帰還

今年になってから、MTBでの転倒を繰り返しています。中には大きな怪我もあり、大腿部の打撲や肩鎖関節損傷は、昨年の左足拇指骨折よりも不自由をしました。その結果仕事への支障を来すこともあり、いろいろと考え直す機会を得ました。

でも、「もうやめよう」と思ったことは幸いにもありませんでしたね。代わりに乗り方が慎重になり成長したのではないかと思います。

併せて、ちょっと難しい場所になると明らかに恐怖心が増しているという事実があります。認めたくはないことですが、もしかしたら体の反応が鈍って、前には余裕で処理できたことが少し努力を要するようになっているかもしれません。この余裕のなさが恐怖心につながっているのかも。昨年大晦日にProphet号で里山に行っていますが、このときにも少しそんなことを感じました。初めての場所ということもあるし、大会直後でコンディションが下降していたこともあったかもしれませんが、ところどころギリギリの走り方をしていたなあ、と感じたのです。

最近、160mmクラスのバイクをほしがっていたのもここのところのそんな事情があってのことでした。シングルトラックやテクニカルな場所はProphet号が性能を発揮するのですが、荒れた林道のような高速コースはリア165mmで重心の低いSCOTT Ransomのほうが楽でした。Ransomは以前、ProphetとJudgeの間にはさまれて乗る機会を失い、売却しましたけど、少なからず後悔したものです。

海外通販でRansomの完成車を売っているので、2009年モデルを探してみました。

SCOTT RANSOM 30 2009

SCOTT RANSOM 30 2009

これが改めて欲しいな、と思ってサイトを見たのですが、Sサイズがありません。入手可能なのはMサイズ以上なのです。2010年モデルは定価なので高い。

以前持っていたRansomはMサイズでしたが、私の身長がギリギリ適応身長の下限にありました。このため、平地を漕ぐ場合はすばらしいのですが、テクニカルな場所では手に負えない場合も多く、乗車姿勢を見た友人からも「ちょっと大きすぎたのでは…?」という指摘をされたことがありました。これもRansomを手放すひとつの理由となったのでした。

そんなとき、某オクに私が手放したバイクが…(笑。パーツ構成はだいぶ変わっていましたが、私が手放したときの価格より高い価格まで上がっていましたし、結局はMサイズなので入札はしませんでしたが。

その少し後になります。今度は同じ型式のSサイズが見つかりました。吊しのままなので、私のRansomに付いていたFOX FORXではありませんが写真で見る限りはコンディションが良さそう…。少し高いとは思ったのですが、これを入手することに決めました。

そして、2台目としてRansom号が帰ってきたのですよ。

SCOTT RANSOM 40 2007 (SIZE S)

SCOTT RANSOM 40 2007 (SIZE S)

Cannondalistaならやっぱり”MOTO”なのでしょうが…。先だってのAVALANCHE TROPHY VALLNORDの動画を見る限り確かにすごかったのですが、日本では2009年モデルを展開しているのにかなり高価。ボトルをフレーム内にも収められないし、Ransomのようなトリッキーな装備もないし、あまり魅力が感じられなかったこともあります(MOTO以外のバイクはどれも魅力的なんですけど。私にとっては特にRZ One40が。Prophetが老朽化したら次は…)。

SCOTT RANSOM 40 + FOX FORX TARAS 36 R

過去に所有していたSCOTT RANSOM 40 2007 (SIZE M)+ FOX FORX TARAS 36 R

これは以前持っていたRansom号の反対側のショットですが、こうやって見比べるとやはりトップチューブの長さが違いますね。見た目のバランスはMサイズのほうがしっくりきます。

今回のRansom、最低限の清掃は行われていましたが、細部はかなり土が付いているため、一度掃除をしようと思います。ただ、私の場合はなぜか、バイクの納車日は必ず雨が降ります。今日、雨が止んだらちょっとだけ走ってこようと思うので、そのあときちんと清掃してあげることにします。

Equalizer

Equalizer

私の所持していたRansom号は、この”equalizer”というリアショックの下部にあるカーボンプレートがゆるんでロックアウトやトラベルコントロールがうまく行かないことがありました。しかし、このバイクはその心配はなく、コントロールレバー部もまだかなりしっかりしています。また、供回りして抜けてしまっていたネガティブエア用のバルブも、この個体についてはしっかりしていて大丈夫みたいです。あまり使い込まれていないこともその理由ではないかと思います。それにしても、やっぱりエンジンみたいに見えますね。

SCOTT RANSOM 40 + FOX FORX TARAS 36 R

Marzocchi All Mountain 4 2007 (OEM)

やはりFOX FORX 36 TALASと比べると細く見えます。記憶にあるTALASと比べたらやはり動きのスムースさではかなわない気がします。Rize号の32 FLOATもかなりスムースなので、ちょっと分が悪い…。やはり真っ先に交換したい大物パーツかもしれません。

ハンドルバー

ハンドルバー

ハンドルバーは記憶していたよりライズが高いですね。Prophetに取り付けているハンドルをこちらにつけて、Prophetは前のハンドルに戻そうと考えていたのですが、どうするかはちょっと考えます。

Avid Juicy Threeは左右で遊びが違ったので修正しましたが、このグレードは遊び調整が大変です。レンチがハンドルに干渉してしまうので、いちいちハンドルバーから外しながら遊び調整しました。左前、右後ろに入れ替えましたが、Avidはリバーシブルなのでこのへんは簡単ですね。

ちょっと幅が広くなってしまいましたけど、少しだけ自分の好みの遊びに調整できましたよ。

しかし、効くなあ。このブレーキ。

チェーンテンショナー

チェーンテンショナー

hw875@四角四面さんが調査されている、変速対応のBLACK SPIRE チェーンテンショナーです。やはり、ないよりはあったほうがチェーンは安定します。以前は特にペダリングが重くなったりした記憶はありませんが、このSサイズのRANSOMではどうでしょうかね?

このあと走りに行ってみる予定ですが、掃除が大変ですよ。きっと。特にリアショック周りは大変なはず。

さて…。あとはRize号をどうしようか。ゲストバイクとして残したい気もしているんですけど、場所の問題で手放すことになるのかなあ…。その場合は、価格が高めのパーツをはずして、交換する形にすると思います。

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