ここのところ急にMTBに乗っていないので、今日は「移動」ではなく「乗ること」を目的にして近所に出かけることにしました。気分的に今日は優等生なCannondale RIze号ではなく、Cannondale Prophet号を選択。
途中の舗装路で入り組んだ道を走るのですが、Prophet号だとRize号よりちょっとアンダーステア気味になります。Rize号では普通に曲がっていた場所を同じ要領で抜けようとすると、レーンをはみ出して段差に乗り上げてしまい、ちょっとヒヤッとしました。コーナーはやはり、Rize号のほうが操作しやすいし、安定する感じですね。
今日は撮影機材にCanon IXY Digital 50を持って行ったのですが、なんか描写が甘いなあ。全体的に映りが悪い感じがしています。
ここのところRize号が多かったので、Prophet号に乗り換えるとはっきりと感じるのですけど、こういう比較的まっすぐな下りについてはProphet号のほうが性能を出せますね。特にフロントのしっとり感が圧倒的で、同等の設定だとFOX FORX 32 FLOAT R(2009)よりCannondale Lefty Max 140 Carbon SPV+(2005)のほうが明らかにスムースではあります。ただ、前者はエア圧とリバウンドしか調整できないですから不利ではありますね。Leftyがコイルで、FLOATがエアスプリング、という違いもあると思います。またRize号のFLOATは9mmアクスルで、Leftyの一体型25-15mmアクスルと比べてちょっと心許ない感じもあるような気がしました。
この、根っこの場所なんかだと、先日のRize号より明らかに今日のProphet号のほうがいいですね。Prophetがオーバーホールに行くまではLefty仕様のRize号のほうが良かったような気がしたんですが、ゆっくりコントロールするのではなく一気に抜けるような下りでProphet号が良くなったように感じられるのは、ハンドル幅が広くなったのが大きいかも。Rize号はもともと、広めのハンドルが付いていましたから。
逆に低速で細かい操作が必要な場所だと前のほうが良かったような気がします。以前大腿部を怪我した場所の入り口を除いてみたら、真新しいスキッド痕が…。
いや、たぶんここを下りるのはTさんくらいのはず。それに、ここで、この角度で止まっていたとしたらそのまま1m以上の段差に突っ込む寸前であったはずであり、危険すぎる。どうもタイヤではなく、ここを下りるときに踵が滑ったとか? よくみると3本くらいの指でこすったようにも見え、もしかしたらここを登っている人、下りている人が転倒したのかもしれませんね。
その後場所を替え、川の対岸の公園に行きました。
ここは管轄が杉並区のようであり、自転車の乗り入れや犬の進入が禁止されています。このため、これ以上手前側には自転車では入りません。Chase号やRize号でやってみたように、ここを一気に下ります。
進入前に速度を上げ、ペダルを並行にしたまま高速で階段を下りるような場合、やっぱりRize号のFLOAT RよりLefty Maxのほうがはるかにいい感じで、直線的で高速な下りはやっぱりLeftyだな、と思っていました。
しかし、今日この階段を下りてみたときに、その感想が揺らいでしまったのでした。
以前赤が好き師匠から出されていた「思いきりダンシング」の宿題をProphet号で試してみたら、フロント周りがRize号に比べて「少し不安」「ちょっと怖い」感じがしたのです。奥行きが長い階段では、Prophet号のリアは若干タイミングがずれたような感触を得ることがあるので、その影響もあったかもしれません。でも、今日の不安な感触はたぶんLeftyによるもの。うーん。こういう乗り方をする場合は、Leftyは気をつけないとだな…。階段でダンシングなんて、したことがなかったからなあ。
こういう階段をハンドルをまっすぐにしたまま一気に抜ける場合はLeftyのほうがずっといいんですけどね。
さて、この公園周辺をぐるぐる回っていると…。
うん? この公園にもそんなものが?
実はこの対岸のほうが、もっと大規模な「猫団地」があるんですよ。大宮八幡宮の鳥居のほうではなく、右側の側道に入った場所です。そっちは杉並区管轄じゃないから、気づいていないのかな?
帰りにちょっと回ってみたんですけど、いつも17:00頃猫に餌をあげているおばさんが「猫団地」でなんか作業をしていました。その入り口には別のおばさんがいて、見張り(?)をしていたのかな? 私も「猫団地」に行ってみたかったのですが、どうもその雰囲気ではなかったので今日は遠慮しておきました。
帰り道、今年の初っぱなに怪我をした場所を通過しました。今日は下りのほか、ここを登ってみたのですが、こういう登り返しみたいなところではRize号のほうがハンドリングも安定して登れる感じです。Prophet号だと若干フロントが浮きそうな感じになりますね。
同じタイプのバイクを乗り比べられるのは面白いのですが、ちょっと贅沢すぎる気もしてきました。以前のようにProphet号にライドが集中しないのでLeftyのマイグレーションが進まず、オーバーホール後のいい感触が長く残っている、というようなメリットはありますが、全く同じタイプのAM車を2台持ち、というのが…。駐輪スペースも2台分必要だし。いいのかなあ。今の体制で。
コメント
コメント一覧 (8件)
おぉ・・一つ前からサイトの趣きが変わりましたねぇ! こんばんは〜。
掲載されていたお師範の演舞を拝見したんですが・・柔らかい体(関節?)をお持ちですよ?
羨ましいです、はぃ。でも、icofitさんもこのくらい柔らかいんですね・・凄い。
で、今日は気合いライドでしたか。お疲れ様です。
同じようなバイクでも、この2台はそれぞれ持ち味も違うようですから、特に贅沢とは思いませんが…。
仰る通り、普通?の2本サスはまた良いところもあるでしょうけど、レフティの感触は捨て難い・・
なんとも悩ましいですね。
>階段でダンシング
だ、ダメですよ〜無茶しては(苦笑)。ナンだか、凄く急な階段に見えますけど。
自分の場合ですが、レフティにしてからは無茶したくないモード?になりました。
場所によっては、少し腰砕けになるように思えてまして、こりゃ自重しないと・・なんですね。
そう言えば今日、久しぶりに傾斜面を降りようとしたら・・・
ちょっと足元?が狂っちゃって、転倒しそうになりました・・(沈)。
ダメですね、間が空くと。下手すると道路に飛び出すので、今後は気をつけなければ・・。
sadaさん。こんばんは。
> 師範
柔軟性もあって、すごい蹴りになっていますよね。
30台半ばまでは私にも可能だったのですが、師範と標的の身長差を考えれば、今の私は手前の人を蹴るところまでだと思います(泣。
> 場所によっては、少し腰砕けに
sadaさんにお譲りしたLeftyが付いてたころは、柔らかめを試していたので、プリロードゼロ、もしくは世田谷のショップに教えていただいた若干マイナスあたりに設定していました。
SPV+も弱めにして…。
なので、動きは良かったのですけど、やっぱり一気にストロークしすぎな感じがすることがありました。
そのあとに付けた130はオーバーホール済みの分、さらに動きはいい感じに設定できたのですが、ちょっと腰砕けすぎました(段差で前転しましたからねー…)。
Prophetのそれは結構プリロードを描けていますし、SPV+でもバランスを取っているので、前二者のようなことはありませんでした。
でも、ダウンヒルライダーさんのレビューでも、「路面追従性は優秀だけど、ストロークする局面で一気に縮むので、バネが柔らかめ?」みたいなものがありました。
なので、路面追従性が高い反面、ボトムでの踏ん張りが弱い傾向にあるのかも。
> 久しぶりに傾斜面を降りようとしたら・・・
あわわ。sadaさんもやってますね(苦笑。
私たちのところは下が広いからいいけど、道路というのはちょっと…(怖。
くれぐれも怪我がないように…。
こんばんはです
prophet号が登場ですね、あんあん!
(↑なんだこいつ?)
画像・・カメラは詳しくないのですが、なんとなくいつもの
Icofitさんの画像よりも全体的に白っぽい?ような気がします
>全く同じタイプのAM車を2台持ち
>いいのかなあ。今の体制で
AMや FR、XC系問わずに何かデュアルサスな MTBも欲しくて
前三角 (sadaさんに「四角でしょ?」と突っ込まれそうですが)に
ボトルケージを 2コ装着をしたいのが近年の懸念事項なのですが
「Super Vの汎用リアユニット搭載後期型をゲットすればイイぢゃん!」
なんて不埒なコトを、おぼろげにニヨニヨと想像をしている私には
ちょー耳が痛くて?ドキドキグサリ!なキビシー御言葉でした(泣
赤が好きさん。こんばんは。
最近、なんかProphet号好き好きなんですが、Rize号登場で若干オブジェ気味でした。
> 白っぽい
そうですよね? 私も最初の2枚を見てそんな感じがしました。
低感度での撮影にとても弱いカメラなので、私が走る時間はほぼオートフラッシュなんですが、その割にはくっきりしていなくて。
> ボトルケージを 2コ
ですよねー。となるとやっぱりSuper Vでないと!
サイズで引っかかりそうですが…。
最近、なんか某オクのSuper Vの価格が高いですね。
> http://www.sekaimon.com/i300407456814
今、私はこれが欲しくて狂い死にしそうです…。
Rize号を売ってこれに…とか。
Prophet号のMサイズ、乗ってみたいんですよ。
リアサスの感触がヘンなのは、もしかしたらフレームサイズによるのでは、とか勝手に思っています。
こんばんは。
今日は奥多摩金比羅尾根に行ってきました。
先日の湯久保尾根はほとんど下りだったのでEnduro号最高!だったのですが、ちょっとした登り返しが多いのでChase号のほうがよかったみたいでした。
でも富士見Bコースみたいな段差もあるのでチョイスが難しいですね。
軽く走れてサスのふところも深い究極・至高のAM車に出会うまでは色々と試行錯誤が必要ですね。
(私の場合しばらくは今の2台体制でいくしかないのですが・・・)
Tさん。こんにちは。
金比羅尾根、行ってきたんですね!
確かにあそこはBコースみたいな場所、あります。私は2回しか行ったことがないんですが、2回とも前転しました(苦笑。
今度またいっしょに行きましょう。たぶんこの右肩は完全には治らないので、大げさですけどプロテクターで対処しようかと。
> 至高のAM車
おお。そんな表現もありますか!(笑
私は結局140mmクラスがいいのかなあ、と感じていたりして、Turner 5 Spotが気になっています。
確実にProphet号よりは重くなりそうですが…。
あるいは、Rize以上Judge以下をまとめて、160mmクラスに置き換えるとか。
やっぱり6台は多い…。
こんばんはです
Link先のモノを見させて (魅させて?w) 頂きました
このカラーで MAXXISシグネイチャー系がありましたっけ?
あの Prophet号に「はぁはぁ・・」していた記憶があります
>もしかしたらフレームサイズによるのでは
Mサイズと Lサイズの、どちらでも選択が可能な際には
悩ましいですね、たしか竹谷 Proは Mサイズに 110mmの
ステムから Lサイズに 90mmステムへ乗り換えられました
下りの安定感と重心位置の適切化を求められてでしたっけ
(私も XLサイズに短かめステムがベストですが股下ががががg)
頑固で個性的な系統ですが Icofitさんが “My 1st MTB” として
惚れられた Prophet号なのですから熟考の価値はあるかもです
赤が好きさん。こんばんは。
> 竹谷 Proは Mサイズに 110mmの
> ステムから Lサイズに 90mmステムへ乗り換え
> 下りの安定感と重心位置の適切化を求められて
なるほど! そのような実例もあるんですね! これは参考になります。
どこのサイト情報か忘れましたが、
「サイズといっても、スイングアームは同じで前三角の大きさで調整しているのがほとんど」
という記述を見て、「ひっかかる-突然動く-引っかかる-最後の20%を使い切れない」なProphetのリアもそれが関係しているのでは、と思いました。
安達Proが4Xコースを走っているときはきちんと100%使い切っていたのですが、なかなかそうなりません。
でも、竹谷Proの話を伺って、なるほど、そういう観点からもMサイズってありかも、と思いました。
MサイズのJekyll号はすっ飛ぶような走りでは、私が所持したMTBの中ではダントツでしたので。
フレームだけっていうのも出ているので(MXも出てますね)、ちょっと考えます。
> XLサイズに短かめステムがベストですが股下ががががg
いや。あのサドルの突き出しを考えれば(あれでLですよね?)、XLで股下OKのような気が…。