百恵の前に

OS X がYosemiteになってから、ATOK 14で変換すると変換中の文字列が「消えて見えない」という現象がありました。もともとATOKとSafariは相性が悪いというのか、こういうことがよく起こるのですが、Appleさん自体の、日本語環境でのテストが足りない気がしますね。

本日、ATOK 14 for Macをアップデートしたら、変換中の文字が見えるようになりました。助かった。

さて、SONY Walkman NW-A17/Sを使うようになってからは、中森明菜さんのアルバムと久保田早紀さんのアルバムばかり聞いていましたが、昨年12月下旬に松田聖子さんのアルバムがハイレゾ化、ということで楽しみにしていました。できればベストアルバムがハイレゾ化されて欲しかったのですが、ファーストアルバムにしようかな、と思っていたところ、1月になんと、山口百恵さんのハイレゾも解禁になるというじゃないですか。聖子ちゃんはハイレゾじゃないけど、ベストアルバムを所有しているので、結局百恵ちゃんの1/14の発売を待つことに。

mora.jpさんでは、1/16深夜現在、なんと百恵ちゃんはアーティスト・ランキングで2位です。今確認したところではアルバムは3位。1位〜2位が1000円程度なのに対し、百恵ちゃんのアルバムは6,800円。武道館さよならコンサートも4,800円で18位。引退してもう35年も経とうとしているのに、すごいことです。

子供の頃、周りの大人たちは「花の中三トリオ」のなかでは百恵ちゃんの歌唱力は今一つだというような感じで評価していたことを覚えています。私の中にも、ちょっとそういう刷り込みが残っていたかもしれません。いや、確かにデビュー当時は1オクターブ出すのがやっと、なんて言われていたりもしたので、中三のころは本当にそうだったのかもしれません。

まずは現在3位の「ゴールデン☆アイドル 山口百恵」。こちらは、まだキャリアの前半の部分しか聞いていませんが、確かに初々しい感じがします。途中で「伝説から神話へ 日本武道館さよならコンサート・ライブ」に切り替えて聴いてみたら、その凄さに圧倒されることに。

たぶん、「としごろ」から伝説の「ライブ」に行き着くまでの間に、彼女はものすごく努力したでしょうね。すごく難しそうなボーカルテクニックを感じられるのですが、それがあまりに自然にすらすらと出てくる凄さ。たまに巻き舌使ったりドスを効かせたり(笑。これ、彼女じゃないとできない気がします。シングルに収録されたタイミングよりさらに成長している感じなので、このライブのほうが楽しめますよ。

併せて驚いたのが、ライブの合間のそのトーク力。本当に当時21歳なのでしょうか?

超絶な歌唱力に加え、それになんというのか、情感とか迫力とか、「百恵の前に百恵なし、百恵のあとに百恵なし」の意味が分かった気がします。私、百恵さんには、あのブルース・リーに通じるものを感じます。自然に出てくるすごみを持つ達人だと思いました。

2アルバムで91曲あるので、まだ全部聞けていないのですけど、今日はライブのほうをこれから寝るまで聴いてみようと思っています。

これは、いままでの中で一番いい買い物だったと思います。そういえば、今日、1/17になってしまいましたが、百恵ちゃんの誕生日ですね。おめでとうございます!

 

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