。ハンドル位置を薄いスペーサー1枚を置いただけの位置に変更しました。
なるほど。これくらいハンドル位置を低くマウントした方が、私自身には乗りやすい感じがします。これでも、Addictとはずいぶん姿勢が異なるとは思いますが。
たぶんもう、これ以上ステム位置を上げることはないと思うので、上に飛び出して不格好になっているコラムを2cmくらい短く詰めたくなってきました。とはいえ、カーボンコラムは切ったことがないですし、組み立ての過程で「ケーブルガイドが割れた」カーボンハンドルを早いタイミングで交換したい気もしています。もう、二度と内装ケーブルをいじりたくないですから、次はプロの方におまかせしようかなあ?
それにしても、SCOTT CR1 Team Compact 2008のようなしなりを期待した、このフレーム。いや、硬かったですよ。たぶん。これだけスローピングがきつければ、基本的には硬いフレームなのかも。どなたかのレビューに、「決してふにゃふにゃではなく、芯がある感じ」というものがありましたが、確かにそんな感じ。
カーボンをやわらかくして衝撃を吸収するのではなく、カーボンは硬いまま、造形で衝撃を吸収する設計なのだと思います。でも、今日32kmほど走った感じでは、「快適だった〜」というようなことはなくて、印象としてはAddictとほとんど変わらない印象でした。むしろもっさりして、速度が伸びていかない分、「結局バイクを重くしただけでは…」という悲しすぎる結末になりかねないなあ…と思いながら戻ってきたのでした。
一瞬、「今からでも遅くはない。戻すか?」とも考えました。でも、せっかく組んだZephyr。最近のフレームなので、太めのタイヤにも対応しています。そのへんも試してみなければいけません。
今までもいくつかのバイクに試乗させていただきましたが、結局ADDICTを上回る印象のものがありませんでした。もしZephyrも事前に試乗していたらたぶん、ADDICTはまだ利用継続だったと思います。
とりあえず、通勤に投入してみるか〜。