後方の方の大砲、うらやましい

昨晩から本日にかけて、Santa Cruz Nomadを梱包し、先ほど無事に送り出しました。

Santa Cruz Nomad

Santa Cruz Nomad

わずか8ヶ月ほどの付き合いであり、先月から乗っていなかったので実質は半年ほど。公園との往復がほとんどだったので、結局は100km乗ったか乗らないかで、階段くらいでしか試せませんでした。でも、あの階段で後輪が跳ねずに吸い付くように走ったのはこのバイクくらいじゃなかったかな? と思います。2006年に試乗したさいに感じた、下りでのバイクの安定性はやはり本物でした。

もう少しいいフォークと組み合わせて、久しぶりに富士見とかで走ってみたいと思いつつ実現には至りませんでしたが、おそらく今後、このNomadはその性能を十分に発揮してもらえることになると思います。Thank you and good luck, Nomad !!

時間限定のポタ

時間限定のポタ

今日はNomadを17:00以降に運送業者様にお渡しする予定があったので、ポタリングも時間限定です。今日は大きな出来事があったので、↑の写真は、Nomad配送後に撮影し直したものですが…。

昨日も書きましたけど、さっそくMさんにお目にかかれたのですよ!

Monkey

Monkey

Mさんの新車はこれ、Monkeyでした!

噂には聞いてましたが、このオーダーカラーは超キレイ

噂には聞いてましたが、このオーダーカラーは超キレイ

カラーは、もともとお持ちのフォークに合わせてオーダーされたそうです。見る方向によってグリーンにもゴールドにもなる、あのKLEINのような塗装です。

パーツ構成に驚き

パーツ構成に驚き

ひと目見てびっくりしたのが、そのパーツ構成です。

今までのMさんのMTBは、フロントチェーンリングは3枚、ハンドル幅は580mmくらいと、という構成がほとんどでした。でも、今回はチェーンリングは2枚+バッシュガード、ハンドル幅が700mmオーバー。

幅広ハンドル

幅広ハンドル

720-730mmくらいでしょうか? この長さなので、ステムをもう少し短くしてハンドリングを調整しようかな、とのことです。

タイヤは27.5 x 2.4インチの極太サイズ(チューブレスレディですが、チューブが入っています)。

Kowa 27.2

Kowa 27.2

シートポストは可変。KOWAのこの27.2可変シートポストはエアだと思いますが、多分これが販売されていたのは最初のモデルだけで、あとはコイルではなかったでしたっけ?

Prophetに採用したかったのですが、私は手に入れることができませんでした。かなりスムースで、さすがはサスペンションメーカー。

ONZA CITIUS 2.4 TLR

ONZA CITIUS 2.4 TLR

今回いいなと思ったパーツの一つがこのタイヤでしょうか。2.40サイズで、かなり太い。

さらにブレーキセットはShimano Saintという下りを意識した構成です。即トレイル発進可能な構成ですね。全体的に今風な組み方ですね。

ショップのほうからは、120mm-140mmのフォークを進められているそうであり、今後はそのあたりも意識されてカスタマイズされていくかもしれません。

現在は26インチ用PSYLOを使用

現在は26インチ用PSYLOを使用

実はこの26インチサイズのPSYLOも120mm化は実は可能なようです。これも動きが非常にいいですから、そのままでも悪くないような気がします。

そして、今回も試乗させていただきました。正直この構成を見たとき、さすがに重いんじゃないかと思いました。実際、持ってみても軽くありません。

ところがですよ。こぎ出しからして軽いのです。このバイク。それは衝撃的とも言えるもの。Mさんも、ロードのラバネロやAMANDAに乗ったとき以上の衝撃かも、とおっしゃっていましたが、確かに見た目と走行のギャップがこんなにあるバイクは初めてです。

これは、フロント32Tのせいかなあ、ともMさんはおっしゃっていましたが、それだけではないと思います。私のProphetも34Tで2つしか歯数が変わらないのですが、明らかにこのMonkeyのほうが走りが軽いですから。うーん。前後加重のバランスが良かったりするのかな? HTだけど、リアの路面追従性も高くて、タイヤも太いことからショートストロークのフルサスに乗っているような気分もしました。しかし、ペダリングの入力は逃げません。タイヤも太いから、トラクションもかかるし。

フルサスではないのですが、トラクションのかかりは抜群

フルサスではないのですが、トラクションのかかりは抜群

で、27.5なので、走り始めたら結構そのホイールの回転を維持しやすい感じなんです。舗装路の走りも軽く、タイヤがいいのかロードノイズも感じません。

サドルを落として走るのも、コーナリングを面白くしてくれます。これ、タイヤの太さやノブの形状、材質も影響しているでしょうね。

私、いつも試乗させていただいて、「欲しいっ」となりますが、基本的にハードテールよりフルサスが好きで、ハードテールは手に入れてもすぐに乗らなくなります。

でも、このMonkeyは今まで私が持っていたハードテールへの印象を覆しました。本当に欲しくなりました(笑。

猿

実際、試走は最初の池1周だけにさせていただく予定でしたが、また話しているうちに乗りたくなって、2周目も追加で試させていただいたのでした。そのときは、根っこで遊んだり、傾けて遊んだりも、ちょこっとさせていただいたわけですが、これはちょっと本当に今までのバイクたちとはちょっと違う印象でした。Mさんに、「裏山乗ってきてもいいですよ」と言われたのですが、さすがにこの新車に対して汚したり壊したりすると怖いので、今回はご辞退させていただきました(笑。

Trail-Sさんも来られたので、近いうちにトレイルに行きましょうよ、というお話になりました。こりゃ、楽しいでしょうねぇ…。

今日はカワセミを撮るために、Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIを持っていったんですけど、完全に忘れてしまい(苦笑、写真はMonkeyオンリーとなってしまいました。上にも書きましたけど、Prophetの写真は、Nomadの配送後に再出走した際に気を取り直して撮影したものです。緑がキレイでしたからねぇ。

緑

再出走ではSONY ミラーレス一眼 α6000を持っていったんですけど、もう日が陰っていたせいか、鮮やかな緑というか、渋い緑になっちゃいました。昨日のα6000での撮影も緑に引きずられてから、ホワイトバランスがえらいことになっていたりしたんですけど、Appleの写真ソフトの自動ホワイトバランス修正で一発で直せて助かりました。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (8件)

  • おりょ・・タイトルが『猿』なので、また野生のニホンザルでも出たのかと…(笑。

    なるほど。コッチのお猿さんでしたか。しかも、フルオーダー車(ですよね?)とは…。
    お写真でも美しい! の一言ですが、実車はもっと綺麗でしょうねぇ。凄い・・。
    マジョーラカラーみたいで、これもオーナー様のセンスが光りますね。

    ヘッド=テーパード・チューブでしょうか?
    (失礼ながら、Monkey車って過去の旧車イメージが強すぎかも…)
    そちらの皆さん、すでにマニアの域を超えておられるのでは・・?

    確かに、27.5☓2.4のタイヤセット/KOWAの可変ポストとくれば、
    ちょいと重そうなイメージはありますけど。でも、コギが軽いんですか…う〜っむ。
    バランスがとれているのでしょうね。さすがだ・・。
    やはり、自転車って微妙な乗り物ですねぇ。改めてそう思いました…。m(__)m

    • sadaさん。お返事が遅れてゴメンナサイ。
      2年以上続いた仕事が本日終わって、ようやく落ち着きました。
      このお猿さん、フレームは限定生産品らしいのですが、残りが少なくなっているものを入手されたらしいです。
      カラーオーダーについては当初迷われていましたが、最終的にこのマジョーラカラーでオーダーされたのですね。
      ヘッドもテーパーになっていて、27.5の設計です。26+も面白いとの噂のようです。
      私も最近のMTBファンなので、実質的にはProphetの時代からくらいしか知らないんですよね。
      このバイクは本当にいいなあ、と思いました。もちろん、フレームも良いのですが、このタイヤも優れものなのではないかなあ…。2.4インチとは思えないコギの軽さです。

      いろんなところで実用化できる、理想的なバイクの一つなんじゃないかと思いました。
      近いうちにみんなで、トレイルにいこうかなあ…。

  • Monkey懐かしいです。
    MTBを始めた頃に友人が乗っていましたよ!20年以上前かな。。
    かっこ良くて欲しかった思い出が・・・
    しかもテーパーコラムとは、時代の流れに乗っていますね(笑)

    スギノテンションディスクとかもその頃だったような・・・
    その頃のMTBをしっている私としては、MTBの進化は凄まじい。

    • Paraさん。こんばんは!
      そうか。MTBの歴史もすでにそんなに達しているんですね。
      私は年齢の割には新参者なので、20年以上も前に誰かが乗っていたMTB、想像が付きません。Monkeyもそのころからあるんですねぇ。
      そういえば、1992年、奧さん用にGiantのMTBを買いました。たまに乗せて貰ったりもしましたが、MTBなのに山を走るとかというイメージがほとんどなかったかなあ…。
      Monkeyも現代版はテーパーコラム、27.5なんですね。おそらく相当進化しているんだと思います。
      スギノテンションディスクってよく聞くんですが、実はなんのことだか良く分かっていません(笑。

  • こんばんは!

    Monkey!古い方も今の方もパッと見てMonkeyのフレームだと分かるしカッコいいですね!
    小学生の頃からフルサスのMTBに憧れて今はフルサスばっかりになってしまいましたがHTもいいんだよな〜って最近思ってました。

    nomadも新しいオーナーでたくさん使ってくれるといいですね^ ^

    • いしさん。こんばんは。
      Monkeyのフレームって、デザインがあまり変わっていないのでしょうか?
      そういえば交流はないのですが、公園を通過される方で、2つのモンキーフレームを使い分けている方もいらっしゃいます。
      私もいしさんと同じですが(私はまあ年をずいぶんとってからのあこがれですがね(笑))、フルサスへの憧れが最初からあって、ハードテールはたまに買っても結局続かないです。
      舗装路でもフルサス、楽に感じるものですから(苦笑。ダートだとなおさらです。
      Nomadは、きっとすばらしい活躍してくれると思います。本当に理想的なライダーさんのもとへ渡ったので、これから本当の性能が発揮されるのではないでしょうか? 私はポタでしか使いませんでしたので…(苦笑。

  • こんばんは!

    Monkeyは初期型はトップチューブが「への字」なのが特徴でしたので見た目は変わってます。
    うろ覚えですが、フルサスバージョンもあったような・・・

    テンションディスクはリアホイールのスポークがケブラーで張り巡らせてあり、リアサスが流行ってなかった頃にケブラーで衝撃を吸収しながらトランクションを確保する画期的なホイールでした。表面に貼られたフィルムがしなってガボガボ音が鳴ってて憧れのホイールでした^ ^

    20年前にMTBに乗ってて2年位前に復帰したのですが進化が凄まじくて、今乗ってるGENIUSなんて何もウデが無くてもどこでも走れそうな錯覚すらあります。練習しないと・・・(笑)

    • いしさん。こんばんは!
      いしさんも20年前にMTBに乗っていたのですか!
      だからみなさん、昔のバイクにくわしいんですね~。
      実はMonkeyというブランド名も、恥ずかしながらMさんに聞いて知りました。ショップオーナーの方のお名前はMTB雑誌で存じ上げていたのですが、どうもブランドとショップの名前が一致しなくて…。不勉強であります。

      > テンションディスク
      なるほど! そういうものでしたか。某オクで見かけたことがあるような気がしますが、あれがテンションディスクだったのか。MTBが現在のスタイルになるまで、いろいろな試行錯誤があったんですね~。
      しかし、20年近く経って復帰、というのもすごいですね。SCOTT GENIUSなんかは20年前のクロカンバイク(あったの?)より軽く、20年前のダウンヒルバイク(あったの?)より下れる、そんなバイクなんじゃないですか? 私は予算の関係で型落ちのCarbineにしましたが、予算さえ許せば、Scott Genius/Rocky Mountain Altitude/Santa Cruz Bronson/Intense Tracer 275Cあたりが欲しかったです…。

目次